2017年4月26日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号、昨日の続きです。

夢喰いメリー』、ほんと、息をつかせないですね。エルダー、ジェイス編、完結! 過去を思い出したメリーと夢路は一時は追い詰められ苦しい戦いを余儀なくされながらも、確実にエルダー、ジェイスを圧倒していくというのですが、その過程における夢路の熱さったらなかったですね。これまで戦った夢魔たちの武器、特技を借りて戦う様は、もはや定番の展開ではあるのですが、やっぱりわくわくさせられて、エルダーを倒そうというラッシュったらかっこいいのなんのって。そしてメリーはというと、その手に現れた門番の鍵。ああ、エルダーもジェイスもこんなやつではなかったのか。記憶にあるかつての彼らのあり方を語りながら送り返す、その様子を見て、そうか、彼らの好戦的なあり方、それは洗脳ないしが行われた結果なのか……!? 穏かさを取り戻したエルダーとの対話には和解を感じさせて、ほっとしたその瞬間にこの展開を持ってくる。ああ、本当に息をつかせません。しかし、この展開、おそらく白儀との関係を動かす、そのきっかけになると思うのだけど、はてさて、どうなりますでしょうか。きっと予想を超えてくるんだろうなあ。

『放課後のアルケミスト』、料理探求部、風紀委員会に踏み込まれましたよ。なるほど、風紀委員会に部を強制解体する権限が与えられていると。そして部活側には抗弁の手段が与えられていると。通称サバイブ戦。これ、学校あげてのちょっとしたイベントになるんですね。しかし、これ、おかしい。まずこれ料理対決。なるほど、武闘派の通称粛清委員会とまともにやりあって勝てるわけがない。実際、腕力におぼえありの山田も対策済みだったわけで、これ正面衝突したらどうなるんだ? そう思ってたら、まさかの変則ルール。やるなあ、ハルさん。でも山田がしくじって、あら、アドバンテージなくなっちゃったじゃん。なにがおかしいって料理のレベルの低さですよね。料理が酷ければ審査も酷くて、というか、勝負のいかんで部が取り潰されるというのに、山田、さっぱりわかってない! しかし相手の料理の腕を見るに、これ、料理探求部、有利なんじゃない? そんなこと思ってたら、ほんと酷い、全然正攻法じゃない。いやあ、料理対決で相手の試食拒否を狙って勝つとか、そんなん見たことない。ともあれ、これ、風紀委員会の好感度は上がりそうなイベントですよね。

『鬼が出るか蛇が出るか』、優、目覚めてしまいましたね。なるほどネズミの妖怪なのね。でもって鈴の優に向けていた感情が、愛情なのか捕食対象に対するものなのか、そのあたりがあいまいとなってきて、でもほんと、食べようとしたわけでなくただ口に入れただけという鈴の弁明、婆様じゃないけど、いやあ通らんよ。対して優はというと、腹くくってますよね。それこそ飲まれかけたというのに、なお鈴に向きあおうというんですなあ。優のまわりの女の子らも、一緒に腹くくって、村を支配している年長者と対立する道を選ぶ。ええ、この新しい価値観でもって村を、自分たちの場を変えていこうとする様子はとてもいい。しかし優の能力。ネズミを使役できるというの、やりようによってはかなり状況を優位に運べますよね。諜報に使える。囚われていた牢だって、ネズミ使えば破れたじゃん。さらに病原菌をバラまいたりもできる。応用力あるいい能力ですなあ。

『45分間の魔法使い』。面白いですよ。学校にタヌキが出没。慣れない千尋は半分パニックだけど、島の子らは慣れてるんだなあ。とはいえタヌキは懐かない。そんなタヌキを山へ帰してやりたい、というのだけど、熊畑先生は敗退、繊月先生はまったく駄目で、なので生徒たちでなんとかしようというその過程で魔法が活躍。火で追い払おうとしても逃げない、その様子から、もしや理由があるのでは? 風で茂みの中の仲間を見つけて、そして弱ってるその子のために水を与えてあげて、と、そうしたらすっかり打ち解けてくれてという展開、楽しかった。でも熊畑先生には全然打ち解けてなくて、ラストに再戦、また頭突きっていう、これがまたナイスでしたね。

2017年4月25日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号、昨日の続きです。

ゆるキャン△』、これまた面白い構成でありますよ。冬休みに入って野クルの皆、バイト三昧です。なでしこは郵便配達。局に戻って内勤の恵那とちょっと話しして、今回、面と向かって話してるの、ここだけですよね。こんな仕事してる、あんな仕事してる、そうした話があると思えば、バイト代でなに買おう、あれ買おうって、そうした会話が実に楽しい。そしてここからですよ。ああ、今やスマートフォン、SNSでいいのかい? LINE? そいつでもって離れていても、自分のことをしていても、合間合間に連絡とりあって、ああ、ほんとこの感覚! これまでもこうした見せ方はあったわけですけど、今回はさらに発展させてきたという感触あって、面白かった。ただの会話なのに、それぞれの状況や心象? それが会話の背景に描かれることで、ただの会話にならないんだよ。すごいわ。それぞれの休み、それぞれの仕事の情景に、それぞれの個性、人柄、にじみ出るところがまたいい。そしてリン、磐田行きが決定。おお、ワンコ寺参り。やってましたね! そうだよ、なんか懐かしいな!

『はるかなレシーブ』。ヨウナ、カンナ組、すっかりようかんになってしまってるんですね。皆がビーチで練習に勤しむ中、ひとりあかりは別行動していて、あれれ、深い溜息ついてますよ。海辺に佇んで、いったいこの子、なにを思い悩んでいるというのか。ああ、本戦出場枠、これまでは2枠あったのが今年は1枠しかないんだ! となると、エクレア、はるかな、どちらか脱落することになる。部がバラバラになるんじゃないか、あかり心配しちゃってるんですね。でもこの心配、部のことが、部の皆が好きなんだってあかりの気持ちをよくよく物語ってますよね。そんなあかりの、はるかな、エクレアに向けたメッセージ、ゆうなの花をあしらったシュシュ。バラバラになって欲しくないという言葉に、心配しすぎだといいながら、皆でよりそって、親交を深めるその様。ああ、この子たち、とてもいいですね。

『なでしこドレミソラ』。あわゆきさん来訪にフリーズしてしまう美弥、よっぽどの衝撃だったんですね。この硬直を解いたのが、あわゆきさんのお土産、たい焼きっていうのがおかしくて、しかも大量! この人もなかなかにマイペースでありますね。あわゆきさんと握手して、すぐに手をひいてしまった美弥。この瞬間によぎった気持ち、これ、そうかあ、ただ照れたのでも、ましてや手汗のせいでもなかったんだね。この子のこうした気持ちの瑞々しさはまぶしいくらいで、そして差向いでの三味線の稽古。ああ、ほころぶ椿の花の、その印象が、ふたりの奏でる音を視覚に鮮烈に訴えて、部室に咲き誇る椿の花々。会話の果てに心も通じ、響く、その様も美しく素晴しかったです。

『こじらせ BOY meets GIRL!』、亨が順調にこじらせてますね。小犬のようにまつわりついてくる春日姉のこと、ずっと男の子だと思ってしまってた。その、かつがれたという気持ちが災いして、柚貴に対して素直になれない。嫌いじゃないんだ。ただどうしたらいいかわからないって、ええ、ほんと、亨さん、難しいのねえ。そんな亨が思い出した、柚貴が一度泣いた時のこと。そしてその記憶は翌日、他ならぬ柚貴の手によって回収されて、おお、脇腹に残る傷。許されはしたけれど、柚貴は自分のこと許せてないんだなあ。しかしそれで柚貴さん、私を殴れ! って、君、本当にすっきり、さっぱりしとるな! ええ、殴るのはちょっとアレだけど、亨ん、そんな柚貴に免じて態度やわらげていこうぜ。ええ、君ら、きっといい友達になれるって。そう思わせてくれるものありましたよ。

2017年4月24日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号、発売されました。表紙は『ゆるキャン△』、なでしことリンでありますね。ふたりでキャンプ。なでしこが飲み物、コーヒーなのかな? なんなのかな? ステンのコップに入れて持ってきてくれてましてね、手前のリンはといいますと、ほらあれですよ、焼いて柔らかくなったマシュマロをクッキー? ビスケット? で挟んだやつ、食べてるの。キャンプでちょっとおいしいひととき、吐く息も白くて寒そうではあるのだけど、寒さよりもほっとさせる、そんな感触の方がずっと強いんですよね。

『あんハピ♪』、体育祭、閉会ですね。前回、事故にまきこまれかけたぼたん。椿の活躍によって難を逃れたわけですが、そうか、ビンゴを完成できなかったか。棄権一組。よってはなこ、レン組は160位のブービー賞。ああ、残念だったね、そう思ったら、ああー、ここで前回のチモシーのアレが効いてくるのか! これでぎりぎり逆転とかになるのかな? そう思ったら、ああー、すっかり忘れてた。3倍ルールか! 大会終了後に明かされる、ぼたんが免除シールを使わなかったこと。ああ、ビンゴシートを手元に残したかったんだ。このひとり噛み締める達成感、ちょっと泣けるものありますね。そして椿も、この子にとってもいい体育祭になったようで、勝ち負け、ゴール、そうしたものとは別のところに得たものがあったという、この見せ方、とてもよかったですよ。しかし椿、まだ表には出られないみたいですね。ということは、まだまだこの子の物語、一段落までいろいろありそうでありますね。

『サクラクエスト』、これは特別掲載なんですね。あくまでも漫画は描き下ろしにての刊行で、けれどどういうものかわからないと買いにくかろう? といった具合でしょうか、アニメの第1話相当分が掲載されているんですね。アニメは見てますよ。なのでこの漫画がシナリオに極めて忠実であるということ、よくわかります。ただアニメだとさらっと描けるものが漫画だと尺をとってしまう。そういうのはうまいこと省略して、漫画としてのテンポを整えてあって、なるほどメディアの特性というのを実感させられました。しかしこの省略のおかげで、アニメだと理不尽で横暴で勝手でちょっと鬱陶しかった会長の印象が若干緩和されていて、いや、どうなのかな? アニメで先に見た分、慣れてしまってたのかも知れませんけどね。ともあれ、会長まわりは読みやすく、受け入れやすく感じたんですよ。

『春風ブライトネス』、ゲストです。写真ものですね。高校生春の写真コンテストに応募するための写真を撮ろうとしている慧美。しかしどうにもよい写真が撮れなくて、なにか足りない、けどその足りないものがわからない。問題は、その足りないと思ってるもの、自分が思ってるのではなく、そう指摘されたというところなのだろうなあ。自分で足りてる足りてないがわからない。そして指摘してくれた人は具体的な説明をしてくれなくって。今も友人の奈津子が手伝うとはげましてくれてはいるのだけど、感覚の人奈津子の言葉は理屈の人慧美には届かない。けど、これ、最終的にちゃんと慧美にもわかるんですね。いわば原点に立ち戻って、そして掴めた。そのこれというものを掴めるまでの紆余曲折。悩んだり迷ったり焦ったりという感情はよくわかる。そうした状態を脱するには、ただただ愚直に向き合って、行動するしかないのかもなんて思わされて、そして少しの踏み込みも。こうした展開、悪くなかったですよ。

『趣味ですが何か?』、ゲストです。四コマ漫画。パートの面接にやってきたのはフリフリドレスのお嬢さん、藤見きらら。面接を任された平山はきららのあまりに場違いな様子に絶句して、この人を採用していいのだろうか。迷って、迷って、けどこの人の迷ってたもろもろ全部、社長の一言で無駄になっちまいましたね。きららのフリフリ、これちゃんと理由があったんですね。とはいうものの常識にとらわれなさすぎるのは困りもので、かと思ったら平山さん、この人もキレるの早すぎるよ! ほんと、仕事は普通、それならそれでいいじゃん! いわゆるキレ芸ってやつなんでしょうか。四コマの様式で描かれた職場コントでありますね。

2017年4月23日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号、昨日の続きです。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。ヒメの学校での様子。面白かったですよ。そうか、家業を手伝ってること、皆は知らないんだ。水着忘れた、取りには帰れない、それで家に電話をしたい。その過程でやたら特別扱いされてるヒメがおかしくって、職員室では大事な業務連絡なんだろ? 先生がどんどん背を押してくれて、電話したら電話したで、若林に水着のこと話すのは恥ずかしい。それで社長呼び出し。一緒にいた友達がやたら困惑してるのが本当に面白かった。そして若林さんが水着持ってきてくれて、執事? 彼氏? 婚約者!? 混乱する教室とかね! そしてラストの怒っちゃうヒメまで、この子のいろんな表情、言動見られて、大変楽しいエピソードでした。

『お役所忍務のススメ』。へー、甲伊賀のお祭り、新月の夜にやるんだ。そういったこだわり、またいろいろ工夫された食べ物もね、力いれてるなあ、楽しそう! ただ忍者で有名だからというだけでやってるんじゃないですよ。忍者に関しては手を抜きませんから。そうした意気込みがひしひしと感じられて実にいいですよ。そしてしのぶ。おお、10年皆勤なのか。でも今年は祭を楽しむ側ではない。とはいっても、10年目の記念景品がふいになるの、ちょっと残念だなあ。しのぶの友達の勘違い、しのぶが忍者課に入ったっていうの、まさかのコスプレ認定! 今回もといったらいいでしょうか、先輩の言葉、とてもよかったですね。仕事をちゃんと伝えていきたい。ああ、この仕事に誇りと愛情持ってるんだなあ、そう感じさせてくれるもので、そしてしのぶがしっかり共鳴するんですね。ほんと素直でいい子だわ。そんなしのぶの成長、ずっと見てたいって思わされますね。

