2016年4月28日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2016年6月号

『まんがタイムきららキャラット』2016年6月号、発売されました。表紙は『NEW GAME!』、青葉とねねでありますね。ふたり、お揃い色違いのパジャマ着ましてね、星形クッション抱いて横になってます。嬉しそうに笑顔を見せる青葉に、眠そうにしているねねという、好対照。これ、夢がテーマなのでありましょうか。枕にしているクッションの模様も、青葉は魚、ねねは猫の足跡と、ちょっと違ってるのが面白い感じです。

Aチャンネル』、なにこの扉絵、素晴しい! ほんと、すごい美少女! チャイナドレス着ましてね、前垂れをこうたくしあげましてね、って、わー、ユタカさん、なになさってるのー! しかし、ほんと、ユタカは可愛いなあ。というわけで、今回はユタカがメインです。両親が旅行で不在、というので家事が滞っております。炊事洗濯はなんとかなってる、けれど掃除が駄目で、というのでミホとトオルが手伝いにいくというんですが、そしたら、まあ酷い。たった二日でこの有り様。ミホが恐慌状態に陥って、鬼軍曹みたいにユタカを使役し、片付けをするんですね。しかし、今回の話、経済観念の違いなど見えて面白かった。ミホさん、始末屋さんなのね。そしてあちこちから発掘されるユタカのパンツ。ユタカ慌てて、でもブラはいいんだ。区別がわからん。しかしほんと、今回はミホの保護者ぶりが押し出されてましたよ。大変、よかったです。

まちカドまぞく』は、シャミ子が先祖にそそのかされて、ももの夢に侵入ですよ。最初はずるいとかいって消極的だったシャミ子も、すっかりいいくるめられて、しかし夢に侵入するために枕元にももの写真を沢山置いてるところとか、なんか、ももに焦がれてるみたいにも見えますよね。さて、ももの夢に侵入をはたしたシャミ子だけど、なんだか以前より守りが固い。そうか、シャミ子がこのところももの食事の面倒見てたから、コンディションよくなってるのか。しかもメタ子がももの夢を守っていて、と、ここで気になることいってますね。シャミ子から千代田桜の気配も感じる……。これ、なにかの鍵っぽいですね。ともあれ、シャミ子、ももに招かれて、え? これ続くの? 続かないような気もするけど、ほんと、シャミ子、夢の中でもももにしてやられて、そうかあ、おせっきょうかあ。

『アニマエール!』、いいですね、いいですよ。チア部創部を目指して、ひづめ獲得に燃えるこはねです。もうつきまとうのはやめました。で、なにをしているのかというと、なるほど、高所恐怖を克服しようっていうんですね。まずは少しずつ、というので跳び箱の上に立ちましょう、っていうんですけど、そうか、4段はきついか。3段に減らして、うん、涙ぐましい努力です。しかし、これ、どんだけ効果あるんだろう、そんなこと思ってましたら、うわー、思い切りましたね。木の上、登っちゃいましたよ。ひづめがね、結局自分はひとりと、ネガティブな気持ちにとらわれたその時に、こはねのエールが届く。自分の苦手を克服して、そしてひづめに飛び込んでいく。ああ、それは無茶だ、そう思うのだけど、こうした思い切った展開、劇的で、ほんと、こはねとひづめというふたりの気持ちのやりとりの細やかで、鮮やかなその様、見事であったと思います。ぐっときました。ええ、まずは第一歩ですね。

『ことこ・ア・カペラ』、ゲストです。これ、いいですね。主人公小日向琴子は高校一年生。友達の夏目シヅの協力あって、シヅと同じ学校に入れたっていうんですね。これ、シヅが琴子と離れたくなかったんだな。でもって、そして、琴子がこの学校に入りたかった理由、それもまた別にちゃんとあったんですね。琴子がこの学校に入った理由、それはアカペラ部。え? ボイスパーカッションとかもしちゃうの? 自分の知ってるアカペラとなんか違う! ともあれ、琴子、アカペラ部へとやってきて、しかし部員がいない。出会ったのは吹奏楽部と間違えてやってきた茅ヶ崎きよか。と、ここでわかるんですけど、琴子の母がこの学校の卒業生で、さらにアカペラ部に所属して、大会にも出場していたというんですね。そうか、琴子は母に憧れていたんだ。そして琴子、歌の実力も確かで、とそんな彼女が、堕落しきっているアカペラ部を立て直す! そんな展開になるのかな? 遅れてやってきた先輩の唯川鈴音、姫宮ふみのともども、部活動に積極的じゃなくって、ゲームなんかしちゃったりして、え? なんでふたりともアカペラ部に所属してるのん? なんて思ったところに、琴子、まくしたてる、まくしたてる。よーし、よくいった琴子さん! 君は素晴しい! うん、ちょっと爽快でした。

『宝くじで10億当たった元JKだけど質問あるやつおる?』、ゲストです。これ、今はいいけど、将来に困るパターンじゃないの!? どうも貧乏をこじらせているらしい伊豆たわ子。金欲しい金欲しい、と、どうしようもないこと口にして、けど朝の食事にも事欠くほど困窮してるのか。そんな彼女が、ちょっとした思い付きで宝くじを購入した。こづかい稼ぎのつもりだった。って、宝くじって学生は買えないんじゃなかった……っけ? いや、細かいことは気にしない。ともあれ、小銭をかき集めて、友達のよっちゃんからも支援を受けて、そしてようやく買えた1枚ぽっちの宝くじ。それがまさかの当選で、10億円を当ててしまった。なので学校やめます。引っ越しします。執事もメイドも雇いました。馬車なんて乗り回して、しかもヘリまで買っちゃって、って、待て待て、そんな放蕩したら10億とかすぐに蒸発しない? これ、ひかえめに見ても、放蕩して10億を使い果たして再び困窮する、そんなルートに突入してるんですけど!? ほんと、たわ子の刹那的生き方が光りますよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第6号(2016年6月号)

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