2017年6月17日土曜日

『まんがタイムファミリー』2017年8月号

『まんがタイムファミリー』2017年8月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。チエちゃんが野菜収穫ですよ。頭にむぎわら帽子、手にはザルを持ちまして、そこにはナスにトマトにキュウリ、ピーマン、ええととうがらし? オクラ? 野菜いっぱいであります。家庭菜園でしょうか。たしか、アパートの前にそんなの作ってましたよね。他には『シロクマはシェーカーを振れません』花が大きなトマト持ってますよ。トレイにふたつ、そして右手にひとつ、食べてるところ。トレイの上のカクテルはブラッディ・マリーでしょうか。小さなシロクマが妙に可愛いですね。

『妹のおシゴトは時給2000円』。前回明かされた只野の過去、これが効きましたね。父も母も、よき父母像を演じようと一生懸命になっていて、いや、その父母像がステレオタイプすぎることに関しては微妙にも思ったけれど、いや、でも只野はステレオタイプな家族を求めているのだものなあ。これが正解でありますね。そしてこれは妹を求められているミエ子にとっては試練となって、いやあ、これ大変だ。衣々子に教えを乞うてみたりね、そして衣々子の兄、騎士の特訓を受けてみたりね、ほんと、これがどえらいナンセンスで、実に面白かったです。妹のジェラシーイベントのくだりとか最高でしたよね。ほんと、只野の態度とその後の陥落、見事な展開でした。このふたり、兄妹としてはどうかわからないけど、いい関係になってきましたね。

『役職名はお嫁さん』、めっちゃくちゃ面白かったですよ。休日の美如の過ごしかた。留守を預かるのは嫁の仕事といってはりきってるわけですが、問題は最近出没するという押し売り。これをうまく撃退するのかな? なんて思ってたら、いやあ、逆、逆、むしろ迎え入れてしまって、どんどん話も聞いちゃって、いやでもそうそうはひっかかるまい。ええ、押し売りの態度の変化、最高でしたよ。最初はカモかと思ってた美如のこと、初っ端から理解を超えた対応に困惑し、そしてその後も的確な指摘、批判、お叱り、そしてアドバイスがくるっていうんだからおかしくっておかしくって。途中に挿入された獅子本の対応もすごかったですけどね、一見してヤバさを感じさせないだけに美如の方がよっぽど難物。素晴しく面白かったです。この押し売りのお姉さん、美如の問い掛けが刺さったみたいですけど、いい仕事にめぐりあえるといいですね。そんな優しさ感じさせるところもよかったですよ。単純にやり込めて撃退してざまあ見ろじゃないの、ほんとよかったです。

『牧場OL』、素晴しいな! 直売所がオープン。落成式ならぬレセプションパーティーおこなわれましてね、おおー、野花が可愛い、朝里も可愛い、鷲巣も可愛い、そしてスアンさんが最高に可愛い! 売り上げ競いあってる。肉の質で売っていく朝里綿羊牧場に、イケメン力で戦うノーススターファームの星置。そして巨乳好きをやたら責められてる糸魚沢。最高だったと思います。このにぎやかさがとてもいい。嬉しくなってくるものありますね。野花と糸魚沢の関係もなんか面白くって、巨乳好きを責められたかと思ったら、社交性のないことに凹み、その上、動物が友達って野花にいわれて、煽ってるのか。すごいよ、この対話。野花は多分煽ってるつもりないよね。最高やわ。直売所、うまくいったらいいなあ、そう思ってたら、おお、おお、オーストラリアから初田社長の娘、咲来が帰ってきた! うおお、社長がオーストラリアにいっちゃうの? いやあ、これ、息つかせませんね。ひとつのエピソードが一段落したと思ったら即座に次がくる。いやあ、これ、面白いわあ。

『怖がり十和さんの働く日々』、ゲストです。仕事完璧と思われている水霧十和だけれど大きな弱点もあって、それはお化け、幽霊、オカルトの類いが怖い。4つ上の姉のせいだっていうんですが、回想に現れる姉が悪鬼羅刹のごとしでした。どんだけトラウマなのか。社内にある噂、第二会議室の幽霊、それに悩まされる十和。仕事に影響するほどっていうのは大変だよなあ。幽霊とか怖いって、苦手だって皆にいって、助けてもらえばいいのにね。それができないのが十和という人なのだろうなあ。この人の憧れの男性、同期の加護目宗鱗。この人がオカルト好きということが判明して、さらに十和が加護目からオカルト好きと誤解されて、このダブルバインド。ええ、十和の恋は前途多難ですよ。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第8号(2017年8月号)

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