2017年4月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、昨日の続きです。

『私を球場に連れてって!』。今回は、なんと球場に連れていきません。なるほどテレビ観戦。レオナの家に集まって、というのですが、予想外に綺麗な部屋、さらにぬいぐるみまでいて、って、これキャッツのマスコットよね? レイナとファル子が集まって、ということは今日はホワイトキャッツとファルコンズが対戦するの? でもそれって喧嘩確定コースじゃない? そう思ったら、ああ、対戦相手、それぞれ違うのか。テレビはひとつ、試合はふたつ。かくして勃発するチャンネル争い。ファル子はスマートフォンで見るということで解決なのだけれど、今はこうしていろいろ視聴の手段があるというの、いいですね。自宅観戦だと静かでいい、そう思ってたタマだけど、試合が白熱したらうるさくなったりね、そして勝ったと思って油断してたらまさかの逆転! ああ、レオナが見事に落ち込んで……。落ち込んで、もう野球なんて見ない、なんていってたレオナだけど一晩寝たら回復するんだ! ファンなんてそんなもんだっていうファル子の達観がおかしかったですよ。

『すくりぞ!』は温泉をはじめます。って、どうやって? 部室にて足湯を楽しんでいる寝子。リゾートといったら温泉だ、っていうんだけど、ビニールプール使って、お湯もはって、でもあっというまに冷める。って、そりゃそうだよ。しかしそれでも温泉をあきらめないのがすごいですね。しかも温泉の宅配を使うんだ。ビニールプール一杯分で3000円くらい。へー、意外や安い。しかしこの子らのこうして行動していくところ、面白いですね。温泉の宅配とかあるのは知ってたけど、こうして描かれてみると、なんかすごいなって思われて、しかも温泉の威力よ。巻き込まれたくなくて逃げてた先生も喜んで参加してくれた。そしてお湯が、お風呂が気持ちもやわらげてくれたのか、寝子が素直な気持ち吐露すれば、先生も自分の経験をもとにアドバイスしてくれて、このふたりのいつにない近しさ、とてもよかったと思います。心の中で先生のこと頼ってるよって答えていた寝子とかもね、ぐっときましたよ。

『夢見るプリマ・ガール!』、ナツがやる気ですね。涙流しながら河川敷を走ってる。休みがちだったのに学校にもちゃんときてるというし、いったいどうしたのか。なるほどアイドルのライブ。いつもは途中で退場してしまうけれど、次こそは最後まで楽しみたい! って、大変だな! 興奮して鼻血出して退場。オタ芸の途中で倒れて退場。興奮はしかたないとして、オタ芸は自重すればいいのでは!? ともあれ、ダンス部の影響受けて、もっとちゃんとライブも最後まで見たい、踊れるようにもなりたい、こうしたナツの前向きさ、光ってましたね。特訓につきあってくれているサフィもよかったです。一緒に走ってくれたりね、はげましてくれたりね、そうかと思ったらつっこみ役も頑張って、ああ、今回のエピソード、ちょっといい話っぽくて、それでいてどこかおかしくて、そうした味わい、ナツのキャラクターにサフィの生真面目さが作用してこそのものだなあって思わされました。そして最後にまさかの展開。ええーっ。チケット確保済みなのかと思ってたよ! ほんと、強烈な落ちでした。やられましたよ。

『お兄ちゃんって呼ばないで』。突然兄になってくれといわれた七瀬。いったいどういうことかとかりんに詰め寄るんですが、その様子を部屋の外からうかがっていたのがかりんのお母さん。いや、お母さん役の丹羽つぐみ。まさかの小学5年生。って、待って待って、くじで決めたっていうけど、どうせあのいんちきのくじなんよね? この小学5年生、母親役自体は問題なく受け入れていて、普通に買い物して、ご飯の用意して、みたいなことやってるんだけど、すごい、スーパー小学生なのかな? と思わせて、あかん、あかん、普通の子やん。ご飯、卵料理ばかりなのか。それも簡単っぽいの。こんなつぐみのこと甘やかしてくれるのがパパ。もちろんパパ役ね。これ、当然女性で、涼原マキ。この人、大人みたいですね。仕事から帰ってきた? つぐみと夫婦役演じて、演じて!? 七瀬、どれほどのものを見たというのか。ともあれ七瀬、すっかりこの異常な状況受け入れてしまってる人たちに囲まれて、抵抗するのあきらめちゃったみたいですね。ほんと、かりんの求める兄像、演じきってみせるんでしょうか。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)

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