2017年6月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2017年7月号

『まんがタイムきらら』2017年7月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』、花名とたまて、ふたりのイラストなんですが、おや、なんだかとってもおすましさん。ふたり、揃いのデザイン、色違いの服着ましてね、ふんわりとしたその雰囲気、おっとりとして愛らしく、そしてそのポーズ! おすましだわ、猫被ってるわ! 髪を飾るリボン。オーソドックス? わりと大人しめな花名と、大きなリボンに小さなリボン、たくさんつけたたまての対比。ええ、たまてのたまてらしい溌剌さ、このリボンに集約されておりますね。

『スロウスタート』、なんだ、これ、夢があるなあ! 花名が一目惚れしたクッションですよ。となりで一緒に冠も一目惚れしてるのね。いったいそれなんなのかといいますと、ホットケーキ型のクッション。なるほど、積んであるの、分けられるんだ。2段重ね。一番上にはバターものってて、しかも半額! こんなにハイテンションな花名、しかもこの子に呼応するハイテンション冠とかはじめて見た気がします。しかし花名、テンションあげすぎて、冷静さ欠いちゃいましたね。本日の配送が終了してるので明後日到着になります。それ聞いて、持って帰ること選択しちゃったんだ! 瞬間真顔になる冠が最高でした。でもって花名、やっぱり駄目だったんじゃん! 途中でへばっちゃった! うん、たまてに栄依子が手伝ってくれて、よかったよかった、なんですけど、花名はまた気を使っちゃうんだろうなあ。そしてここに榎並先生登場。おお、栄依子とのやりとりの果てに、運んでくれること快諾してくれた! 大人万歳! 車万歳! 自宅自室にてホットケーキに埋もれる花名の可愛いこと! そして見ている夢も素晴しい。目を覚ましたら志温さんがホットケーキ作ってくれてたりね、ほんと、ほのぼのと楽しくなる、いいエピソードでした。

『ラブランゲージ!』、ゲストです。女子校出身の紺野七海は共学校に進学したことをきっかけに彼氏を作ると張り切っている。そうか、姉に煽られてその気になっちゃったのか。でも見栄やらなんやらのためにする恋愛ってどうなんですか、七海さん。そんな七海が入部することになったのが、というかじわじわ押し切られてしまいそうになってるのが、ラブランゲージ部。言葉の研究をする部活なのだけれど、実際には恋人を作るのが目的らしい。しかし、なぜその隠れ蓑に言語研究を選んだのか? しかも実績はないっぽい。好きな人はいない、初恋もまだ。そんな七海の恋愛はどうなるのか。ラブランゲージ部の先輩、柳川千夏と桐生風華、佐々木真癒。恋人探しに関しては見込みなさそうな予感がしますよ。

『びりーびん!』、ゲストです。これ、主人公が女神様なんですか。いきなり叩き起こされてるわけですが、そうか、女神でも仕事がある。でも仕事は嫌だ。休みたい、朝寝したい。うん、すごくよくわかる。この女神、ユノス様。世話をしてるのは天使なのかな、フィン。ユノスの役職は信仰復興課のとりまとめ。配下の天使を率いて、下界すなわち人の世界で信仰を集めるべく布教を行う。神様、天使、手づから布教活動とか、大変だなあ。布教のほどはボチボチ? よくわからんのだけど、神様のぐだぐだ、しっかりもので手厳しいフィン。ふたりの関係、上司部下というよりももっと近しい、ええと友人? いや、母娘? なんともいえない関係、悪くないんじゃないでしょうか。

『ごくらく!』、ゲストです。タイトルこそは極楽だけど舞台は地獄です。なんでまたそんな正反対の!? と思ったら、なるほど地獄の温泉が舞台。人と鬼との関係が良好に保たれている地域、ええとそういう地域とかあるのかい!? ともあれ、そこで出会った人の子と鬼の友情を育もうという漫画でありましょうか。阿鼻地獄からやってきた萬鬼吉野。穏健な等活地獄では孤立してしまっていた彼女のもとに、閻魔から紹介されてやってきた人の子、桧垣本小森。なんかほのぼのとした雰囲気なのに、小森は親に先立った罪によって地獄落ち。考えてみたら、これ、ハードな話ですよ。吉野は気立てはいいのに、その出自から誤解されてしまってたんだなあ。そんな彼女の助けとすべく小森が派遣された。この出会い、吉野にとってはよいものになりそう。そんな予感がありますね。かたくなになってしまった吉野、この子の気持ちを溶かして、ついには誤解もとける日がくるとよいですね。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第7号(2017年7月号)

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