『まちがいだらけの恋愛道場』。おおう、芝ちゃんも若いといったらいいのかのう。仕事での出会い、オタク趣味に理解がある、というか本人がオタクという好条件の物件をですね、ものにできる!? いいところまでいったというのに、うかうかと手放してしまうってえ話ですよ。そのお相手、結構な好青年。見た目も悪くない。いや、芝ちゃんからしたらなんか立体的ってなレベルにとどまってるんだけど、というか、芝ちゃん、ヤバいな……。趣味に理解があり、強く干渉してくるところもない。この青年が好条件たりえたのは、ジャンルが違っていたためか!? いや、ほんと、そのとおりでした……。同ジャンル解釈違いで衝突、論争、喧嘩別れ! って、そこまでいくもんですかい!? いやいや、腐女子界隈においては受け攻めの解釈違いで絶交にいたるまでの諍いしたり云々って話は聞いてます。でも芝ちゃんもいい大人よ? 相手の男もそうよ? それこそこれって、解釈違いがあったとしても、拙者はこれこれこのように読み解いてござったが、なるほどそうした解釈もござったか。いやはや、奥が深うございますなァ! ってな具合になるじゃん、普通! でもそうやってすますことができなかったんだなあ。これ、不自由と思えばいいのか、頑なと思えばいいのか。ほんと芝ちゃんは若いなあ。みたいなことをいって芝ちゃんを理解しない自分はすでに情熱を失ってしまったのかも知れませんね。

メェ〜探偵フワロ』。のっけからフワロ氏が危ない。前回のリスのお嬢さん、リズにすっかり骨抜きにされたんですなあ。さて、そうした導入から男友達の話に移行するの、すごいですね。ものすごい切り替えなのに、自然にスムーズな移行だ。そして今回のメインはラウール。いや、もう、あのラウールがショック受けるのよ。友達だと思ってたフワロ氏にコバーン少年、ふたりともに邪険にされて、え? 俺、友達いないの? アーサーにも視線そらされて、ああ、あの落ち込んだラウール。ものすごい珍しいもの見た思いがします。アーサーの友達、というか公民館のサークル仲間。皆で黙々と模型づくりにいそしむ、あの感じすごい! 最低限の会話しかしないのに、いや、これ、仲いいよね。わかるわ。このバランスをさらりと表現してるこの漫画、すごいわ。そしてアーサーたちの交流、そのスタイルを理解できないラウール。そんなラウールにアーサーの言葉がズドンといきましたね。あの虚をつかれたラウール。これもきましたよ。読んでる私にドスンときましたよ。でもって、ラストね。ええ、ラウール、よかったじゃん、友達いて。ねえ、よかったですよねえ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第26巻第6号(2017年6月号)

2017年4月22日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、旅のおともに4コマまんが、ということで、リコも旅の途上でありますね。皮のトランクに腰掛けたリコ。ジャケット、ジーンズ、ラフなスタイル。これがまた素敵で、いやあハンサムなお嬢さんでありますね。『可愛い上司を困らせたい』はめぐみと青木、ふたり旅。ガイドブックにチェックいれてるめぐみの後ろから荷物しこたま持った青木がついてきています。そして『君のパンツに一目惚れ』、小桜さんが旅のしおりさしこんだ大きなかばん持って、これは修学旅行かな? といった具合。かばんについたクマのマスコット? ええ、クマパンですか? いや、パンツじゃないですけどね!

『課長と私のおかず道』。すごい、すごいよ。保志君、課長をあんなに動揺させるなんて! いやね、ダイエットしてるっていうんです。2kg増やしてしまったのをご飯減らして対応してるっていったら、かつてなかったほどに課長が動揺。ご飯に命かけてるだけはあるなあ! 保志の聞く皆の太らない秘訣。これ面白かったですね。蓮見さんは妄想ダイエット、というけど、これ我慢だなあ。自制ですよ。そして課長はというと、おお計算と運動でコントロールしてる。さすがの自制の人だなあ。そして無理なダイエットしてしまった保志だけど、そんな保志は見たくない、いやむしろおかず道をやめられてはつまらない。ああ、課長、それを保志君にいってあげてくださいよ! 肝心なところで腰がひけてますよ、課長! 保志も太った理由、ちゃんとわかってよかった。ええ、これで課長とおかず道、ますます追求できますね。

『ローカル女子の遠吠え』、浜松編です! りん子と雲春が仕事で浜松にいったところ、浜松まつりが近づいて浮き足だっている浜松市民。そうか、提灯はマストアイテムか。祭りに参加できないとか一大事でありますか。いつだってクールなりん子とやる気のあるかどうかよくわからん雲春、このふたりと浜松っ子、いやさハマっ子小畑との温度差、かなりきてましたね。そして他にもある温度差。対山梨と対神奈川、ここに厳然と存在する温度差。家康愛と井伊家への思い入れ、ここにもかなりの温度差があって、いやもうおかしいおかしい。譲れないライン、というか、富士山、家康の特別視が他を圧倒してるんでしょうなあ。そして山肌にばかでかい茶の文字。あ、これ茶畑なの? とか思ったら、まさかのヒノキ。あの雲春氏のつっこみ、まさに自分の思ったことを代弁してくれて、最高に面白かったです。

『できれば俺が腕枕』、ゲストです。おお、恋人ものですね。先輩の木曽、後輩の國枝。ふたりはつきあってるのだけど、この國枝さん、一日12時間ほど寝ないと使いものにはならないのだそう。対して木曽はむしろ不眠気味。なんとも極端なふたりですよ。しかし、一緒にお昼食べてる時、スパゲッティをね、くるくるってやってるの見てうとうとしはじめるとか、ああ、これは大変だ。一緒に映画を見ても、途中で寝る國枝。結局ひとりで見ることになる木曽。でも、そうして國枝が寝てしまっても、掃除に洗濯、しっかりきっちりやってくれる木曽はいい男だと思います。さて、こんな國枝も明日からは社会人。しかも木曽が研修指導を受け持つこととなって、さあこのふたりどうなるか。勤務中には寝てくれるなよ、そうはいうけど、國枝、絶対寝ますよね。

『お届けします。』、面白かったですよ。趣味で魔法少女のコスプレしちゃう田中ミサキ、28歳。一応まともな社会人って、一応って断らないといけない感じの人なんですかい!? 町のおもちゃ屋さんの通販事業部勤務のミサキ。社長の娘のなっちゃんとのやりとりも面白くって、キッズアニメに加えた批評、そこになっちゃんが厳しくつっこむ。これ、いい関係だなあ。そして明日までに届けてほしいとの、ちょっと厳しい注文。今日発送したらギリギリいけるかな? と思ったら、おお、これまさに今の事情だ。宅配便の送料値上げを見越した駆け込み需要。それが物流を圧迫してる。そこでミサキが頑張るのがよかったなって。本来なら、こういう特別はよくないのかも知れないけど、思い立ったら動かずにはおられない。コスプレしてること忘れて自転車とばして、そしてお客さんのお家についたら、お母さんがまさに世代だった。プリティモモコ……。これ、いい展開だったなあ。お嬢さんも喜んでくれて、そしてあの落ち。お客さん、おもちゃを楽しんでるって、そのしあわせそうな様を思い描いてるミサキ、それもまたよかったです。

  • 『まんがタイムスペシャル』第26巻第6号(2017年6月号)

2017年4月21日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、昨日の続きです。

『のけもの少女同盟』は霞が風邪。庭で乾布摩擦が原因ではないか。というか室内でやろう。学校を休んでいるので皆で見舞いにいこうという、もも先生もいうとおり定番イベントであります。でもほんと酷い。霞の母、娘の友達を目の当たりにしてくずおれて泣く。娘は娘で、自分の部屋に友達が!? ああ、これが走馬灯……、ってそんな納得のしかたでいいのか。しかし、霞の状況、本当に大丈夫なのでしょうか。というか、その主治医の先生、大丈夫なんでしょうか。山ほどの薬。これ、この子の不調、ここにも原因があるのでは……!? いろいろ不安にさせられる描写あったりね、そしてニカのウォッカ発言とかね、今回も微妙に際どいネタがよかったです。でもやっぱり際どいの、霞ですよね。山ほどの健康グッズ。怪しいのもいっぱい。そしてアルバムには納豆の包装紙……。ペットのイグアナ、名前はお兄ちゃん。なんだかいろいろあやしい雰囲気ただよわせて、けれど健全。おかしな感触がいい味出してます。

『りかけいの女子』。学内で見かけた女の子。小学生くらい? どうもゆく先が同じみたいで、まるでつけまわしてるみたいだと焦ってる真希穂の不安、ちょっと共感してしまいました。さてこの子、椎名春、吉里さんの娘、いやいや、従妹なのだそう。春からこの大学に入ってくるというんですが、見た目は子供実際は大人? なのかと思ったら、なるほど飛び級。ちょっとした天才少女で、それだけにといったらいいものか、子供扱いされるのが嫌みたいなんですね。ちょっとの衝突、けれど真希穂の介在あって円満解決するのだけど、吉里さん、なんか新たなあかん面が開いてしまったように思えますね。そうそう、それと蛍のゲーム。あれおかしかったなあ。なんというか、そうか、買ったんだね! うん、わかる、新しいゲームはやっぱり遊びたいよね。わかるわ。

『ペンにまします神サマの』、猫屋敷さん、あやしいわ。この人のバックグラウンド。知れば知るほどただものではない、え、そういう出自なの!? なんて具合に驚かされてきたわけですが、今回もなかなかにあかんところ惜しげもなく見せてくれて、ほんと、すごいですよ。シア、すなわちマスターにもちょっとあきれられてる節があって、この人のこういう性質、これもペンの力で生み出された時に与えられたキャラクター性ってやつなのかも知れませんね。としたら、改善はできないのか? つらい、つらいね、猫屋敷さん。さて今回はここからがいろいろやばい。思い詰めた寿実がゆきついた結論。この子はいったいなにをしようというのか。あの画面いっぱいにひしめく寿実ですよ。うおお、すごいインパクト。でも、これでなにがおかしいって、猫屋敷が失言。しかもそれをアルペコフに、破壊神にばっちり聞かれてしまった。ほんと、これ、どう収集つけるんだろう。ほんと、この漫画、先が全然読めなくて、すごいですよ。

いちごの入ったソーダ水』、最高だわ。最高ですよ。まず扉が美しい。風紀委員長、美しい。しかしこの人、見た目は凛々しく、厳しい視線もクールで素敵、ってなお嬢さんなのに、中身はいろいろ残念で、月のことじっと見つめている、その視線の意味ですよ。ああ、本当に月のことが好きなんだ。きっちり制服を着てほしい。それは風紀が乱れるから、とかじゃなくて、絶対似合うのに、素敵なのにって、その一心。素敵だわ。ほんと、最高だと思います。そして今回は、おお一念通った! 目をつけられてると勘違いした月陣営、少しの間だけでも制服ちゃんと着てみたら? そしてら、うおお、素敵お嬢さんだ、月さん! こひめ、雛菊、転からは違和感ありみたいに思われてしまってますけど、風紀委員長にいたっては拝むレベル! 先生からも好評で、そして舎弟ふたりからも好評だ! って、いや、咲太郎、君はなんか違うよね。いや、しかし、月、すっかり迷迭香になじみましたよね。服装も、ずいぶん大人しくなって、いやあ、素敵お嬢さんです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)

2017年4月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、昨日の続きです。

『私を球場に連れてって!』。今回は、なんと球場に連れていきません。なるほどテレビ観戦。レオナの家に集まって、というのですが、予想外に綺麗な部屋、さらにぬいぐるみまでいて、って、これキャッツのマスコットよね? レイナとファル子が集まって、ということは今日はホワイトキャッツとファルコンズが対戦するの? でもそれって喧嘩確定コースじゃない? そう思ったら、ああ、対戦相手、それぞれ違うのか。テレビはひとつ、試合はふたつ。かくして勃発するチャンネル争い。ファル子はスマートフォンで見るということで解決なのだけれど、今はこうしていろいろ視聴の手段があるというの、いいですね。自宅観戦だと静かでいい、そう思ってたタマだけど、試合が白熱したらうるさくなったりね、そして勝ったと思って油断してたらまさかの逆転! ああ、レオナが見事に落ち込んで……。落ち込んで、もう野球なんて見ない、なんていってたレオナだけど一晩寝たら回復するんだ! ファンなんてそんなもんだっていうファル子の達観がおかしかったですよ。

『すくりぞ!』は温泉をはじめます。って、どうやって? 部室にて足湯を楽しんでいる寝子。リゾートといったら温泉だ、っていうんだけど、ビニールプール使って、お湯もはって、でもあっというまに冷める。って、そりゃそうだよ。しかしそれでも温泉をあきらめないのがすごいですね。しかも温泉の宅配を使うんだ。ビニールプール一杯分で3000円くらい。へー、意外や安い。しかしこの子らのこうして行動していくところ、面白いですね。温泉の宅配とかあるのは知ってたけど、こうして描かれてみると、なんかすごいなって思われて、しかも温泉の威力よ。巻き込まれたくなくて逃げてた先生も喜んで参加してくれた。そしてお湯が、お風呂が気持ちもやわらげてくれたのか、寝子が素直な気持ち吐露すれば、先生も自分の経験をもとにアドバイスしてくれて、このふたりのいつにない近しさ、とてもよかったと思います。心の中で先生のこと頼ってるよって答えていた寝子とかもね、ぐっときましたよ。

