2017年4月6日木曜日

『まんがタウン』2017年5月号

『まんがタウン』2017年5月号、昨日の続きです。

『漂流系女子高生』は、次々と起こる不審な事件。備蓄の食料がなくなる。サッカーボールもなくなる。そして帆佳はまりんから相手にされないことで、すっかり乱心してしまった。これ、まりんの策略であるというのか。3人それぞれの弱点となりうるところを的確に突いていこう。そして3人の結束をバラバラにしてしまおう。この策略、見事に成功して、真沙美も帆佳も旅に出る、といっても島からは出られないわけだけど、出奔してしまって、さあどうなる。というか、これ、まりんの意図がまだ明かされてないんですよね。この子の存在が、この無人島に3人がきたこと、その今回に絡んでそうな気がするんですよね。

『俺の生徒は神メイド』、先生あかんわ! あたかも神、それほどにあがめたてまつるメイド、ちょこるんが自分の生徒だった。小鳥遊知世子。なるほど、ちよこだからちょこるん。でも、先生は名前覚えてなかったのか! あかんわ、あかんで先生、こんな眼鏡の魅力的な仏頂面、忘れたらあかん。学校ではギスギス、バイト先では天使。そんなちょこるん、なにか心に空白とか抱えちゃってるの? ともあれ、バイトには許可が必要。それで先生を脅したりなだめたりで許可を勝ち取るっていうんだから、知世子さん、素晴しい。でも、先生、ほんと、そこまで依存しちゃいかんよ? さて、そんなふたりの様子を見守る女生徒がひとり。この子はなにものなのか。九鬼先生はさらなる弱みを!? みたいに書かれてますけど、いや、それもまた一興ですよね。

『魔法少女は笑わない』。パジャマパーティー! とかいってますが、作戦会議じゃんかよ。接近戦タイプがひとり、遠距離戦タイプがふたり。なのでどちらかが盾役になれないか、などなどちょっと真面目な感じかと思ったら大間違い。基本はどうでもいい話とかしてますよね。ゲームでもしようか、といって一人用のゲームどころか携帯機。皆、集まって遊ぶとか、そうした経験が薄いってのが生きていますね。今回は、そのラストにイオリの笑顔のエネルギーを貯めてる様子が描かれたりして、結構いい話なのかな、そう思ったら、あれ、ホー助、あんたもまた不穏なマスコットキャラなん? なんともいえない剣呑な雰囲気、ただよいはじめましたね。でも、なんとなくですが、この漫画の場合、心配するようなことは起こらないと思うんですよね。

『あいたま』は、かたくななお嬢様、白金バニラ。そんな彼女があっさりとひよこに籠絡されちゃって、アイドルとか馬鹿にしてるというのに、あいの雑誌にひよこ特集があったらそれを欲しがる。ファンクラブがあるといわれれば、札束で会費を速攻払う。よっぽどひよこが気にいってるんですなあ。でも蓮の仕事は認めてなくて、それで今回もまた手品師の彼女と大激突。もう滅茶苦茶面白い。あいは簡単にバニラのいいなりになるし、そうしたら速攻でロッカーに閉じ込められるし。バニラの亡き母への愛着とか、儚さ感じさせる言動とか、そうしたところ気になりつつも、結局ひよこに、そして天使ならぬ樹里にすっかり転がされて、しまいには沼にはまる。ええ、ちょっと安心ですよ。ええ、バニラ、もう大丈夫ですよね。沼での生活がどうかはわからないんですけど。

  • 『まんがタウン』第18巻第5号(2017年5月号)

0 件のコメント: