2017年12月16日土曜日

『まんがタイムファミリー』2018年2月号

『まんがタイムファミリー』2018年2月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。チエちゃん、晴着で羽根つきでありますね。たすきがけして、その動きはアグレッシブ。いやいや、羽根つきってもっとこう優雅に趣深くやるもんじゃないの? という自分は、一度もこれをやったことないんですけどね。頬に墨でバッテ。なかなか苦手でいらっしゃる模様です。他に『妹のおシゴトは時給2000円』ミエ子がお年玉たくさん貰って喜んでたり、『広島さん、友達になってください』のキミとタミはお雑煮食べてますよ。これ、本編の予告になってますね。

『軍神ちゃんと呼ばないで』。虎千代が寺に逃げ込んで、出家するだなんだいってます。しかし、これね、虎千代の目的って日常のもろもろ、面倒からの逃避でありましょう? はたしてこんな人が、寺での修行耐えられるのだろうか。あるいは、修行もサボるつもりなのか。サボるつもりなんだろうなあ……。これね、虎千代説得のくだりも面白くって、とりわけ政景がおかしかったのですが、ひととおり終わって、問題も解決して、しかもそれがすごくいい話に終わってね、おおお、すごいじゃん、とか思った後にあのお坊さんですよ。仏門の修行について語る僧の思惑。それって、自分たちが煩悩に負けかねないから、虎に残ってもらっちゃ困るんじゃ!?

『妹のおシゴトは時給2000円』。冒頭から衣々子の勘違いが瓦解しとる! そうだよ、前回、衣々子がミエ子の相談を自分のことだって勘違いしとったしとった。ということは、今回は衣々子のエピソードか! と思ったら、違うやん! 早々に終了しとるやん! というわけで、今回は、というか今回もミエ子の回であります。兄、というか只野に失恋したと思っているミエ子がね、只野から距離置こうとしていろいろするんですけど、家にいればどれもこれも只野のポイント稼いじゃうし、かといって表に出れば、お金ばかりかかってしまって困るっていうのね。今回、友達の前でハメはずしちゃって、それで只野の背でおにいちゃんだいしゅきだなんていっちゃって、これ、はたして只野はどういう風に受け取るのだろう。異性として好き、という風にはとらないような気がするなあ……。でも、なんらかの変化があったりするのかも知れん。でも、只野のことだから、妹好きをよりこじらせそうな予感がしますよ。

『おしかけツインテール』。 花梨が不在の一週間。駄目な大人たちはどうやって過ごしていたのかって話なんですが、いやもうおかしい。俊郎がダラダラ過ごそうと思ってるの、これはもう通常営業だよな、そう思ったのだけど、花梨の母ですよ。うおお、平日なのに当たり前に家にいる。ゲームしてる。恥ずかしい格好、トナカイパジャマだ! 有休取りましたっていうのはいいんだけど、1週間取っちゃったんだ! すごいな。ちょっとした旅行だな。ほっといたら家のことなにもしないで、荒れ放題、だらけ放題、生活も乱れ放題になるかと思いきや、日頃の生活ですなあ、花梨のしつけがいきとどいております。夜になると眠くなる。なんだかんだで洗濯も掃除も分担して、料理も頑張ろうとはしていてね、駄目だなんて思われがちなこの家の大人ふたり、よくやってたって思いましたよ。でもこれが最後の最後、ただタイミングが悪かったってだけで花梨に叱られるハメになるっていうんだなあ。おお、不憫。花梨、よ、ちょっとは褒めてあげて。というか、アコーディオン弾いてたおじさん、なんでいるの!

『七瀬先輩のレキシスイッチ』、ゲストです。新入社員、百地三里についた教育係、上泉七瀬は歴史好き。それはいいのだけれど、初対面の人間にいきなり東軍派か西軍派か、聞いちゃうというのはどうなのか。七瀬先輩、人とコミュニケーションとるのヘタだって悩んで、いろいろ落ち込んで、みたいなこといってますけど、いやいや、それはそうですよ。いつの間にか歴史の話に夢中になっててとかいってるけど、今回初手から全力投球でしたやん! エキセントリックな先輩の、ちょっと困ったコミュニケーション。あんまりに歴史に振り切りすぎてるそれが、その後の仕事モードと幅ありすぎて、これで振り落されない百地は、ちょっと大物だと思いましたよ。

  • 『まんがタイムファミリー』第36巻第2号(2018年2月号)

0 件のコメント: