2018年3月4日日曜日

『まんがホーム』2018年4月号

『まんがホーム』2018年4月号、一昨日の続きです。

『マツ係長は女ヲタ』。ウメ君が見事にマツ係長に染められて、青一色のコーディネートを見れば、すなわち青晴推しと認識するほどになってしまいました。で、このたまたま見かけた人が、本当に青晴推しだったっていうのね。そうか、ツルさんと同じ学校のお友達。ロリータ系でいいのかね? リボンいっぱい、青で揃えた出で立ち、バッチリ決まって、この子、結構好みかも……。名はルリ姫。どうも少々困ったちゃんでありまして、えらくとげとげしい。とりわけしろたんに厳しい視線注いでいて、マツ係長、大ダメージやんか! 青晴としろたんが仲がいいという話。ルリ姫が否定するもんだから、ウメ君が係長の妄想なんではないかと疑いはじめたり、今回、いろいろギリギリな線まで踏み込んで、ほんと、面白いな。カラオケ店でのDVD鑑賞。ルリ姫も参加したんですが、そこでのいろいろも面白くって、ああ、この子がこの格好になったの、青晴の影響なんだ。ああ、ビビってるルリ姫も可愛いじゃんか。この子、嫉妬が強いんだ。青晴にウインクされたというウメ君に嫉妬して、そしてしろたんにキツく当たるのもそうなんだ。困った子だけど可愛いねえ。でもって、ツルさんのことも好きなのか。最後にね、マツ係長の大人の対応、優しい言葉にほだされるところも、本当に素敵でしたよ。

『歌詠みもみじ』。欲しいものできたもみじ。だけど金はない! それで親に無心するんだけど、にべもなく断わられて、ああ、このお母さん、やっぱり厳しいなあ。なにが面白いって、もみじの小遣い増やしたら、その分父の小遣いが減るという。この横移動っていうのが面白くって、ほんと、どうあってもお母さんは出資しない。どうあっても父のお金が横移動するしかないっていうのが、この家らしいんだろうなあ、面白かったです。もみじ、黙々と川柳詠んでる普段の様子からしたら、わりと落ち着いたところもあるのかな? そう思ったのだけど、いや、全然あかんのか。貯金箱せっかちすぎて貯められぬ。貯金箱ダメにした分、出資かさんだだけじゃん! つもり貯金も全然だし、この子、弱いよ! 弱すぎるよ! まりながすごかったです。この子、いいとこの子だっていうのはこれまでも語られてたけど、その提案、まったく採用できないっていうのね。カードに株にと、全然参考にならんです。しかし、もみじ、働くのも嫌なのか。あかん子だなあ。どう節約してるか、クラスの友達に聞いてみて、それで出てきた交通機関使わずに歩くとかね、こういうのはやってたなあ。時間や労力が、かかる金額より価値がない時分ならではのやり方ですよね。そして最後にコツコツ必要金額を貯めたもみじ。けど使うのもったいないって買うのやめちゃうんだ。ほんと、極端に走る子であります。

『うちの秘書さま』。敷地に迷い込んできた猫。七瀬には懐くけど、はじめには敵意剥き出しにするんだ。おびき出そうとするもまったく相手にされないとかね、ほんと、はじめ、不憫ですなあ。七瀬の対応、猫と自分で全然違うっていうのにショック受けたりね、猫にかかりっきりの七瀬を振り向かせたい一心で、宿題予習をばっちりやってみせたりねと、ほんとはじめの素直で直線的な好意の向け方、かまってもらいたさ。猫というより犬でありますね。この猫、庭師の田中さんが飼ってたんですね。自宅がペット不可だからと、この屋敷の物置でっていうんですが、一言断ろうよ! さすがのはじめも引いてるの面白かった。この子、ハチ、これから去勢にいくんだそうですが、ちょっとおとなしくなるのかな? 田中さん、引っ越したら家に連れて帰っちゃうから、もう出てこなくなるのかな? たまにはまた出てきて欲しい、猫にしてなかなかにいいキャラクターでした。

『マチ姉さんの妄想アワー』。策士シリーズ、これ面白いなあ。というか、ヘンデルが酷い! すごいキャラクター! でもって赤ずきん。メッチャ抱かれたい俳優、男女ともに得票1位というゴリ・イケメンデス、これ、レベル高いなあ! もはやレギュラーといっても過言でない、白雪姫のお妃様も絶好調で、さらには王様まで登場してきちゃったっていうのが面白くって、ガブーって噛みつくパトラッシュから見た目が怖いほぼ恐竜まで、見た目から、発想から、インパクトから、とにかくばっちり面白いのがこうもずらりと並んでいて、今月も最高に面白かったです。次号最終回とのこと、実に残念ではあるのですが、これだけ長く続いたのだものなあ。ほんと、これまでのネタ出し、大変だったろうと思います。

  • 『まんがホーム』第32巻第4号(2018年4月号)

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