『夢見るプリマ・ガール!』、ナツがやる気ですね。涙流しながら河川敷を走ってる。休みがちだったのに学校にもちゃんときてるというし、いったいどうしたのか。なるほどアイドルのライブ。いつもは途中で退場してしまうけれど、次こそは最後まで楽しみたい! って、大変だな! 興奮して鼻血出して退場。オタ芸の途中で倒れて退場。興奮はしかたないとして、オタ芸は自重すればいいのでは!? ともあれ、ダンス部の影響受けて、もっとちゃんとライブも最後まで見たい、踊れるようにもなりたい、こうしたナツの前向きさ、光ってましたね。特訓につきあってくれているサフィもよかったです。一緒に走ってくれたりね、はげましてくれたりね、そうかと思ったらつっこみ役も頑張って、ああ、今回のエピソード、ちょっといい話っぽくて、それでいてどこかおかしくて、そうした味わい、ナツのキャラクターにサフィの生真面目さが作用してこそのものだなあって思わされました。そして最後にまさかの展開。ええーっ。チケット確保済みなのかと思ってたよ! ほんと、強烈な落ちでした。やられましたよ。

『お兄ちゃんって呼ばないで』。突然兄になってくれといわれた七瀬。いったいどういうことかとかりんに詰め寄るんですが、その様子を部屋の外からうかがっていたのがかりんのお母さん。いや、お母さん役の丹羽つぐみ。まさかの小学5年生。って、待って待って、くじで決めたっていうけど、どうせあのいんちきのくじなんよね? この小学5年生、母親役自体は問題なく受け入れていて、普通に買い物して、ご飯の用意して、みたいなことやってるんだけど、すごい、スーパー小学生なのかな? と思わせて、あかん、あかん、普通の子やん。ご飯、卵料理ばかりなのか。それも簡単っぽいの。こんなつぐみのこと甘やかしてくれるのがパパ。もちろんパパ役ね。これ、当然女性で、涼原マキ。この人、大人みたいですね。仕事から帰ってきた? つぐみと夫婦役演じて、演じて!? 七瀬、どれほどのものを見たというのか。ともあれ七瀬、すっかりこの異常な状況受け入れてしまってる人たちに囲まれて、抵抗するのあきらめちゃったみたいですね。ほんと、かりんの求める兄像、演じきってみせるんでしょうか。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)

2017年4月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。っと、これはココアとリゼかーっ! ココアは違和感なかったんだけど、リゼ、制服が違うだけでこんなにも印象変わっちゃうか。ココアもいつもの制服じゃないですけどね、でも大きく印象は違わない。ところがリゼはこんなにも雰囲気違えてきて、面白いものだなあ。ふたり、髪に桜の花をあしらって、手にはクリームたっぷりのカップ飲料? いつもちょっと大人びて感じられるリゼも、こういう格好すると年相応と見えて、ええ、ふたり、仲良さそうで実に魅力的です。

『こみっくがーるず』。小夢がもらったファンレター。連載が終わった。大団円の感動や喪失感、それが少女たちに手紙を書かせたのかも知れませんね。その嬉しそうな様、また手紙ははげみにもなって、若い漫画家たちが手紙をもらったこと、あるいは出したこと、語りあっている様、とてもよかったと思います。そんな中、ひとり内容の問題でファンレター話に参加できないるっきー、最高でした。そして小夢、暴走する。方向性を見失って、やるべきことから遠ざかってしまっていた小夢を翼が引き止める。ああ、これ、すごくいいシーンだった。翼の凛々しさ、方向性を取り戻した小夢のあの表情。素晴しかったです。そして先生もいい味出してます。ええ、褒めてもらえてますよ!

『TCGirls』は小柴アンの誕生会。皆で祝うというのですが、なんか不思議と威圧的。これ、皆、突貫だったんですね。前日たまたまシオンが気づいた。それで皆に協力を要請して、でも前日夜に誘われたというのに、あんなしっかりしたケーキ作ってくるニイナ、すごいな! でもってプレゼントも皆しっかりしたもの用意してくれて、まあアン相手なのでTCG関係なんですが、いや、ちょっと待って、シオンさん、それはやりすぎだ! 今回は皆で楽しくパーティして誕生日を祝って、デュエルして、そういう話なのかと思ったら、アンがTCGをはじめるにいたった経緯など語られまして、意外なアンの側面、TCGがこの子を変えて、その可能性を開かせてくれたんだ! いい話だったと思います。ゲームを、ただ遊ぶのではなく、人と人をつなぎ、自分の世界を広げる手段なんだっていうアンは輝いていたと思います。

はんどすたんど!』、素晴しいわ! 新人戦での皆の頑張りです。おお、ひなたん、なんとか踏み止まった! 初心者は初心者なりにできることを頑張ってる、そうしたことがわかる描写は実によいと思います。いちごもね、そりゃできてないよ? でもそれでも負けずくじけず頑張ってるその姿は素晴しいと思う。で、ななみですよ。ほんと、面白いわ。あの跳馬の胸打つの、いわゆるレントゲンっていわれるやつ? だめだったって帰ってきたななみに先生がアドバイスしてみたら、おお、すごい、大成功じゃん! って、成功してもなんかおかしいって、ほんと、ななみはすごいわ。絵で、せりふ? で、もう最高におかしい。笑いとまらへんもん。心配していたゆかちーも、自分の弱点克服すべくいろいろ試してる。瞑想? 居眠り? してみたり、そして謎のコンセントレーションしてみたり。それで大ヒット! おお、見事に演じきってるじゃん! これ、ほんと、制覇しちゃうんじゃないの! すごく期待させられて、ああ、そしてこれがゆかちーの自信になればいい! 皆がそれぞれに課題を克服し、それぞれの結果を出している中、ひとりこれという結果を出せてないいちご。この子のこと断然応援したくなりますね。ええ、ひなたがはげましてくれた。ええ、いちご頑張れ。次回はいちごのかっこいいところ、見られますよね。

『合体アイドル!スノウちゃん』、ゲストです。登場人物、名前を列挙してみますと、小倉杏、雨宮瑠璃、寿彩愛、日高蜜柑。ええ、姓になにか覚えがありますね! さて、ネットアイドルを扱ったこの漫画。ネットアイドルのスノウは、動画サイトで人気の女の子。ひとりでなんでもできると評判なんですが、その秘密は杏たちしか知らない。なるほど、皆で分業してるんだ。歌は好きだけど人前で歌えない杏は歌を、ちょっと気持ち悪い瑠璃はダンスと、それぞれできることをやってるんですね。さて、こうした活動も面白いなあ、そう思うのだけど、編集してそれぞれの成果をひとつにまとめられる動画ならともかく、これをライブでやることになったら? 作詞、プロデュース担当の彩愛がライブをやるって告知しちゃって、さあ大変。カメラの前では踊れる瑠璃も人前となったらそうもいかない。それに踊り担当、歌担当とふたりでやってるスノウ。それをどうやろうというのか。難しいよね、完璧にライブでやっても口パクと思われてしまいそう。その方策はいまだ立たず。なにかいい手がありますでしょうか。

『機械科乙女のマキナレポート』、ゲストです。これ、よいですね。工業高校に通う女の子三人。紗、澄子、あかねが実習やらいろいろを頑張ってる漫画なんですが、冒頭の登校中の情景に日常ものとしてのニュアンス感じさせて、そして作業服に着替えればぴりっと感触が違ってきます。作業服のこと地味だって紗がいえば、フリフリとか危ないから! うん、回転体は危険! 巻き込まれたら命に関わるよ! ってよく聞きますよね。そうした作業における危険など軽く認識させておいて、そして作業となれば皆真面目でしっかりしてるってのがとてもいいです。今回の実習では旋盤を使います。わりとゆるふわな紗。きっちりしっかりで作業大好き、ついつい量産しちゃう澄子に、いわばつっこみ役でスタンダード、「普通」のポジションにいるあかね。準備から作業、そして計測にいたって、誤差0.05に精度の甘さを感じるんだ! でもって、ゆるふわと思われた紗が誤差なしで出してきて、おお、これは天然? 奇跡? 天才? 納得いかないっていってるあかねの気持ち、ちょっとわかる気がします。普段の会話も機械加工の話がメインだったりするこの子らの日常。ちょっとかっこいい。なにかわくわくさせられる。そうした魅力を確かに感じましたよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)

2017年4月18日火曜日

『まんがタイムファミリー』2017年6月号

『まんがタイムファミリー』2017年6月号、昨日の続きです。

『かなみ育成中!』。さきの母の出産時、突然の破水に取り乱すさきとは違い、的確に行動したかなみでありますよ。いやもう、これ、職業の適性を感じさせますね。いずれ弟たちも自立して、かなみの、姉の手から離れていくわけでね、それもそう遠くないうちに離れていくわけでね、そんな時にかなみもちゃんと自立できてないといけない。今回ははからずも、かなみの将来なんてのが語られて、保育士? 助産師? 頑張って産婦人科医、あるいは小学校教諭と、かなみ向けっぽい職業が列挙されて、さあかなみの、そしてさきの選択は? いや、まだ未定ですよね。そして恋愛についてのさき母の意見。青春だなんだ、ええ、人生の先輩としていい意見をくれたんじゃないかと思います。それでかなみ、綾瀬君に接近。さあ、どうなる!? これ、本当に続いていくんすかね。

『牧場OL』。なんか野花がデブだなんだとひどいいわれようですが、いや、これ、スアンさんが小さいだけじゃないの? 落ち込んだ野花が悩みを打ち明けるのが姫。でもって、舞い込んできた牧羊犬コンテストに姫を出そう。状況わかってない鷲巣さんが混乱してるのがおかしかったです。そして姫。ほんと、マイペース。魚肉ソーセージ食べてる時の顔がいいですよね。そして牧羊犬コンテスト本番ですよ。って、駄目じゃん! 元々牧羊犬だったコーギー、とかいってもちゃんとその訓練してなかったらそりゃ駄目よ。ちゃんと羊を追える犬は皆無で、ほんと、なんでこんなの企画したの! そして我らが姫が勝者となるまさかの展開。ああ、ぐだぐだの果ての勝利。でもなんか楽しそうですよね。

『レオタードって恥ずかしくないですか?』。ステージを終えてりなも自信がついたかな? いやいや、なかなか思うようにはいかんようですね。反対にちかは元気元気で、ちょっと調子にのっちゃってる。でもそんなちかが可愛いですね。思うようにいかないのは部長も同じで、期待していた入部希望者がからっきしで、ああ、気力なくしちゃった。りなと部長のポカーン、実にいい表情でした。今回は部長が主役でしたね。後半、男子バスケ部に部長の好きな人がいるというのバラされちゃったかと思えば、その男子の前でカチカチに固まったり照れ笑いしちゃったり、クールで美人の部長がですよ、そうした様子見られちゃって、後輩からもからかわれちゃって、ええ、実に可愛らしい。しかもそれで怒って腕立て伏せやらせるという、その怒った様子も素敵。部長のいい表情、たくさんでよかったです。

『かしこみかしこみ』、商店街主催の子どもの日フェス。目玉は南天チャレンジ。ツキノワグマの南天とすもうをとろう、というのだけど、子供たち尻込みしちゃってって、そんなのあたりまえだよ! 大人だって怖いよ! そんな南天が師匠と仰いでいる相手がムクとわかって潮目が変わるのおかしかったですね。実は南天弱いんじゃないか? いやいや、あっさり吊り出しで負けちゃって、じゃあ3人がかりだ! それもあっさり吊り出されちゃってという、この展開。最高じゃないですか。十人がかりでも勝てない。どうやっても勝てない。山椒に相談してみて、それで計略でもってなんとか勝つんですけど、騙されてもそれを苦にしない。むしろ見事な作戦、感服したと褒めてくれる。ああ、南天、こら子供たちにも好かれるわ。ほんと、ムク、山椒も南天も、そのフレンドリーさが最高です。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第6号(2017年6月号)

2017年4月17日月曜日

『まんがタイムファミリー』2017年6月号

『まんがタイムファミリー』2017年6月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』、チエちゃんが新聞紙でつくった兜かぶって、柏餅食べてます。ええ、こどもの日、端午の節句でありますね。あのセーラー服でちんまり座ってお茶してるチエちゃんの様子は、ちょっとお婆ちゃんぽくって、この子らしい魅力にあふれてますね。他に『軍神ちゃんとよばないで』、鎧兜着込んでちんまり座ってる虎千代、これも端午の節句でありますよね。『牧場OL』スアンさんは手に小さなこいのぼり! ああ、この屈託ない笑顔、実に素敵でありますよ。

『おしかけツインテール』。花梨さん、新境地ですね。雨続き、梅雨の季節。せっかくの土日が雨でつぶれて、さあどうしよう。そんな彼女にマスター・ゴロゴロが雨の日の心得を伝授する! まあ、俊郎なんですが。いつもダラダラゴロゴロしてる俊郎が、花梨をゴロゴロの沼に引き込んで、これ自分のゴロゴロを正当化しようという腹であります。しかし面白かった。まず第一に着替えない。パジャマにどてら。家事も最小限に減らして、そして布団でゴロゴロ。あの完璧な布団のセッティングっていうの、面白かったですよ。ついついスナック菓子に手がのびる。遠くのものを取るの億劫がって孫の手も用意済み。花梨、ちょっと堕落の楽しみを知ってしまいましたね。花梨はしっかりした子で、けれどそれがあんまりにもいきすぎてたから、こうやって息を抜いたりダラけたりする様子見ると、逆になんだか安心できますよね。ええ、花梨にとってのいい一日だったと思いますよ。

『妹のおシゴトは時給2000円』。ミエ子、貯金残高が6桁になったそうです。10万円超えたかあ。それもこれも友達と遊びにいってないからだ! 焦ってるわけですが、いや、見栄張りミエ子さん。見栄、はったりのためにお金浪費するの、よろしくない傾向よ。今回も、友達と遊びまくるのはいいとして、金ならある、なんでも奢るとか、よろしくない! よろしくないですよ! さて金に汚なく、歪んだ価値観のミエ子。そんなミエ子が熱出して弱気になってた只野のこと励ました。いったんは突き放した、そう見せて、金が絡まなくても心配する心くらいあるんだからな! ああ、いい子ですよ。いつになく言動のおかしかった只野のこと、家族みなで思いやって、看病して、そしてもしかしたら只野の過去には、なにか悲しいことがあったのではないか。ええ、ミエ子、只野という人に踏み込みかけてきてますね。そして恋人と勘違いされているという話。ああ、これ、いずれ勘違いじゃなくなるんでしょう? え? そういう予定はない? どうなんでしょうね。なんか、そうなるんじゃないかって思うんだけどなあ。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。家電メーカー勤務の智枝が寮の自室に帰ったら、そこに謎の女の子がいたというんですね。ロボット掃除機に乗った女の子。名前はappVC-zero、通称アプリというのだけど、いったいこの奇妙な女の子、なにものなのか。最初、掃除機のつくも神とかそういうの思ったんですね。それこそ智枝にだけ見えるとかね、そういうのかと。けれど違いました。なんと、立体映像なのか。あくまでも本体は掃除機で、対話している相手はAI。そしてなぜこの掃除機が突然智枝の部屋に現れたのかというと、隣室の宮原透、開発部勤務の彼女が智枝をモニターとして採用。合鍵を借り、掃除機を置いていったというんですね。この女の子の姿、智枝の好みを反映したものなのか。しかしこの掃除機、電力をやたら食う。ブレーカーが落ちる、って、寮とかでブレーカー落とすと、智枝の部屋にとどまらず全室停電したりするんじゃないの? ねえ、これ、アンペアあげてもらいましょう!

