2018年5月13日日曜日

ハコスコ公式 無料で楽しむスマホVR

 なんだかVRまわりの動きが活発ですよね。つい最近もOculus Goというのが出た、わりと安いのにスタンドアロンで使えて便利、快適なんていって話題になってますし、またLenovoからもGoogleのDaydreamですか? に対応するヘッドセット、Mirage Solo with Daydreamなんてのが出て、こちらはちょっと高めだけど高性能? 立ったり座ったりといった動作に反応するっていうのは、いろいろ体験に幅が出て面白くなるのかな? とはいっても、まるでVRってやつを体験したことないので、その機能が必要なのか不要なのか、今んところよくわからない。とりあえずはまず体験してみたいんだけど、どのゴーグルを買えばいいかっていうのもさっぱりわからん。もう導入からお手上げ感が高かったんですよね。

というようなことをtwitterでいいましたら、360°動画を見るだけならスマホ用のハコスコでいいんじゃないかとアドバイスをもらえまして、なるほど、ありがたい、あのダンボールの箱にスマートフォン差し込むやつだな。GoogleのCardboardとかしか視野に入ってませんでしたよ。ともあれ、まずはハコスコと狙いをさだめてちょろっと調べてみたら、ダンボール製のものとプラスチックでできたものとがあって、もちろん紙の方が安い。じゃあとりあえず紙の方で試してみっかと思ったら、付録にハコスコをつけたムックが出てるんですね。ハコスコだけより高くなるけど、なにもないとこから検索したりして模索するより、本にいろいろまとめられてるのがあった方が導入に便利そう。こうして本を求めてしまうところなど、やっぱり自分は旧いカルチャーの人間なんだろうなあ、なんて思ったりもしましたよ。

さて、VRです。ハコスコ、組立は簡単なので、そのへんははしょらせていただきますよ。iPhone 8 Plusに更新して、まるまる遊んでいるiPhone 6 Plusがあるので、これをハコスコ専用にしてしまいましょう、ということで、試してみました。まずはVRに取り組む博物館記事から適当に流れ流れてYouTube。おすすめされるままにジェットコースター動画など試してみたのですが、いやあ、これすごいですね。後ろ向くと後ろの席に座ってる人の顔まで映る。とりあえず家族にも見せてみて、そして次に紹介されてきた動画、これがちょっと気にいりましたね。ナショナルジオグラフィックの鮫動画。これね、すごいよね。たまたま撮れたんでしょうか。自分もですが、母もうわってびっくりしてまして、ですよね、驚きますよね。けどこれ、ちょっとVRの問題も感じたんですよ。

360° Great Hammerhead Shark Encounter | National Geographic

父に見せた時なんですが、椅子に座ってるからでしょうかね、うまく視線の誘導に乗らなかったみたいで、一番の見せ場を見逃してるんですよ。それで2度目見てもらって、けどそれでもやっぱり見逃したみたいです。360°動画は鑑賞者が見たいものに注目できるメリットがある一方で、よほどうまく視線誘導を行わないと映像製作者が見せたいものを見てもらえないデメリットがあるとよくわかりました。自分がもう一度、今度は立ってくるくるまわりながら見てみたんですが、これだとうまく誘導される。けど着席してると、そうそうまわれないでしょう。なので見る範囲が限定されて、一度誘導からはずれると、もう全然違うところに注目してしまう。それこそ、対象が視野に入らないと、見せ場どうこう以前に、まるで気づいてもらえないとくる。なかなか難しいものだと感じました。

そして次の動画。こちらは自分の体験なんですが、酔いやすい動画ってこういうやつかって一発で理解できた動画です。

OKINAWA 360° -VR SEA TOUR-(沖縄)

沖縄のダイビング動画なんですが、映像は美しい。けどカメラに問題があって、水中をゆっくり移動しながら、上下左右にゆらゆら揺れている。この揺れがどうもよくないっぽいですね。自分が顔を動かすと、それにともない映像の視点が動きます。ここにカメラの移動や揺れが加わることで、なんともいいづらい複雑な挙動が生じるようで、脳が混乱するんですかね、だんだん気持ち悪くなってくる。なるほど、これだな、VR酔い。自分は乗り物酔いするのでVR酔いは心配していたんですが、動画によっては盛大に酔いかねないことがわかりました。でもって、どういう動画が酔いやすいか、これである程度あたりがつけられたのもよかったように思います。

と、ここまでまるでムックを見ていない。なんのためにムックを買ったのか。

簡単にざっと見てみましたよ。そうしたらVR酔いについての説明がちゃんとされていて、ああ、やっぱり、自分の感じたの、おおむねそのとおりでありました。

ムックにはいろんなコンテンツが紹介されていて、興味があるやつ、まるでないやつ、多様にあるのですが、こういう興味のないものまで広く情報が入ることが重要だと思っています。こういうところからだんだんにVRの体験の幅を広げていけるといいんですが、はてここで次はなにを見にいけばいいものか、そこまではまだ方向性が定まっていません。

VRらしいなにかって、いったいどういうものなんでしょうかね。Oculus Goとか買ってる人は、なにを楽しんでるんでしょうかね。

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