2018年2月23日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2018年4月号

『まんがタイムスペシャル』2018年4月号、昨日の続きです。

『君のパンツに一目惚れ』。次回で最終回。というわけで、ちょっと急ぎぎみの展開に見えた今回。絹森が母親に刺繍してるところ見られちゃったりね、でもって最後に、先輩の勝手に書いた入部動機、好きな女子がいるからっていうの、またもや母に見られて誤解されちゃったりね、ええ、この勝手にどんどん外堀埋められていく感じが好きだったんですよね。今回、手芸部部長の重升が刺繍部部長の佐藤のこと、どうも好きらしいっていうのが明かされたり、でも佐藤は手芸部やめちゃうくらい嫌だったっていうんだものなあ。このすれ違いよ! 小桜も、だらだら大汗かきながらも、刺繍できるようになってきて、ええ、成長してるんだなあ。この子の頑張り、もって見ていたかった。今回は絹森の刺繍にかける思い、はっきりしないままに終わりましたが、次回こそはそれが判明するのでしょうか。絹森にとって前向きな、これだっていえる理由が語られるといいなあ。

『お役所任務のススメ』。スペシャルの発売日が2月22日であること、最大限に活用してきましたね! 今日はなんの日か知ってますか? 忍者の日です! 役所で取り組んでいる忍者アピール。それがこうして地元のテレビ局に取り上げられて、そして忍者の日のイベントも、そして出雲先輩も、しっかりばっちり認知度を上げていこうっていうんです。忍者課の皆の、去年のイベントの認知度が、しのぶさえ知らなかったというほどに低すぎたこと、すごい危機感持ってとらえられてる描写とか、あれとてもよかった。今回のしのぶ主導のアピール、その熱量、いきいきのびのびと語られるその様子もとてもよかった。そして、忍者課のアピール、これが響いている。町で話題になっている。商店街でも盛り上がりに刺激を受けている。ああ、頑張りがむくわれてるんだって、これ、ぐっとくるなあ。もう、たまらんものがありましたよ。

『アテナの初恋』。倒れてしまったゼウス。その影響で、天界に揺らぎが生じたりと大変なことになっていて、そしてこのことを知っているのはアテナだけ。ゼウスを支えないといけない、跡継ぎのことも考えないといけない、すっかり思い詰めてしまって、ええ、こうしたアテナの真面目さ、一途さ、これまでに描かれてきたそのままに今回も発揮されて、またこうしたアテナを助けてくれようというのも、これまで語られてきたように、ヴィーナスとアポロンだというのですね。いい仲間に恵まれてるよね。本当にそう思わされて、けれどアテナ、やっぱり思い詰めてるんだなあ。跡継ぎ問題は娘の自分が、とか思ってるんだろうなあ。そんなアテナの選択は、恋愛研究の総決算? いやむしろ暴走だよね。エロスに依頼して、アポロンと自分を結び付けようというんだ! はたしてこれはよいことなんだろうか。アテナはそれでいいんだろうか。一種の自己犠牲ですよね。でも、これ、ゼウスの事情がわかってますからね、読者は、ほんと早まらないで! なんですけども、これ、どういう決着になるのかなあ。きっとこの目論見ははずれるだろう、そう思ってはいるのだけど、どのようにしてそうなるのか、その過程に興味があります。ええ、きっとアテナにはしあわせな選択をしてほしいって思うんですね。

メェ〜探偵フワロ』。アーサーとレモンが結婚! まあ、秒読みって感じだったもんなあ。ふたりがハネムーンにいってる隙に、フワロ氏、探偵としての活動にいそしんで、馴染みのものからの依頼ですよ。海運会社からのクレームについて調査する。これ、内部調査員が行方不明になってるとかね、いろいろキナ臭そうな事件でして、そいつにラウールとともに挑む! あ、これ、きっとろくなことにならないやつだ。でも、ラウール、さすが裏社会の人。調査に出た先でも見事に活躍してくれて、でもそこであの鶏と出会っちゃうのか! きっとろくでもないことになるんだ、これ……。ここで出てきた流出文化財というやつ、これが伏線だな。とあたりをつけたところで、フワロ氏の追う事件は、ハネムーン先のアーサー、レモンのふたりと知らず関わりあうことになる — 。そして行く先はヒマラヤへ。ああ、これ、グランドフィナーレってやつだ。ええ、次回最終回! フワロ氏のかつての恋心はどうなるのか。ちょっと大忙しで、けどラストを飾るにはふさわしい、そう思える山場に山場に山場! 次回、どのようなものを見せてくれるのか、期待をともに待ちますよ!

  • 『まんがタイムスペシャル』第27巻第4号(2018年4月号)

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