『役職名はお嫁さん』。陽大が昼休みになにか書類を作ってる。仕事か? と思ったら、違った! 自宅にグリーンカーテン導入するための企画書なんだ! もうすっかり美如のやり方に染まってしまってますね。グリーンカーテン導入はめでたく承認されました。それからの展開、どうしても関わらずにはおられない様子の美如がおかしい。本人はさりげなくアドバイスしてるつもりだけど、めちゃくちゃ不自然にダイレクトなのがね、もう最高でした。そして今回は隣室の住人、小説家の彼がゴーヤに話しかけている陽大のこと、どんどん誤解していっちゃってるっていうのがおかしくて、オーソドックスというかあるあるなんですけど、その誤解が陽大本人とはかけはなれたものですからね、いい感じでした。また小説家氏、エレベーターで陽大と遭遇したとき、平身低頭謝ってくれて、ああいい人だ。ちょっと弱気そうだけど、いい人そうだ。この漫画、嫌な人、悪い人っていませんけどね。この小説家氏も今後、陽大、美如に拘ってくるんでしょうか。だとしたら面白さ、広がりそうですね。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第6号(2017年6月号)

2017年4月16日日曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号、昨日の続きです。

『お願い!ロイヤルニート』。桜花が針のむしろであります。前回、ついつい大げさにいってしまったことが災いして、妥当久遠寺ののろしが上がらんという状況に置かれしまってさあ大変。けど、勝負に勝つにはまず敵を知らないといけない。ほたるがやる気出してますよね。聞き込みして資料にまとめて、さらにスイが花凛の学内での様子を盗み撮り。しかしなにが面白いって、これで花凛の株があがって、桜花にさらなる逆風が吹くっていうね。ここから仲良くしていったらいいんじゃない? って、花凛は最初から仲良くする気満々ですよね。いや、ちょっとヤバいレベルでしたけど。しかし今回、一番面白かったの、桜花ロイドの顛末かも知れません。将棋をはじめたんだ! しかも強いんだ! 将棋一本に打ち込んでいくんだ! まさかの引きこもり宣言。ああ、桜花の桜花らしさはロイドになっても健在なのでありますね。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』は対ドラゴン戦であります。戦いの最中、ライアがパーティを組まない理由が語られて、あー、パーティメンバーに足を引っぱられたくないのね。のっけからキャロ死亡。うん、安定してますね。けれど最終的には皆一緒になって戦って、最初は馬鹿にされてたキャロも投薬で活躍。そしてライアも盾になってくれて、けど最後までわかりあえないままだったのかな? ライア、山小屋でいろいろ話してくれたこと、私うそつきなんで、なんていって嘘にしちゃってますけど、実は本当がまじってたりするんじゃないかなあ。なかなかその素顔、実際のところをつかませてくれないキャラでした。それに、最後にMPKでしょう。強烈な去り際! ほんと、次に会うことがあったら、どんな再会になるんでしょう。こんな味わい深いキャラが今回かぎりってことないと思うんですよね。

『広がる地図とホウキ星』は実技試験です。公園にいって「魔法を使った作品」の作成、提出を求められる。これがですね、リンの荷物に猫のミミがまぎれてついてきたりね、しかもこのミミがしっかり役にたったりね、ちょっとしたところにも手がかかってる、意識が通ってる、そんな感触あって実によかったです。妖精との遭遇からの展開。ちょっとしたピンチを、いや、これ結構なピンチじゃない!? ともあれ、皆で力をあわせてこの危機を乗り越える。またその危機も、危機また危機で、ひとつの問題を解決したら次の危機が! で、うまくかいくぐったと思ったら、それも失敗。さあどうする? どうなる? と、ここで君が介入してくるのかー! そこから大団円までの穏やか、落ち着いた感触がまたいい。盛り上がりの後に静かに交流を深める、そうしたところにね、この漫画の暖かみ、近しく感じさせる親しさがあふれているって思ったんですね。

ラストピア』、リッタのこれまでの頑張りが活かされていますよ。島を紹介するために取材にきましたよ。いつかの記者さんですね。先輩のカメラマン連れてきてくれて、それでリッタの地図見て島をまわってくれて、ああ、島のことを知ってもらう試み、広がっていってるじゃありませんか。よかった、頑張ってよかったね。そう思いながら、しみじみ彼女らの取材の様子をちょっと嬉しく眺めてみれば、そこにこの島にただよう不穏な空気、それも再確認されることとなって、ああ、いろいろある悪い噂。皆はそれをポジティブに、よいように解釈してくれたわけだけれど、そしてそれが嬉しかったのだけど、でも……、もしかしたら……、という不安が残る。よさ、優しさ、暖かみは、その対照となる影があるからこそ際立つのかも知れません。また逆にしあわせな今にいつか影が落ちるのではないか、逆方向にも働いて、それだけにまた今のしあわせに愛着覚えてしまうのですね。

『ハルベルンハルカ』、いやあ、面白かったですよ。巨大ロボットに憧れるハルカだけど、まさか出会ったロボットが超絶にダサかったっていう。これね、敵ロボットを見てハルカが大騒ぎするの、いかしました。向こうの方がかっこいい! そしてその敵ロボットの搭乗員、博士の姉! くっだらない理由で街を破壊してるんだけど、ほんと、どうしようもない、そのくだらなさもいいんですが、街を破壊するロボットを見て怖くなってしまったハルカへの殺し文句ですよ。勝てば姉のロボットもお前のものになるぞ。いや、それまでいい雰囲気だったじゃんよ! それが一気に打算に振れて、そしてかっこいいと思ってた姉ロボットもダサかった! ほんと、基本くだらなさに全振りしてる漫画です。かっこよさも感動的なやりとりも、全部その後にくだらなさに放り込まれるっていうんだから、その落差がね、かなりきてました。前編よりも後編がきましたね。これ、かなりきてましたよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第6号(2017年6月号)

2017年4月15日土曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』。ヒロインの千夜がおどろきのイメージチェンジ。うおお、ツインテール、眼鏡、そしてサロペット。手には抹茶系のフロート、トッピングがたっぷり贅沢! ええ、今風といいますか、ちょっとオタク風ファッションでもある? 実にこれが可愛いんですね。いやあ、こういうイラストがくるとは予想外。そして実に魅力的。いたずらっぽい笑みもまたコケティッシュ? ぐっとくる、引き付けてやまない、そんな表紙にしあがっていますよ。

『サイエンテイスト』、読み切りです。のっけから爆発。科学に爆発はつきもの、そういった具合の出だしでありますが、主役は科学者にして発明家の松丸? それとも助手のコハシ君? コハシ君はちんまりしたお嬢さんで、頭にはケモみみがついてます。この漫画、基本単発ネタでぽんぽんとテンポよく進めていく。テイストとしては昔ながらの四コマといった感触で、かと思ったら、途中から一本一本の四コマが次へ次へと繋がりはじめて、冒頭付近の単発と思われたネタもしっかり回収されていくのですね。小まめなネタの展開が、オーソドックスな四コマのテイスト感じさせて、逆にミラク、きらら系列誌においては異色と感じさせます。そして最後にはこれというギミックが仕込まれて、おお、そういうことだったのか。冒頭の博士の胡乱な様子、こういうことであったのか。ちゃんとわかるようになっているですね。

『がんくつ荘の不夜城さん』、四コマ漫画誌で四コマ漫画家の漫画であります。ひとり黙々と作業する不夜城よどみ。仕事柄も手伝ってすっかり引きこもり。日にもあたらず風呂にもはいらず、人とも関わらず。なので、たまに誰かと会うとなれば、発声練習からしないといけない。いやあ、大変だ。この人と担当編集者、羊ケ丘眠との打ち合わせ。あれがなかなかに面白くって、これ、どこまでリアルなのか、まったく現実には則していないのか。わからないのだけど、打ち合わせのはずがとりとめなく脱線していったり、そして次はカラー。じゃあ温泉で、というのだけど、水着にとどめましょう。雑誌としては全裸NGじゃないけど、不夜城絵だと必要以上にやらしくなるから禁止。こういうことってあるのかい!? 今回は不夜城さんの漫画、ネットでなんて呼ばれてるのか、具体的には出ませんでしたね。こうしたいろいろ、気になるポイント、いろいろあって、これはいい感じ。しっかり心に残った漫画です。

『また教室で』、いいですね。芸能人の天羽きさら。芸能関係の仕事をしていて、学内でも有名人。仕事が忙しくて初登校も5月にずれこみ、そんな彼女の悩みは平穏な学校生活が送れないこと。友達もできなくて……、と内心悩んでいるのだけど、なかなか理解はされない悩みかも知れませんね。そんな彼女に友達ができそうですよ。テレビとか雑誌とか見ない、芸能界とかに興味がない。そんなひなこがきさらと出会って、あまりに普通に、特別扱いもまるでなく、親しくしてくれて、ああ、きさらの学校での日常に変化が訪れそうでありますよ。きさら、ひなこのキャラクターがいいですね。きさらの内向きな性格。ついついネガティブに物事を考えてしまって、それで後悔する。対してひなこはあっけらかんとして明るくて、すごくナチュラルにきさらともうちとけて、あの屋上でのやりとり。疲れてるきさらのこと思いやるひなこのかける言葉の優しさですよ。これら、本当によかったなって思います。そしてラストもね、ああ、素敵な展開、素敵な引きでありました。

『となり暮らしのねこめがね』、ねこパジャマのテイとめがねのレン。アパートのお隣さんだけど、テイはレンの部屋に入り浸ってるのかな? とりとめのない会話。目的もなくただ思いつくまま、思いついたことを口にしている、そうした雰囲気だったのだけど、そうした会話のはしばしに、自分にないものを持っている相手のことを思いやったり、ちょっとうらやましく思ったり、そうした様子が見てとれるの、よかったです。そして、このとりとめなく感じられる会話。それ、そうであることに意味があったんだ。そうか、テイのだらだらとレンのそばにい続けていた、それはバイト先での失敗で気持ちが弱ってしまってたからか。溢れるテイの感情に、レンも思うところを口にする。このちょっともどかしくて、そして気恥ずかしくもある描写、なかなかによかったですよ。ふたりの関係、ちょっとにやりとさせる、いや、にやにや? ともあれ、よかったですよ。

『星空アラカルト』、オタク娘の集うルームシェアハウス。ここに訪れたのはブロンド美人。フランスからやってきたニーナです。フランスではオタク趣味を話しあえるような身近な友達はいなかった。やむなく国際交流することになっていたというんだけど、日本に、このシェアハウスにきたからには、オタク交流に困ることはないはずだ! この子のちょっと暴走気味の様子、気持ちばかりはやっていることがよく見てとれてよかったです。ニーナの友達? 色葉。国際交流していたひとりですね。この子はアイドルオタク、可愛い女の子が好き。ふだんはダラダラ、ゲームとなると覚醒する芹はソシャゲオタク。そんな彼女らの共通の話題はアニメなのか。日本でリアタイ視聴できることに感動するニーナと、感想をSNSに投げるせいで無口になってる色葉と芹。その時の会話、感想はニーナに投げて下さい! とか、面白かったです。

『桜色戦士レンジャーブロッサム』。ヒーローマニアの蒼衣スミレ。好きが高じてヒーローショーのバイトをすることになったんですね。そうしたら、微妙に思ってたようなのと違った。自分の知ってるセオリーとは違うキャラづけにもにょってみたり、つっこみ入れまくってみたり、そして自分のポリシーからかけはなれたスーツに抵抗感じてみたりと、いやはや個性的というには少々荒っぽい、好き放題な感触がおかしいです。ショーでもお約束を踏襲しつつ、その後の展開はよくわからない自由さ、おかしさだったりと、あるあるから、そんなのないよに振る剛腕、思い切りがよい漫画でありました。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第6号(2017年6月号)

2017年4月14日金曜日

セッション

 見ました、『セッション』。動画のサブスクリプションサービス、Huluにはいってまして、この映画についてはまるで知らなかったのですけど、なるほど『ラ・ラ・ランド』の監督の、いわば前作。つまりこのタイミングでHuluに『セッション』がはいったのは『ラ・ラ・ランド』のプロモーションの一環というわけで、ありがとう『ラ・ラ・ランド』! さて、この『セッション』という映画、確かに面白い映画でした。ただ面白いといっても、たのしー! といったものではなく、スリリング、ひたすら冷や冷やはらはらさせられて、そして最後には、いやこれ以上はここでは書かないですよ。ネタバレになっちゃう。ほんと、なにがこの映画の興を削ぐかわかったもんじゃないから、少しでも興味があるという人は、ここで読むのをやめてまずは通しで見てください。話はそれからだ。

映画の舞台は音楽学校。ポピュラーミュージックの学校ですね。ジャズドラムを学んでいる青年アンドリューが、教師フレッチャーのバンドで苛烈な指導を受けるというのですが、ほんと、これ、『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍装を彷彿とさせるものがありました。いやあ、唖然ですね。いや、こういう指導を行う教師はまあいたわけですよ。とりわけ昔はこうした教師は多くって、ですが教育の手法についても研究されて、進歩してきて、厳しいのはよいとしても、暴言や暴力についてはさすがに否定的というのが今の主流になっている。ところが教師フレッチャーは、その古いスタイルの暴言、暴力をともなうスパルタ式でやっていて、いやあ、バンドが萎縮しちゃってるじゃんよ。けれど、こうした苛烈さによって生み出されるものもあるのだろう。しかし同時に、こうした苛烈さがゆえに失ってしまうものも多くあるはずで、そういう意味ではこの映画は難しい。

スパルタ式が今の社会では受け入れがたいということはしっかり描かれていました。フレッチャーの教育がフレッチャーの真に望む成功をもたらしたことはなく、むしろ駄目にしてしまったものがあまりに多かったとも示唆されて、けれどかつての偉大なプレイヤーを生み出した逸話、苛烈さによって生み出されるものについても触れられていた。

この映画ではどうだったんでしょうね。アンドリューを育てたもの、それはなんだったのか。素直にすんなりと飲み込めないものがある。ラストのアンドリューなどは、それこそすかっとさせられて、それまでの鬱屈が晴らされる、そんな素敵な展開であったわけですが、それはフレッチャーを否定するものであったのだろうか。いやむしろ、フレッチャー的なものを受け止め乗り越えるものであったというべきではないか。劇的な構図としては、フレッチャーとアンドリューの対立、それがぶつかり火花を散らしながらも、最後にはその状況を乗り越え、新たなステージに到達する。テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼってやつですが、そうした構図がきれいにできあがっていたなあと思うんです。しかし、アンドリューはフレッチャーのやり方を認めたといえるのか。それはないよね。フレッチャーもアンドリューの痛打を受けて、そのあり方を変えるに至ったのだろうか。いや、それもなさそうだよね。ただ、ふたりのあの関係がなければ生まれなかったものがあったというのは確かで、ふたりのありようは変わらないまま、劇としては完成してる。ただどこかすっきりしない、割り切れないものは胸の奥に残って、なあ、君はあれ、どう思ったよ、そんな具合に感想を聞いてみたくなる。いろいろと話したくなる、そうした映画でありました。

しかし、フレッチャー、底意地悪いわ。ほんと、あれはびっくりしたもの。それだけに、アンドリューのカウンターが決まるラストは爽快で、そしてそのカウンター、映像によって見せつけるアンドリューの世界が実にスリリング。実にしびれるものがありました。

ここからは余談です。ただネタバレに繋がるので、まあ上でもう随分内容に触れてしまってるので今さらですけど、まあご注意を。

昔、カラヤンがウィーンフィルを振った時のエピソードでこんなのがあるんだそうです。ウィーンがこれまで守ってきたテンポをカラヤンが変更したところ、それを伝統として大切にしてきたオケが反発して、リハまではカラヤンのテンポでやっていたのに、本番では自分たちのテンポで演奏したという話。カラヤンはそんなことになるなんて思ってないから、振りはじめた棒と実際の演奏とで矛盾が生じたわけだけれど、そこをカラヤンはしれっと合わせて、どうです、僕の斬新な演出は、みたいな顔してアピールしたみたいな話なんですが、この映画を見てて、そんなことを思い出した。けどラストのフレッチャー、あれはそうした、客の手前、アンドリューに合わせてみせた、みたいな感じじゃなかったよなあ。だとしたら、あの時フレッチャーは、そしてアンドリューはなにを思っていたのだろう。演奏を通じてふたりは仲良くなりました! わかりあえましたー! なんてもんじゃあないよなあ。

サックス奏者の渡辺貞夫さんだったと思うんですが、こんなことおっしゃってたそうです。ロックはプレイヤー同士が仲良くないとバンドは成立しないけれどジャズはそうじゃない、みたいな話。ジャズは、プレイヤーの仲が悪くて、それこそ口も利かない、目も合わせない、それくらいに険悪な関係であってもセッションは成立するんだって。

この映画のラストなどは、まさしくその渡辺貞夫のいうジャズのセッションそのものだったりしたのじゃないかなあ。ふたりが和解しなくとも、隙あらば寝首を掻いてやる、そう思いあってる仇同士であったとしても、それでもジャズは成立する。そのスリリングな関係をも糧として音楽の美は高みへと昇っていく。そういうものだってことなのかなあ。

などなど、いろいろ思わされる映画でした。自分には自分に対する苛烈さが少々足りなかったかな、みたいなことも思わされた映画でありました。

2017年4月13日木曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号、昨日の続きです。

『ペンタブと戦車』。これまでメインにあった里見青年の話はいったん小休止? かわりにうみねこ先輩にスポットライトが当たって、ああ、この人、どうなさったのか。総理大臣に会いたいとか参謀大尉の権限はどれくらいとか、やけに大きなことをいう。なにをたくらんでるのか。戦争の早期終結を狙ってる!? この戦争に勝つ気なのか。歴史改変かー! と思ったらちょっと違う感じ。ああー、ニコ中尉、彼女とのことがあるからか。それで戦争をとめたい。それを聞いた武田大尉と里見曾祖父の言葉、それはこの時代の現実を物語っていて、そしてうみねこ先輩、戦場についていくという。なんだか心配になるのですが、先輩の生き延びますという言葉、そんな先輩を見つめる里見曾祖父の表情。言外に物語るものあって、実によかったです。

『シコふんじゃえば?』は夏休みも終わり、でも皆の様子は変わった感じはありませんね。舞はあいかわらず相撲大好きで、友達皆を誘って九月場所にいこうと盛り上がってるし、そして杏子はいまだに相撲部屋の娘であることをカムアウトできていない。でも、ちょっとずつ変わってきてるんだよっていうのが描かれて、相撲を見にいくこと、父にちゃんと告げることができた。部屋の力士の皆にも告げることができた。そして舞のピンチ、って、いやそれ警察の兄さんのいうのが正しいっちゃ正しいよ! ともあれ舞のピンチに駆け付けて、ああ、いった! ついにいった! これで舞はどんな反応を見せるのか。続きは次回! というか、次が最終回かーっ! いいラストを迎えられたら! 今はもうその一心でありますよ。

『それでもヒナは魔術師になりたい!』も次回で終了なんですね。せっかく新キャラが出たところなのに! ちょっと驚きました。さて今回はハナのマジックショー。『ツルの恩返し』をベースに、演劇仕立てで進行していくんだ。そのショーの様子、なるほどここにこうしてマジックを絡めていくんだ。行李から出てくる。早着替えをする。そして最後に消失マジック。生き生きと見せて、好評博して、話題になってと、この展開は見ていてわくわくさせられるものありました。そしてこの舞台、ネットでも話題になって、それが届いたの、これ誰なんだろう。次回最終回の布石。おお、海外デビューするのかい!?

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第5号(2017年5月号)

2017年4月12日水曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号、発売されました。表紙は『レーカン!』、天海さんをメインにしまして、これは銭湯ですか? いや、温泉ですね。浴衣姿の天海さん、のれんをくぐって、素敵な美しさであります。『でっかいんちょ』育も浴衣着まして、手には牛乳、ほっとした表情がニュートラルでいいですね。『江戸の蔦屋さん』は伽羅が露天風呂。後ろで蔦重が照れてお湯に沈んでるのが純情でいいですね。さてここにきて本命です。『銭湯の女神さま』恵がお風呂あがりにジョッキでビールでありますよ。うおお、その表情なんかやばくない!? 

『中の人に恋をしました』、なんかいいですね。ヒーローショーの主役、レッドに助けられてこのかた、レッドのことが気になってしかたのない白石紬さん。今日はレッドにお礼を渡しにきた、っていうんだけど、司会のお姉さんがレッドに助けられてるのを見て、もやもや。って、それは嫉妬か。しかしそうしたことに慣れていないのか、自分の状況、把握できてないみたいなんですね。さて、レッドにお礼を渡しにいった紬。司会のお姉さんと会話するうちに、自分の気持ちが恋であると自覚させられる。ああ、こうして逃げちゃうから、お隣さん、レッドの中の人とは対面しないままになっちゃったのか。この兄さんも兄さんで、まさかそのプレゼントが自分あてとは思わない。なかなかにすれ違いの続く、そんな関係でありますね。

『大正みつば歌劇団』、大好きです。劇の当日、歌子は追い詰められて青い顔してるし、幽子もガチガチに緊張していて、そんななか、マリさんひとり元気はつらつですよ! あ、これはあれだな、本番になったらマリが一番緊張しちゃって、失敗しちゃって、みたいな展開になるんだ! 大はずししました……。マリさん、最後まで元気やん、余裕やん。大人物ですよ、彼女。しかし先生の、緊張してる生徒たちへのはげまし。そして舞台裏からのサポート。とてもよかったですよ。しかしマリさん、人気なのね。オオカミ役やったら女学生たちが黄色い悲鳴! そうか、マリさん、学内ではこういうポジションなんですね。さて、はじめての公演、結構うまくいったみたいでよかったです。そして入部希望がふたり!? いやもう、これまたなにか素敵そうなお嬢さんじゃありませんか。どうした人か、楽しみになりますね。

『イヤよイヤよも好きのうち』。今回のエピソード、実によかったですよ。好き嫌いの酷いアキ。この子がカレー屋についてきて、ああ、カレーは大丈夫なのか、そう思ったら、マンゴープリンください。そうか、やっぱりカレーはあかんか。からいのが苦手なのね。そしてマンゴープリンにまさかの伏兵、杏仁豆腐が入ってて、この子、どこに地雷が埋まってるかわからんから、ほんと大変だな。そしてまさかの地雷が先輩のカレーにも。このところはやりのパクチー、これが駄目。ここからが本当に面白かった。先輩はこれまでアキにいろいろいってきたこと、それが返ってくるって思って憂鬱だし、そしてアキはやたら楽しそうで、あんまりに面白がるもんだから先輩もアキにパクチー食べさせちゃって、あー、これどうなる? ここで、まさかのパクチー大丈夫。先輩とアキとで、嫌いなもの交換するっていうね、これ新しい関係に突入じゃん! いやあ、面白かった。ただ面白いだけじゃない、新たに開かれるものあって、ぐっときましたね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第5号(2017年5月号)

2017年4月11日火曜日

『まんがタイムきらら』2017年5月号

『まんがタイムきらら』2017年5月号、昨日の続きです。

『ハッピーセピア』、いいですね。憧れの人、みなみさんの心残りを救うべく、過去に遡って、みなみさんを振り回さんとするかえで。昔のみなみさんは頑なで、遊びに誘っても勉強するからと断わられる。けど、そんなみなみさんをわりかし無理矢理動物園に連れていったっていうんですね。そこからのみなみさんのはしゃぎっぷり。かえでがいうには、なんかスイッチ入れちゃったかも。それくらいにテンションあがっちゃって、ああ、動物園を知見の宝庫という。この人の、学び知り体験することに喜びを見出す、そうしたところは魅力的で、そしてアジアゾウについての知識を滔々と語っている、その説明に子供がぞろぞろついてくるところね、ああ、この人の家庭教師だったという時のこと、ちょっと彷彿とさせられました。このタイムトラベルが、過去のみなみへの干渉がどうした結果をうんだのか。それは小さなことだったのかも知れないけれど、それでもなにかみなみの心の中に残したものはあって……。あまりにも小さなことだけれど、それがかえでには決して小さいものではなかった。そうしたことを語る一連の描写は感動的でさえありました。そしてこの漫画、連載になるんですね。ということはかえでの旅は続く? その旅の先に待つもの、それはみなみの後悔が雪がれることとなるのかどうか、わからないものの、楽しみにさせられるものありますね。

『ようこそ学園オーケストラ』。楽譜を買いに楽器店にいきます。というのだけど、千鶴、楽器店に苦手があるんだ。慌てて焦って、あちこちに、他のお客さんにぶつかりまくったことがあった、というんだけど、まさか、楽器をぶっ壊しまくったとか!? と思ったら、そこまでではありませんでした。よかった! 作者さんの温情だ! 後ろ向きな千鶴を元気づけるために凱旋行進曲、アイーダですね、それをピアノで弾いてくれたのはいいけど、千鶴のテンションあがったのもいいけど、それで元気元気に飛び込んでいく、それがあかんのよ、千鶴さん! けど、千鶴の不安はちょっとわかるのね。自分はガラスとか陶器のお店が怖い。別に壊しまくったとかそういうことはないんだけど、怖いんですよ。それと同じような不安、恐怖を抱えてるんだと思うと、アイーダでもって気持ちにブーストかけるくらいしないといけなかったんだろうなあ。さて、目当ての楽譜も買えて、その帰り道でちょっと買い食い。一緒にお昼寝してっていう、そのしあわせそうな様子。見守るじいやもまたよかったと思いました。

