2017年10月22日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年12月号

『まんがタイムきららMAX』2017年12月号、先日の続きです。

『のけもの少女同盟』。霞の自信がわからない! 水泳だけは得意なんていってるけど、泳いだことはない。病院で見てた水槽で魚をよく見てたから、魚の考えがわかるようになった。だからきっと泳げるはずっていうんだけど、いやいや、かりにわかったとしても、あなた魚じゃないから! そう思ってたら、実際そのネタ出てきて、水の中で呼吸できません! って、当たり前やんか! もう、見事飛ばしてますよ。しかし、冒頭では水に入るまでにリタイアしたこの子が、見事水に入るところまでは到達したわけで、いやあ成長なさったなあ、といっていいのか悪いのか。少なくとも水泳禁止。死にかけてるんだものなあ。ほんと、危なっかしくてしかたないです。

『ももいろジャンキー』。ものすごい人が出てきたよ! と、その前に、美耶のこと、はな、慣れたんですね。すごまれてる風に見える状況も、ちゃんと緊張してるだけって理解して、笑顔で受け答えできてますよ。今回はその美耶の幼なじみ。葉山卯月さんが登場されて、いやあ、17歳、ひとつ先輩、けど将来の夢は5歳児なんですって。って、やばいよ! ほんとやばいよ! この卯月さん、ヤンキー高として有名な学校になぜきたの? ってはなにいわれるんですけど、ああー、偏差値……。ああー、切ない。卯月に続き、はな、美耶も同じ理由と判明するの、あれ、おかしかったなあ。しかし今回も面白いですよ。子供の行動とでもいいましょうか、わがままスイッチね。卯月、小さなももと同じ行動するんか。なでなでのくだりもね、ももに翻弄される美耶ですよ。めちゃくちゃ面白い。でもって、卯月にお姉ちゃん認定されかかって怖れてるはなとかね、面白ポイント、多かったなあ。卯月にお姉ちゃんをとられそうになってやきもち焼くもももいいですよね。でもって、なぐさめられる美耶もね。ええ、はな、みんなのお姉ちゃんになってますよ。

『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』。めちゃくちゃ面白かった。兄役をしている七瀬、かりんと一緒にお出かけしたら、あっちでこっちで誤解を振り撒くっていうのね、ほんとおかしい。パパとママとはまた違った方向性の誤解で、いやあ、七瀬も年頃の女子高生だというのに、思わぬ変態認定されてしまって、いやもう、あのランジェリーショップでのくだり、ほんとどんどん状況が悪くなっていくの、おかしくてたまらなかったですよ。最初ボーイッシュな女の子だったのが、かりんの介入で女子の下着集める変態に変わり、その後、順調に女装、男の娘に進化。でもって兄妹そろって変態認定。いや、妹は変態で正しいと思う。この、一連のくだりで充分におかしかったんですけど、試着室でのかりんとのやりとりが噂になって、学校でも無理矢理脱がされたい女子がわらわら寄ってくる! ほんと、七瀬、すごいファン層かかえてるね! 最高でしたよ。

『夢見るプリマガール!』。ナツ先輩、留年の危機か! ああ、出席日数。この話聞いて、即座に同じクラスになれるといいですねと返すみゆにやられましたよ。ほんと、みゆ、先輩がいなくなることを嫌がってるわけですが、ナツもサフィも留年したら一緒に卒業できるって、おそろしいことおっしゃるな、この子! 今回の留年話。一年と二年の距離の小ささ、仲のよさを物語って、よかったですね。みゆが先輩と離れることを悲しむように、ナツもみゆたちともう一年一緒に過ごせることを夢見る。もちろん現実にそうなったら話は違うんでしょうけどね、そういう可能性にポジティブなもの感じとれるくらい、皆は仲がいいんだなあ。そしてナツの危機は無事回避されて、おお、やればできるんだ! このお礼をいうナツの笑顔、これがまた素晴しいじゃないですか。ところで最後に降って湧いた部室取り壊しの話。これ、床が抜けてるからじゃないの!? いや、ほんと、どうなんだろ。これも穏当なところに落ち着いてくれたらいいなあ。

いちごの入ったソーダ水』。ああ、こちらは切ない話が展開しています。後輩の入試です。迷迭香の入試は先月すでに終わっていて、もう結果も出ているはずなのに連絡がないっていうことは……。杏奈、切ないねえ。久しぶりに大好きな先輩に会えたのに、入試失敗したこと伝えるに伝えづらくって、そして月はそんな杏奈の表情からすべてを察して、あえて聞かず、明るい話題に持っていくんですね。ほんと、いい先輩だと思う。杏奈も慕うわけだよ。けど、それだけに杏奈、悲しいなあ。そしてもうひとつの話題。月が寮に戻るたびに気づかされるんですよ。こひめがねどんどんしっかりしてきて、お茶もいれてくれるし、他の寮生ともいろいろやりとりしている様子で、ああ、月もこひめに感化されてきてますね。私も大人にならないと……。この、確実に時の過ぎていくという感覚。なにか胸に迫るものありましたよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第12号(2017年12月号)

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