2017年12月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年2月号

『まんがタイムきららMAX』2018年2月号、昨日の続きです。

『どうして私が美術科に!?』。体育祭、めちゃくちゃ面白いです。普通科とチームを組んで競いあいますよ、っていうんですが、美術科の面々、怖フィルターとやらでめちゃくちゃネガティブになってて、ああ、そうだよなあ、運動とか苦手そうだもんなあ、と思ったら、人見知りなんかも手伝ってたりしちゃってるのか! もうとことんネガティブでね、準備運動で不安、騎馬戦は逃げの一手。でもって美術科走りお絵かきなる謎競技。めちゃくちゃ面白い。みんな、絵の出来に納得いかなくて、制限時間内に終わらないのか。今回、お弁当やら教師リレーやら、美術科リレーならぬ見世物競争やら、おかしな展開いっぱいあって、ほんと、美術科関係の人たち、ネガティブが極まってるよ。アンカー黄奈子のコラ画像呼ばわりっていうのもおかしくって、もうほんと、最後の最後まで、みっちりしっかり面白み詰め込まれてて、このバラエティ感、大変によかったです。

『私を球場に連れてって!』。ものすごい異色回! でもめちゃくちゃ面白かったですよ。夏休みに入りました。それで、ファル子にほだされて、皆で福岡にいくことになるんですけど、あの持って回った誘い方がまずおかしくて、素直じゃないなあ、ファル子。でも、皆で福岡いくと決まった時のあの笑顔、素晴しかったです。交通手段は夜行バス。所要時間15時間。あー、これ、つらいな。私も夜行バス利用したことありますけど、京都東京間だから一晩あればなんとかなる。15時間はつらいよなあ。しかもレオナは乗り物で寝られないんだそうで、ああ、これ、本当につらいわ。実際、今回、ほぼバスの旅で終わってる。眠れない、つらい、だんだん気持ち悪くなってきた、みたいな展開に、もうおかしいやら気の毒やら、ねえ、ほんとすごい。なにがおかしかったって、三木SAですよ。兵庫県、甲子園があるっていって、レオナ、甲子園の歓声を聴く……。それに対するタマのセリフ、ついに幻聴まで…、っていうのがもうおかしくって、ほんと、今回はレオナがおかしい……。つらそうなレオナを見て、感謝の気持ちから手を握ったファル子ね。いいシーンじゃーん! とか思ってたら、レオナ、さらにつらさを増すっていうのね、もう、おかしくておかしくて、もうすぐ到着、けど気持ち悪さも限界で、無死満塁3ボール0ストライクの大ピンチ。もう、今回、極まっていたと思います。私はバスがね、苦手でして、酔うんですね。だから、ちょっとレオナのピンチ、共感しちゃいましたよ。で、これ、帰りもバスなんですかい?

はんどすたんど!』。こちらも異色回、といいたけど、この漫画、結構異色回やってるよね。冬休み開けの学校ですよ。課題、ななみもゆかちーもなんとかやっつけたようで、いやあ、よかったよかった。積極的に自分を褒めてモチベーションを高めていこう。ななみがそんなこといってるんですが、いや、これ結構大切だと思う。なにかとネガティブになりがちなゆかちーに、ひなたもかな? このふたり、もっと自信を持てたらいいなって思うんですよね。さて、今回なぜかやたらとリフレインされる8メートル。これがまさか最後の最後に生きてくるとは予想外。話の頭で8メートルを振り、中盤でまたも8メートル。そしてそれが最後に回収される様。落語みたいだった。いい感じですよ。いちごがいいですよね。部室に残されたななみの教科書。明日実力テストだぞーっ! って、すごい顔して大声出してね、面白い。あと、ななみとゆかちーのいうポジティブシンキング。その話聞きながら、頭の中でずっと勉強は? っていってるのもおかしくって、ほんと、なんともいえない味わいでありました。各人の個性、それが生きてるよなあ。この漫画見てると、その個性の魅力、実感させられます。

『JKすぷらっしゅ!』。狂気の世界かも知れん。めちゃくちゃ面白かったんだけど、ほんと、潔が妹にピアノを買いました。それで皆でお祝いがてら遊びにいこうっていうんですが、澪花が妹に着せるために水着を持っていくとかいっていて、うん、やばい。でもってケイね、教育に悪い、外聞も悪いっていって、家に呼んでもらえてなかったんだ。そりゃまあ、普段着が水着だものなあ。ああ、ほんと、この狂気よ。妹、紗江がですよ、部屋に入ってきた水着の女、澪花ですけど、見た瞬間に防犯ブザー。めちゃくちゃ面白い。紗江が真顔で、なんでふたりはおうちの中で水着なの? わけわかんないっていってるのもおかしい。うん、ふたりはおかしい。紗江は姉のことが好きなんですね。姉とケイの仲を見て嫉妬。ピアノもドジャーン! って、お姉ちゃんをとられるんじゃないかって必死なんですね。で、その、必死の妹、必死ゆえかなんなのか、この狂気の状況に接近していくという。ああ、ほんと、これ、実にすさまじきものでした。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第2号(2018年2月号)

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