My Private D☆V、『広がる地図とホウキ星』の描く調子ですよ。いや、これ、素晴しい。D☆Vポイントは「大きな異種友と小さな女の子」。すなわち、ドラゴンと一緒にいる女の子とか、大きな犬? 獅子? に乗る女の子とか、そして巨大なゴーレム!? これ、たしかに素晴しいわ。DOKIDOKI☆VISUAL、そのドキドキが、巨大異種友との対比によって強調させる女の子の可愛さ? 魅力? それだけじゃなくってさ、そのイラストとして描かれたものがひしひしと感じさせる、彼らをとりまく世界の広がり! どういう世界に暮らしているのだろう、ふたりはどうした関係にあって、助けあったり、一緒に仕事したり、あるいは戦ったり!? もう、気持ちが沸き立つよう! うわー、ドキドキヴィジュアルだわー、すごいわー、魅力的だわー。今回のイラストの魅力、それは『広がる地図とホウキ星』に描かれる世界の広がり魅力とはまた違うもので、あの漫画も素晴しい。そしてその世界とはまた違うなにかがあるのかも知れない、そう思わせるD☆Vイラストは、ああ、この世界を見たい、知りたい、旅したい。そうした気持ちにさせられるのですね。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第5号(2017年5月号)

2017年4月10日月曜日

『まんがタイムきらら』2017年5月号

『まんがタイムきらら』2017年5月号、一昨日の続きです。

『ぽんこつヒーローアイリーン』の扉絵。地面に寝転がって草をはんでいるアイリーン。なにか叙情感じさせるイラスト、そう思うのと同時に、これお腹がすいて草で飢えをしのいでるんだよね? うおお、切ない……。悲しすぎる現実……。さて本編。ラブリーメロンの部屋にやってきた妙に鬼気迫る雰囲気感じさせる女の子。だ、誰!? そう思ったら、なんと、メロンの妹とな。緑川彩実。メロンにやたら厳しく接するこの子だけど、おお、屈折しとるなあ。ほんとはお姉ちゃん大好きで、たくさん持ってきたお弁当、これもお姉ちゃんの食生活を心配してのこと。子供の頃、たくさん世話になったから、今度は自分がお姉ちゃんの世話をしたい。そう思うのはいいけど、妙に依存的な性格が見てとれて、怖い、怖いよ! そんな彩実がアイリーンと遭遇。不審者扱い! というか、その不審者情報、お姉ちゃんも含まれてると思うよ! それはいいとして、夜のアイリーン、あれはいかにもやばかったですね。ともあれ彩実、困ってるアイリーンを助けて、ついでに猫も助けて、いや、別に助けは必要とはしてなかったのかな。ともあれ、その優しさ、よくよく感じられて、なかなか素直にはなれないけど、よい子なんだなあと思わされました。しかしそれにしてアイリーンはヤバいか。確かに言動おかしいもんなあ。そら逃げるよなあ。

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、よいですね。ちゑとあおばが喧嘩だそうですよ。ちょっと不機嫌なちゑ、眉間にシワ寄せてるちゑ、こういう表情も魅力的だなあ。危ない実験して、爆発させてしまったちゑ。さすがにあおばに怒られて、ああ、これが喧嘩の原因なのね!? そう思ったら、いや、これはただの発端で、決定打は胸の大きさなのか。いや、ちゑさん、ちゑさんはそれでいいんですよ。自信持って? ちゑも、あおばが悪くないことはわかってる。コニーに話を聞いてもらううちに気持ちもいろいろ整理されて、落ち着いてきたようで、そして皆の進路についての話。今を大事にしないと……。ちゑとあおばの仲直りの情景ね、なかなかいいだせない気持ちを、お菓子にちょっと隠してね、そしてそれはあおばもおなじみたいで、ええ、ふたりのこの様子、とてもよかったと思います。

『みゃーこせんせぇ』、いろいろ酷いな! のっけから骨。見た目のインパクト勝負か! そんなのには負けないぞ! そう思ってたんだけど、いやはや、押し切られてしまいました。面白いわ。みゃーこせんせぇの薬が原因で動き出した骨格模型。動くししゃべるし、妙に理性的だし、コーヒー飲むし、だばァとこぼすし、それでつっこみも実に的確。いや、この骨格模型がこの漫画一番の常識人なのでは? 裸でいいんだろうか。それで服を着せてみたら、ウザいウザい。骨が見えるのがダメだというので、ロングスカート、メイドの御仕着せでもって対応したら、顔! 頭蓋骨がより怖いよ! でもこの骨メイド、薬の威力で肉体まで手に入れて、ああ、これでレギュラー化か! 骨格模型が消えた。骨と呼ばれる少女。それで死霊使い扱いされる先生とか面白いのだけど、とりあえず学校の備品がなくなっちゃったの、それはええんですか!?

『おとめサキュバス』は雨の日。梅雨入りしたっていうんですが、キュリアとルナですよ、なんと傘を知らない。頭に大きな葉っぱかぶってきた! 涼香、みちるからは不思議と高評価で、すなわち美人はなにしても似合うってことでいいのかな!? 涼香の傘、これいいですね。外からは普通、けど中からはファンシーイラストが見えるという。楽しんで見てるキュリア、あの表情よかったですよ。そしてキュリア、この子、雨が続くと酔うのか、ハイに、陽気になるっていうのか。歌う、踊る、やけに積極的になる。そんなキュリアの様子に戸惑いながらも、可愛いってね、骨抜きのルナがいい。そして梅雨があけて雨があがって素面に戻ったキュリアです。ああ、本当に酔っぱらいなんだ。記憶がちゃんと残ってるっていうのがね、さらにみちるが動画に残してくれてたってのがね、実につらい。追い討ちかけられたキュリアがどれほどに赤面したのか。それが描かれてないのが逆に気になるところですよね。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第5号(2017年5月号)

2017年4月9日日曜日

『まんがタイム』2017年5月号

『まんがタイム』2017年5月号、一昨日の続きです。

『お兄ちゃんと呼んでくれ!』、妹遥から兄扱いされないことを悩む兄、ツブテでありますが、思わずこぼした、俺には兄の才能がないのか…。おお、兄に才能とか、そういう発想、なかなかに持てるものじゃあありませんよ。そんな彼のこと、先輩と慕ってくれる後輩の女性。見た目にも凛々しくきりっとしたこの人の内心に渦巻く感情、あれがもう最高に面白かったです。かわいい連れて帰りたいはともかく、どうしよう…半ズボンはいて欲しい! っての、ほんとこの人、業が深そうでよいですよ。なにも鼻血まで出さなくていいじゃない! 素晴しかったです。しかしこのツブテ君が妹のこといろいろ思って、どんなご飯を作ってあげよう、いろいろと気を使ってるのがとてもいい。受験生だからと脳に効くレシピとか、そして最後にはやせる!! 低カロリーレシピ。おお、わかりすぎる兄というのも大変だ。ところでツブテ君の、レッツラクッキング! おお、おお、レッツラまぜまぜですね。

『おかわり自転車』に新しい登場人物が増えました。筒井レイさん。17歳の高校生、コトコの幼なじみというのですが、ちょっと人付き合いの苦手な子? 見た目からしてクールで、言葉もちょっとつっけんどん。キツい受け答えにミトが怒らせてしまったと落ち込んじゃって、その点、コトコはよくよく幼なじみのこと理解していますよね。そんなレイの態度が軟化したくだりがいい。そうか、この子、食べるのが好きなんだ。今回のサイクリングも、絶品ランチ付きという言葉にやられた。そんなレイが、ミトの作ってきたお弁当にすっかりやられちゃって、表情がキラキラ。ミトの言葉もすーっと受け入れられたみたいで、すっかり懐いちゃったっていうんですね。ええ、ミトがくるならサイクリング、参加します。そんなレイのコトコについての評価とか、学校でのあだ名とか、それらもなかなかに面白い。魅力的な子の登場に、ちょっとうきうきさせられる感がありますよ。

『友ちゃん』、よいですよ。修一に置いて帰られてしまった。それで涙目。ああ、本当に修一のことが好きなんだなあ。しかし何故置いていかれたのか。心配して、不安になって、電話、メール、あの手この手で連絡とろうとするも返事がない。嫌われることしたのかな、不安つのるばかりという、この友子のいじらしさにすっかりやられてしまいました。そして友子の友達、優ちゃん、この子が帰りにいろいろ寄る場所寄る場所が、さっき友子が修一を探した場所に重なっていて、ああ、友子のこと思って! 修一のこと蹴飛ばしてやるんだって! ちょっと過激だけどいい友達だなあ。娘をなぐさめるため食事に連れていってくれた友子の父さんも、友達も、そして修一も、皆が皆、いい人で、そうした人たちに囲まれている友子のしあわせみたいなことも思いましたよ。

『サマー・キッズ・ブルース』、まんがタイム月刊新人展拡大版枠の掲載なんですが、絵柄からも、また内容からも、ストーリー志向であることうかがわせて、いわゆる四コマ目で落ちないタイプ。でもよかったですよ。路上ライブデビューをはかる高校生、美田村ミイの失敗と挫折。それがたまたま路上でギター弾いてた知人、砂原と組むことで、即興のデュオになる。そのくだりの、ちょっとグダグダして、けれどそのグダグダもまた青春の蹉跌、まぶしく思わせるものあり。そして歌っているところの描写は生き生きとして、ああ、ふたりにとっていい経験になったんじゃないの!? ギャラリーの歓声。メイも砂原もなんか感動しちゃってっるぽくってね、そして最後に、オレとバンド組まないか? ドキッとしたメイの返事ではなく、遠くであがる花火で締める、そのラストの情景、これが実によかった。心にこう引っかかるもの、しっかり残していってくれましたよ。

  • 『まんがタイム』第37巻第5号(2017年5月号)

2017年4月8日土曜日

『まんがタイムきらら』2017年5月号

『まんがタイムきらら』2017年5月号、発売されました。表紙は『三者三葉』、主役三人が外でお昼ですね。双葉がスマートフォンでもって写真を撮ろうとしてる? これ、桜を撮ろうとしてるのかな。葉子様はパンの耳を、葉山ちゃんは可愛い猫のパンを食べているんですが、葉山ちゃん、いい笑顔! それはそれとして、葉山ちゃん、その可愛いパン、普通に平気で食べられるのかい!? しかしこの三人の表紙、とても素敵に仕上がっていて、笑顔がいい、この仲良さそうな様子もいい。また地面の緑、背景には遠く桜色が雲のように青空の下広がって、春を感じさせる美しさ。とてもいいイラストであります。

三者三葉』は温故知新? 双葉がやたらはりきって、餃子200個、大盛り炒米粉と、次々大食いチャレンジをクリアしていってるっていうんですよ。どうして!? ついに出禁がとけたの!? おこづかい貯めてるのか。なるほど、修学旅行先での食費を稼いでいる。いや、最近の修学旅行ってお金の上限とか定められてないのん!? って、それ、中学までだっけ? ともあれ、双葉さん、量に速度に磨きをかけようというんですね。そして葉山ちゃん。この子、美しいなあ。私服が超素敵。葉山のツンデレ、はいいとして、薗部の研修旅行、山Gの仕事、次々出てくる葉子様甘やかし展開。山Gに、沖縄で? と迫る葉山ちゃんの美しいこと。本当、素敵なお嬢さんにお育ちになりました。ところで、どうでもいいんですが、辻兄、彼の向上心が終了するというあの描写、めちゃくちゃおかしかったです。ほんと、なんという演出なのか。というか、アナログ! ああ、これが女子だったらデジタル、フルハイビジョンだったろうのにね!

