2017年10月14日土曜日

Mugig ウクレレ

 しばらく前に話題になってたんです。最近の中国製ウクレレはやけに手がかかってる。ほら、このウクレレなんて、カッタウェイにコンター加工。なのにこんなに安い! 話題になってた当初は、安いなあ、面白そうだなあ、どうしよっかなあ、でも安いからってポンポン楽器を買ってたら、家の中、楽器だらけになっちまうしなあ。見送っていたんです。ですが、ひと月前くらいですかね、タイムセールがありまして、問題のウクレレがなんと4,500円。これはもう買っとこう! ええ、買いました。勢いってやつですね。

届いた時に最初に驚いたのは箱でした。ダンボールでできた箱に入ってるのですが、これが適当な箱ではなく専用品。しかもボコボコ、ベコベコなんてものじゃなく、すごくきれいなものでして、おお、すごいな、こうした外装にも手がまわるようになってるんだ。楽器の状態も当座問題なし。見本の写真だけきれいで実際に届いたものはわりとガタガタとかだったら嫌じゃありませんか。ですが、仕上げもきれいですし、接着剤が見えるところではみ出てて、みたいなこともありませんし、まあサウンドホールからのぞきこんだら、内側には接着剤のはみ出しもあるんですけど、これは普通にそれなりの楽器でもあったりするからなあ。

うちにはウクレレが一本あります。フェルナンデスのZO-3シリーズ。昔、ウクレレがやたらはやったことがありましてね、その時に象のかたちのウクレレも出してたんですよ。ZOLELEってやつで、ボディはマホガニー、けれど合板。でもって、これが悲しくなるほど鳴らない。見た目は可愛いんだけどねえ!

Zolele

新しいウクレレ。値段からして期待してもしかたがないとはわかっています。ですが、ZOLELEより鳴らないっていうのだけはご勘弁だなあ。もうハラハラでしたね。楽器を出してチューニングして、ちょっと鳴らしてみたら、まあそれなりに鳴ります。ここでZOLELEも出してきて、比較してみたら、あれー、あんまり違いがわからないよ!? 駄目かー! まあ値段なりだものなあ!

弦を替えるといいよって教えてもらいました。中華ウクレレはとにかく付属の弦がよくないって。なので、ZOLELEに張ってるのと同じ弦に替えてみました。ghsのブラックナイロン。安さが魅力。うちの弦はZOLELEを買った時に一緒に買っておいたストック品なので旧パッケージ。でもまあ、大丈夫でしょう。張ってしばらくは弦が伸びるので安定しない。なので、チューニングして弾いて、またチューニングして弾いてを繰り返して、安定するのを待ってました。

かくして改めての弾き比べ。最初のうちはそんなに違いがない? とか思ってましたが、いや、違い、ありますね。ZOLELEよりも音が軽く、そして響きもともなっています。ああ、やっぱり違うな。これ、表板が単板ってだけでも違いがありそうだな。音の軽さは胴の容積の影響もありそうです。音の軽さはウクレレにとっては悪いことじゃないですよね。軽快にコロンコロンと鳴る、音がダマにならずよく分離するのは悪くない感触です。

あと、このウクレレのいいところは、ペグがロトマチックってとこでしょう。チューニングがすごく安定する! ちょっとギアに遊びがある感だけど、チューニングが狂いにくいっていうのは本当に助かります。これ、オープンバックに替えたりしたらもっと響きが出るようになるかな?

Mugig, Ukulele

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