『黒魔術部とぐーたら悪魔』。悪魔にもニートはいるんだ! いつまでも働きもせずにダラダラと、そう母親に怒られてるアイム。この子がまさかの悪魔なのか。しかも仕事というの、人間界で人間と契約するっていうんですが、これ、人間からなんらかの対価を貰う、それで仕事が成立するわけなのかな? アイムを呼び出したのはたったふたりの黒魔術部。部長の夕利と夕利を心配して部に入ってくれた友達みーちゃん、なんだけど、出てきた途端、みーちゃんにぶっとばされてアイム、昏倒しちゃうのか! 悪魔にもやたら親しげな夕利。悪魔というにはあまりにも弱々しく、なんだかたよりないアイム。その状況にみーちゃんがつっこみを入れ、時に喧嘩する。しかしアイムより夕利の方がよっぽど非常識ってのがすごいです。夕利がアイムに願ったこと、それがあまりに切実で、アイム思わず同情。でもって悪魔の力で呼び出した子豚とひよこ、それにアイムも加えて部への昇格を狙う! というんだけど、当然駄目、ふざけているのか、しかられるというこのラスト、これはいかしました。悪魔も普通にしかられてうなだれてるってのがいかします。

『のんさっちふれんど』。吸血鬼の女の子、棺ちすいの日常です。人間の社会に適応すべく頑張ってるのだけど、気弱、人見知りが手伝って、まだまともに友達がいない。ここのくだり、洒落てましたね。まともに友達がいない、そういった矢先に、まともじゃないければいるって続ける。その変わった友達、サラ。明るくて、距離が近くて、友達も多くて、そんな彼女がいろいろとちすいのこと気にかけてくれる。サラ以外に友達のいないちすいは、そんな彼女の交友関係の広さに憧れに似たもの持っているようで、そしてまた戸惑いも感じているようで、そんなちすいの、なぜ自分をかまうのかという問にサラ、なにか意味深なこといっているのが気になります。このサラという子も、なにか吸血鬼に類するような秘密を抱えてる、そんな感じがしますね。

『山女神ノ郷』、これ、面白いではありませんか。山女神というのは、人の女性の姿をとって顕現した山の神様のことをいうんですね。燕岳ふもとの温泉から産まれたのが、この漫画の主人公、燕。合戦の伝説を持つ燕岳の山女神だけあって、合戦、対戦、そうしたのを好む性格なんですが、別に喧嘩好きとかいうのではなく、むしろほのぼのな対戦が好きみたいですね。燕岳、飛騨山脈にある山なんですね。先輩の山女神は常念岳の常念、そして蝶ヶ岳。蝶ヶ岳の蝶は燕のことを妹といっていたんだけど、そうか、姉妹関係は標高で決まるんだ。燕岳は標高2763m、対し蝶ヶ岳は2677m。蝶が妹、そうと決まればとたんに姉っぽく振舞いはじめる燕と、さっきまで燕にいってたことをころっとひるがえす蝶。ふたりともにいい性格です。山にまつわること、それが性格や能力に反映されてという基本設定がよい感じと思いました。昨今、擬人化で元ネタに詳しくなるみたいなことが多いですが、これもそうしたひとつになりそうな感じがします。キャラクターが生き生きと可愛らしく描かれてるのも大変よいと思いました。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第5号(2017年5月号)

2017年4月7日金曜日

『まんがタイム』2017年5月号

『まんがタイム』2017年5月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』がメイン。三脚にカメラをセットして、背面の液晶ファインダー覗いてる課長であります。いいお顔なさってるのは、これだって瞬間、構図を見つけたのかも知れませんね。そして『おかわり自転車』、『瀬戸際女優!白石さん』、『おねがい朝倉さん』、『まりあ17』のカットが写真仕立てで配置されてて、背景のコルクボードにピンどめされてるみたいにあしらわれてるの、これ、いい仕掛けだなって思いました。

『さわらせてっ!あみかさん』、めちゃくちゃ面白いですね。妹かがりに彼氏がいる? まだ試用期間らしいのだけど、今度一緒に動物園にいきたいからというので、皆で下見にいきますよ。その時のかがりのサファリルック、これ素晴しいね。そして沙織とまひろも参加。ふたりともハイテンションですごい! 嬉しそうにしてるまひろがいい。で、兄の用意してくれたおやつですよ。ほんと、作っても買っても、死角なくおばあちゃん。ほんとおかしいです。沙織の気になる過去もおかしい。動物園ではいろいろ自重する沙織だけど、なぜその我慢を私にはできないのか、声にせず問うてるあみかもおかしかったです。そして最後にバス子さん。うおお、ふとまゆ、でか目で私に似てる! それで声まで出して喜んじゃうんだ! ほんと、あみかさんのまわりには、おかしな、いや個性的な人が揃っておいでです。

はこいり良品』は不思議な話。しおりが見つけた小さな古書店。いい本が揃ってる。それで緊張しちゃうんだ。この店、あちらこちらに移動しながら営業しているらしい。たまたま見つけて、それでもう一度いこうと思って探すのだけど、なかなか見つけられない店。それで『遠野物語』の「マヨイガ」を思うマキがいいですね。いつもより、なんかしっかりしてるように思えてよかったですよ。でも、最後の最後にその店の素性が知れる。おおー、そういうこと! 同業者から逃げてるのか! この、知らないなら知らないままですませたい落ち、面白かったですよ。

『秘書の仕事じゃありません』は花粉症の話。面白かった。花粉症に苦しんでる主任が、中田さんに、ええと、これやつあたりよね? 主任大変そうだからと博士が部下に花粉センサーをつけてくれたんだけど、このセンサー、花粉量を検知しつつ花粉症の症状を呈するのか。でも主任にはいい癒しになってるみたいですね。部下を抱き上げた主任、顔を赤らめる部下、って、これくしゃみして鼻が赤いのよな、ともあれ、素敵な絵でありました。いつもは中田さんを振り回す部下ちゃんだけど、今回はむしろ博士に振り回されて可哀そうな感じですね。で、あまりに可哀そうに見えるというので花粉センサーをオフにしたら、ピタッと症状がとまって、主任、主任が曇った! ほんと、今回は主任が実に面白かったです。

『ボンジュール!仲居さん』はこどもの日のキャンペーン。子供連れのお客さんにはかしわ餅をプレゼント。というのだけど、中にはかしわ餅が好きじゃないという、おいしくないっていうお子さんもいて、無理に食べさせるわけにもいかないからなあ。それで宮原さんがかしわ餅作り体験を発案。でも教えるのは康弘なんだ。この体験で、かしわ餅がおいしくない、そういってた子もちゃんとそのおいしさを知ることができて、サラと一緒にかしわ餅食べてるところとかね、実にいい情景でした。そして宮原さん、人前に出るの苦手なんだ! ともあれ、子供からお礼いわれてね、親御さんにも好評でね、そして旅館の皆の気持ち、それが前向きになってるってことも示されて、ええ、見てるとなんか力付けられるなあ。そんな思いのする漫画なんですね。

  • 『まんがタイム』第37巻第5号(2017年5月号)

2017年4月6日木曜日

『まんがタウン』2017年5月号

『まんがタウン』2017年5月号、昨日の続きです。

『漂流系女子高生』は、次々と起こる不審な事件。備蓄の食料がなくなる。サッカーボールもなくなる。そして帆佳はまりんから相手にされないことで、すっかり乱心してしまった。これ、まりんの策略であるというのか。3人それぞれの弱点となりうるところを的確に突いていこう。そして3人の結束をバラバラにしてしまおう。この策略、見事に成功して、真沙美も帆佳も旅に出る、といっても島からは出られないわけだけど、出奔してしまって、さあどうなる。というか、これ、まりんの意図がまだ明かされてないんですよね。この子の存在が、この無人島に3人がきたこと、その今回に絡んでそうな気がするんですよね。

『俺の生徒は神メイド』、先生あかんわ! あたかも神、それほどにあがめたてまつるメイド、ちょこるんが自分の生徒だった。小鳥遊知世子。なるほど、ちよこだからちょこるん。でも、先生は名前覚えてなかったのか! あかんわ、あかんで先生、こんな眼鏡の魅力的な仏頂面、忘れたらあかん。学校ではギスギス、バイト先では天使。そんなちょこるん、なにか心に空白とか抱えちゃってるの? ともあれ、バイトには許可が必要。それで先生を脅したりなだめたりで許可を勝ち取るっていうんだから、知世子さん、素晴しい。でも、先生、ほんと、そこまで依存しちゃいかんよ? さて、そんなふたりの様子を見守る女生徒がひとり。この子はなにものなのか。九鬼先生はさらなる弱みを!? みたいに書かれてますけど、いや、それもまた一興ですよね。

『魔法少女は笑わない』。パジャマパーティー! とかいってますが、作戦会議じゃんかよ。接近戦タイプがひとり、遠距離戦タイプがふたり。なのでどちらかが盾役になれないか、などなどちょっと真面目な感じかと思ったら大間違い。基本はどうでもいい話とかしてますよね。ゲームでもしようか、といって一人用のゲームどころか携帯機。皆、集まって遊ぶとか、そうした経験が薄いってのが生きていますね。今回は、そのラストにイオリの笑顔のエネルギーを貯めてる様子が描かれたりして、結構いい話なのかな、そう思ったら、あれ、ホー助、あんたもまた不穏なマスコットキャラなん? なんともいえない剣呑な雰囲気、ただよいはじめましたね。でも、なんとなくですが、この漫画の場合、心配するようなことは起こらないと思うんですよね。

『あいたま』は、かたくななお嬢様、白金バニラ。そんな彼女があっさりとひよこに籠絡されちゃって、アイドルとか馬鹿にしてるというのに、あいの雑誌にひよこ特集があったらそれを欲しがる。ファンクラブがあるといわれれば、札束で会費を速攻払う。よっぽどひよこが気にいってるんですなあ。でも蓮の仕事は認めてなくて、それで今回もまた手品師の彼女と大激突。もう滅茶苦茶面白い。あいは簡単にバニラのいいなりになるし、そうしたら速攻でロッカーに閉じ込められるし。バニラの亡き母への愛着とか、儚さ感じさせる言動とか、そうしたところ気になりつつも、結局ひよこに、そして天使ならぬ樹里にすっかり転がされて、しまいには沼にはまる。ええ、ちょっと安心ですよ。ええ、バニラ、もう大丈夫ですよね。沼での生活がどうかはわからないんですけど。

  • 『まんがタウン』第18巻第5号(2017年5月号)

2017年4月5日水曜日

『まんがタウン』2017年5月号

『まんがタウン』2017年5月号、発売されました。表紙は『映画クレヨンしんちゃん』。しんのすけをおんぶする父ひろしですが、しんのすけのうしろに宇宙人がいるんですね。この他にもたくさんカットがありますよ。『派遣戦士山田のり子』、『漂流系女子高生』、『ちはるさんの娘』、『恋するヤンキーガール』は単行本告知ですね。『鎌倉ものがたり』は映画化の告知でありますよ。

『恋するヤンキーガール』。おお、またあんずが可愛くイメージチェンジですよ。具体的にいうと、髪形が変わった。以前はストレートパーマでしたね。今回はスタイリング剤なんだ。あんまりに見た目が違ってしまって、にわかにあんずと気づかれないレベルなんですが、これがまた男子連中に大好評。可愛いって。小さくて愛らしいって。あんまりに男連中があんずに接近していくものだから、ナギがハラハラしちゃって、父親よばわりされるくだりとかおかしかったです。今回のエピソードで、斉木があんずの苦手に気づいてさりげなく助け船出すところとか、それであんずの気持ちは斉木に向いたりしたのかな!? ともあれ、最後のあんずの言葉。斉木とユズキが合体したらいいのに。ええ、意味深です。意味深で最高ですね。

『新婚のいろはさん』、いろはがクマ好きと判明。家庭内にクマ関連のグッズが増えていって、食器洗いのスポンジがそうなら、マグカップもスプーンも砂糖も、さらには始が気づいていないランチョンマットまでがクマ。可愛いものが好きなんですなあ。それで始の漫画にも可愛いキャラを出して欲しいなあって。というか、始の漫画、キャラがほんとに微妙だな! なんでブリーフをそうはかせたがるんだい!? 出先でクマのぬいぐるみ買って帰ってきた始。それがもう大好評で、いろはさん、可愛いなあ。というか、いつかの危機回避にクマを使うつもりか! しかしほんと、可愛いクマと、そのクマをいたわるいろはさん。その機微が微妙にわからない始くんは大変だなあ。

『ようこそ!スマイリーバーガーへ』、今回はいろいろ店の仕事を覚えようとする回でありますよ。キッチンの津田さんは、トマトのスライス、誤差なしでばっちり40グラムで切れるのか。店長もできる。南町田さんはちょっと誤差が出る。バーガーづくりを試してみて、そしてフライヤーも試してみて、うおお、南町田さんは説明が説明になってないよ! 目分量で体感で、いわく、なんとなく。あかん! わからん! 店長がしっかりサポートしてくれてたの、よかったです。そして掃除も体験。おお、これは予想外でしたか。でもやってみると楽しくなってくる。落ちてた小銭で、昨日のレジのお金がぴったりあった。こうした経験が、店のいろんな側面をたまこに知らせたんですね。いい感じです。そして経験は家に帰ってからもものをいって、ああ、お母さんのことを思いやれるようになった。やっぱり経験がいろいろ人を育てるんですね。

『ほぼほぼ商店』。このお店のファンタジー商品、オリジナルのは太郎の手作りだったりするのか。ちょっとしたカスタマイズなら受け付けます。でもオーダーメイドはやってなくて、なんでかというと、著作権的にアウトな注文がくるから、って、あー、くるだろうねえ。ネット通販に商品を出しても売れない理由というの、これは面白かったです。なんでそんな器用に作れるのに、写真のセンスは皆無なの! 品切れ商品を補充、って、待って! 待って! 品切れが出るってことは売れてるんだね! よかった! で、補充するために店の奥に引っ込む時の、決して覗いてはいけません。その理由が、店の金物材料にしてるからか! いや、それはちゃんと奥さんに通そうよ! 奥さんもハンドクラフト商品作りたいくだり、これはよかったです。でも結局太郎が作ることになって、しかも微妙に奥さんの望みが反映されない! デザイン画! デザイン画描いて渡そうよ! しかしこうして夫が作って妻が売る、そうした流れができるの、いい感じでした。仲のいい夫婦ですよね。

  • 『まんがタウン』第18巻第5号(2017年5月号)

2017年4月4日火曜日

サーバルパーク

 一躍話題のサーバル本であります。アニメ『けものフレンズ』の人気に後押しされるように、あちらこちらでばんばん売れてるみたいで、ネット上では早速品切れをおこしていることでも話題になってますね。判型は小さめ、高さ21cm。ページ数は95ページかな。写真主体で、野生のサーバル、子どものサーバル、身近なサーバル、ペットのサーバルをそれぞれ紹介して、そして種としてのサーバルの紹介や国内のサーバル案内などを扱うコラム、サーバルナビ、動物園に行こう、サーバルとの暮らし、が読み物としての面白さを添えています。

写真が美しいです。「野生のサーバル」冒頭に紹介されるサーバル、8ページ、9ページなのですが、これ野生なんですよね? どうやってとったのか、ものすごい望遠なんだろうけど、よくここまでピント合わせたなあ、目のまわり、頬の毛の流れがありありと見てとれるほどの写真。目の美しさ、色の深さもまた印象的で、この写真がいきなりドーンとくるっていうことは、いわば目玉、これぞというとっておきの一枚なのでしょうね。出展見ると、ええと、どれなんだろう、よくわかんないな。とりあえず、roberthardingで見つけられるこの写真なんですが、全然イメージ違うな。本で見る、はっとさせられるみたいなインパクトの強さ、webの見本じゃわからないや。

こんな具合に、ほとんどの写真はストックフォトで見つけられるのですが、その構成や見せ方がしっかりしてるんだろうなあ。表紙の写真も、私の妙に気にいってる扉の写真も、どれも本の方が印象的。その表情や体付き、水辺にいるところや、木に登っているところ、獲物を仕留めたところなど、その生態を垣間見せてくれるようなものまで、たくさんの写真の中からこれというものをチョイスして、より印象的に魅力的に見せようとしているのだろうなあ。

「サーバルナビ」と「動物園に行こう」、これが面白かったです。まさかフンの匂いについてまで言及されるとは予想外。サーバルにはどういった特徴がある、どうしたところに個体の特徴が現れるなど、これらコラムを読んでからもう一度写真を見ていくと、気づかなかったところにまで目が届くようになります。ああ、この個体は鼻のピンクが大きい、こっちは小さい。模様の出方が違ってるなどなど。さらっと見て、もう一度見て、そしてさらにいろいろ知って見る、その度ごとに違った印象を得られそうで、長く楽しむことができそうです。

「動物園に行こう」、その「飼育について」において、動物園のサーバルは、野生動物としての特性を失わせないために人に慣れすぎないよう心がけているとあります。巻末近くのコラム、「サーバルとの暮らし」ではペットとしてのサーバルについて書かれているのですが、馴れればイエネコよりもよっぽど人に甘えてくるなど、なるほど、生態の展示を目的とする動物園と愛玩動物として育てるブリーディングの現場では、全然違う側面が出てくるということもわかるようになっていました。

このところの動物ブームを牽引した『けものフレンズ』も、その人気に後押しされたのだろう『サーバルパーク』も、そのどちらもが動物園へ、ひいては動物自体へ興味をうながすようになっているのはいいなと思います。実際、動物園、いってみたいかもなって思ってますからね。動物園で動いているところを見て、その印象をまたフィードバックして。そうした楽しみもあるのかも知れませんね。

  • 南幅俊輔『サーバルパーク』 (SUN-MAGAZINE MOOK) 東京:マガジン・マガジン,2017年。

2017年4月3日月曜日

貼りやすい液晶保護フィルム ピタ貼り for Nintendo Switch

 最初にこの製品を知ったのはWii Uを買った時でしたか。私は液晶のついてるゲーム機には液晶保護フィルムを貼ることにしているのですが、どうにもこれが下手でしてね、3DSでは位置あわせに失敗してやりなおしたもので、若干ほこりが入ってしまった。PlayStation Vitaでは位置あわせの失敗こそなかったけれど、それでもほこりが入ってしまった。これ、お金はらってでもいいから、うまい人にやってほしい。ずっとそう思っていたのですが、ホリから出ているピタ貼りのシリーズ。これを知ってからは失敗知らず。本当にすぐれものなのであります。

この貼り方、特許をとってるみたいですね。いや、当然だと思いますよ。最初に小さくフィルム固定用の小窓を開けて、フィルムの貼り付け位置を決定したら、タブを引っぱって貼り付け面を露出させつつ液晶表面に貼り付けていく。これが本当にスムーズにできるので、貼ってる途中に、あ、これ、はみ出るわ! みたいなことないし、ぐずぐずしたり、また貼りなおしとかしたせいでほこりがはいったり、なんてこともありません。保護フィルムの表面に、薄い青色の保護シートがあるから、透明シートの位置もすごくわかりやすい。よくできた商品だと本当に思います。

最初にこれを試したのはWii Uでした。うわ、これ、すごいな、すごくちゃんと貼れる! そう思ったものだから、New 3DS LLを購入した時も、本体と一緒に届くようにピタ貼りを調達しました。そして先日のSwitchでもそう。

私がSwitchを予約できたのは、2次予約になるのかな? ちょっと遅れたものですから、主要なショップではこのピタ貼りが売り切れてしまってて、売ってるところを探さないといけないくらいでした。やっぱり人気あるのでしょうね。これだと失敗しない。そういう信頼を持ってるって人が少なからずいるのだと思います。

新しいゲーム機を開梱する時は、まずピタ貼りを用意して、本体をそのまま風呂場に持ち込み、一番最初に保護フィルムを貼ってしまいます。服も、ほこりのたたないようなものを選んでおいて、と、そこまでしないといかんものか? そう思う人もあるかも知れませんが、いやあ、結構気になるんですよ。気にならない人なら、そこまで神経質にやらなくてもいいですよね。でも気になる私は、確実に貼れる保護フィルム頼りで、一番最初に準備万端、細心の注意でもって貼るのです。

もしSwitch用のピタ貼り、発売日に確保できなかったら、きっと開梱しなかったんじゃないか、そんな気がするくらいに必須なのであります。

2017年4月2日日曜日

『まんがホーム』2017年5月号

『まんがホーム』2017年5月号、昨日の続きです。

『敗者復活戦!』。いろいろ変わっていくんですね。前回の月穂サマのハウスダストアレルギーの件。それをもって引っ越しすることになりました。それでニーナにとっての思い出の場所がなくなったりして、さすがのニーナもちょっとセンチメンタル。同時に打算的なところものぞかせるのが、この漫画の味であり、登場人物のよさだと思います。今回はそうしたネガティブな面、ダダ漏れにしちゃった人がひとりあって、それは桑原先生。あの温厚な、優しそうなあの先生が、姉、すなわち月穂サマのひっかきまわしに御冠。問題おこした生徒の引き受けに、怒り心頭で到着しちゃうことになるっていうんですね。結果的によかったじゃないですか。でも、この人たちの家族問題に関してはちょっとよくない。私は月穂サマの肩を持っちゃうなあ。月穂サマが好き勝手にひっかきまわした、それは桑原先生の主観で間違っちゃあいないんだろうけど、月穂サマには月穂サマのそうせざるを得なかった理由やなにかがあるのだろうし、それだけの過去を抱えちゃってるんだものなあ。本編のキーイベントでもあった目録。ここにも月穂サマの奮闘がある。戦って、それで勝ち抜いてなんてもんじゃないけれど、そうでもして生きる、生活することに懸命なのかもなあ。ええ、やっぱり月穂サマの肩持っちゃうのですよ。

『マツ係長は女ヲタ』。よいですね、マツ係長。しろたん大好き。営業に出てる先でも思わずしろたんのこと考えちゃって、にへらにへらしてしまう。ちょっと気持ち悪い。でもそんなマツ係長が可愛いと思う。でも、この人がめんどくさいことは否定しませんよ。アイドルのライブに一生懸命で、やたらヒートアップしちゃってるわけですが、ウメ君にはその熱意がわからない。普通の人の感覚はこうなんだって説明してみても、どうにもマツ係長には理解が及ばないようで、強引に誘う。でもちゃんと批判されたら応えるんですね。よかった、良心が残っていた! けど、ウメ君、結局ライブに同行することになって、ああー、営業ペア解消はよっぽど嫌なのか。そんなにマツ係長のことが好きなの!? と思ったら、違った! これ、仕事のやりやすさの話だった! ウメ君のライブにいくという返事をもらった時のマツ係長、めちゃくちゃ可愛かったですね。もう、最高ですね。最高だと思います。

『マチ姉さんの妄想アワー』。クニ姉さんがやばい。この人、レンジャーといって紹介されてますけど、自分の考えるレンジャーとは随分印象が違って、というか、クニ姉さんは、ヒャッハー! って感じのアレですよね? さて、本編ですよ。白鳥の主張! うおお、これはいかす。訴えます! おお、ほんと、しびれる展開です。太陽と北風、ふたりの間にいつしか育まれていた友情の行方! 泉の女神の見る目の確かさにいじきたなさ、最高です。そしてシンデレラの待機組。これ、めちゃくちゃ面白いわ。ほんと、よくこんなこと思い付きなさる。でもって、デレラ姉さんって呼び方! 落ち込む人魚姫も最高でした。いやもう、この漫画、面白さのアベレージが高くてすごいですよ。

『うちの秘書さま』。皆でお花見にいきます。荷物持ちとして呼ばれた山田の運んでいた荷物の内訳がおかしい。ぼっちゃんが快適に過ごすためのいろいろ! 開けてみれば無駄な荷物ばっかり! いや、メイドさんたちには必要な荷物だったんでしょうけどね。今回、徹夜で場所とりしてたメイドさんにはじめがかけた言葉、これよかったよ。思わず泣いちゃうメイド嬢もとてもいい。今回はメイドさんたち、輝いてました。反対にふんだりけったりなのが山田で、荷物ははじめのためのもろもろ。食べ物も、はじめが好きなものばかりで、期待のごちそうじゃないっていうね。メイド連、飲ませると花よりはじめになっちゃうとか、これはいつもどおりか。しまいには酔い潰れちゃったメイドたち。そうなると、持ってきた荷物がちゃんとおさまらない! ああ、有能メイドたちですよ。いつも仕事がんばってくれてる、その労いみたいな話でしたよ。

  • 『まんがホーム』第31巻第5号(2017年5月号)

2017年4月1日土曜日

『まんがホーム』2017年5月号

『まんがホーム』2017年5月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、歯磨き中のらいかです。これは朝の支度ですね。『まんがの装丁屋さん』猫を片手に抱き、空いた左手にはカフェオレ? のカップ。朝のコーヒーなのでしょうね。『孔明のヨメ。』月英さんは鏡を前に赤い顔。というか、頭がすごい。寝起きか、寝癖か! どかんと爆発してますね。そして『天国のススメ!』太一は、目玉焼き乗せトーストくわえて疾走中。ああ、これは曲がり角での出会いが期待されますね。まあ、十子さんでしょうけどね。

らいか・デイズ』は花丸小創立50周年のイベント。それでクイズ大会やるというんですが、これがまた懐かしのウルトラクイズテイストで、アメリカ横断ウルトラクイズ、これ一世を風靡しましたけど、どの世代くらいまでこのネタ、雰囲気、通じるんだろう。いや、でも今回ノリノリで面白かったですよ。冒頭○×での駆け引きとかね、でもって恒例の罰ゲーム、いったいなにをやらされるのだろうと思ったら、ああ、会場の掃除! つまり学校の大掃除も兼ねてるのか。これはいいな。なんだろう、健全で楽しくて、嫌な掃除も楽しくできる? いや、あかんもんはあかんか。今回はなにか特別なんでしょうか。増ページにゲストもさりげなく。さて、今回の個人的MVPは竹田大好きの下級生ですね。重い、重いよ、きみ!

『孔明のヨメ。』は荘園経営での活躍をねぎらわんと、黄承彦が娘夫妻に船遊びをプレゼント。それはいいんだけど、ただのレクリエーションにはならない。船の仕様、能力に興味津々。さらに川に出れば、船頭の知識にぐいぐい食い付き、さらに地形から水利から、さらには襄陽城をどう攻めるかなどなど。あらゆる方面に興味が向いている。その興味を追求する、知識を得、考え、発想を戦わせるのが楽しくてしようがない、そうした様子が伝わってきて、本当にこの夫婦の様子には惚れ惚れさせられるばかりです。しかし、水軍の訓練を見ている時の孔明は、いずれ軍師になる、その将来に繋がっていくのだろう、そう思わされて、ちょっとざわざわとしますね。そして徐庶サイド。ああ、演習やるんですね。こちらはちょっと落ち着いたのかな?

『スナックあけみでしかられて』。あけみさんの化粧がいつもより気合いはいってる! それで色めきたつ常連さん。好きなヤツでもいるのだろうか!? その真相、後日お花見の席でさらっと知れるのが面白かったです。あけみさん大好き乃里ちゃんが、みんなをびっくりさせる料理を作りたい。そういうのだけど、紆余曲折の果てにあけみさんが好きな桜餅教えてもらえて、ああ、喜んでもらえてよかったね! なんだけど、ちょっとくやしいんだ! ええ、好きな人のことではなんでも一番でいたい。そんなこの子の気持ちよくよくうかがえて、いいですよね。あの複雑さ抱えてる表情、あれが実によかったです。

『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』。最終回にして、なぜかいつにも増して冷たいれあ。なんでだ、前回はあんなに悲しそうだったじゃないか。そう思ってたら、ああ、仕込みがあったのね! れあさんも人が悪い。パトラの母さんとの笑顔でのやり取り、あれがそうであったか。でも、この悔しそうなパトラの表情、ちょっと怒った顔がきりっとしてよかったなあ。ゲイトをこの家のクローゼットに設定しました。だからこれからもいつでも会いたい時に普通に会えるよ! おお、最後の最後に大逆転。別れを思わせて、この楽しい関係は続くのだというのですね。で、これでみんなほぼ元通りかと思ったら、ああー、お礼の金塊に母上が骨抜きになってる……。ほんと、これ金塊と見せて違いますー、とかかと思ったんですよ。でもそうじゃなかったっていう。ほんと、人生変わっちゃったっぽいですね。

  • 『まんがホーム』第31巻第5号(2017年5月号)