2014年5月31日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年7月号

『まんがタイムオリジナル』2014年7月号、一昨日の続きです。

『あかるい夫婦計画』、肩叩き券譲渡のネタ、おおう、母の日の定番だからとこれがきたのか。ええ、けど今回面白いなと思ったのは、38歳おひとり様。後輩が辛辣で、別に先輩にいじわるいってるとかそんな感じでもなくて、仲がいいから思ったことストレートにいえるみたいな風。その関係もよければ、厳しい指摘に涙流しちゃうお姉さまも素敵で、ほんと、若い子の色ってのもね。いやいや、お姉さん、まだまだいけますよ! そう思うのでした。さてさて、深呼吸エクササイズ。そんなのもあるのですか。けど自分がやったら、やっぱりため息に見えるでしょう。しあわせも逃げるのかも知れません。

先生のたまご』、いい最終回でした。短大生になった夏目こころから手紙がくる。こころの近況、よだかの近況、カヤも島崎も、いろいろあるようではあるけれど元気そうで、こうした別れの後にもまだ繋がっている縁、それを感じさせる今回。ああ、たまこ先生と生徒たち、いい関係を築いていたのだと改めて思わされるのでした。先生たちも気合いたっぷりで、今年の生徒たちに向かいあっている。その関係は、先達ての卒業生たちがそうであったように、よいものとなるのだろうなあ。そう思わされるところあって、ええ、いい最終回だったのです。

『あまかす*あくとれす』、甘糟晴菜がメインヒロインに抜擢です。とはいえ、商店街のPR用フィルムだとのこと。いやはや、それが面白かった。商店街のPRだから、資金を提供してくれたお店の宣伝がばしばし差し挟まってくる。その強引さ。いきなりキュウリからはいって、ヘアサロンに花屋、いや、キュウリはともかく、ヘアサロンやら花やらはまだわかるんです。けどフェイスエステとか無理矢理すぎの強引さ。これが最後には宝飾品店、質店ときて、もめたとみたら法律事務所がはいってくる。よくもこんな展開お考えなさった。いや、これよかった。よかったですよ。

『まんしゅう』、こちらにもまさかの肩叩き券。おお、さすがのまんしゅう、父ちゃんが換金流通させてしまうからと、先手を打って条件をつけている。この肩叩き券の譲渡という発想を持って、いろいろと工夫してくる、そのところに作家独自の味わいの違いというのは生まれてくるのだ。そう思わせるものありました。まんしゅうは、したたかだけどいい子っていう、そのバランス、とてもいいって思ってますよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第7号(2014年7月号)

2014年5月30日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年7月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年7月号、一昨日の続きです。

『ののかノート』。いいですね、歌うダンス部の活動、しっかり展開してきましたよ。曲を決めました。権利についてもちゃんとぴよが調べてました。うん、日陽子、しっかりしてるじゃないですか。ばっちり必要な要件クリアして、皆で個別練習ですよ。玲緒奈がにゃんとかいってるとこ、弟に見られたりね、それから叶恵が日陽子の間違って渡したアニメにちょいハマりしてみたり、こうした情景も面白く、そして日陽子の策士っぷり! いや、日陽子、いいですよ。脳波で動くネコミミ用意して、加えてそこに騙し討ち! いや、もう、日陽子大好きです。最高のパフォーマンスを出すための条件、揃えちゃってますよね。そしてダンスビデオをアップロードして、さてさてどうなる? あの再生回数をすごく気にするのね、わかるわかる。でもって、1とか2とかしか増えなくて、しかも見てるの自分とか知人とかばっかりで、いやいや、これはいいですよ。これはほんといい感じです。

『ばーどすとらいく』、クルが皆と買い物にいくんですね。クルの私服、って、これは私服じゃないのか。ダジョン星の軍服? けどこれはこれで可愛いっていうね、けどやっぱり服を買いましょうってなるんですね。しかしクルには予算がない。それを立て替えるのがあとり。なんと姉のカードか。姉、どうもクルの正体に気付いてるっぽいもんなあ。クルコーディネート私服。うん、あれはあれですごく可愛い。そしてあとり、ひたきコーディネートの私服? うん、これは正統派可愛い。可愛い大好きの鳳さんと合流して、いやいや、この人もいい感じですよ。うん、危ない危ない。しかし今回は、クル可愛い、それで押し切った、そんな話だったかも知れません。

ぷらいまりィずむ!』、わお、ニコちゃん、大人気です。女子から。嫉妬に歪むしずのんの顔、はたしてどれほどのものだったのか? クロエ先生が見たもの、どれほどのものだったんでしょうね。けど、しずのん強くなりましたね。男子にからかわれても、見事にクールモードで応戦。うわお、そうだよなあ、しずのんもともと超絶美少女だものなあ。そりゃ男子も圧倒されるよ。というか、あのクールしずのんヘのスカートめくり、あれはいけない、あれは駄目ですよ。なんだろう、すごくいけない、そんな気がする。くそう、洟垂れども許さぬ。めいふ、狸ポンポコのあとずいぶん仲良くなっちゃってるのか。よかったなあ、めいふ。って、しずのんへのつっこみ、あれは笑いました。すげえな、しずのん、もちろんめいふも。でもって、男装ニコ。しずのんのみならずめいふも撃沈するのか。いやもう、楽し面白い、いいエピソードでした。

フレラジ☆』、いいですね。茜、収録前日の緊張ですよ。眠れないんだなあ。でも寝ないといかんしなあ。そんな状態。何度でも原作読み返したい、そんな茜の気持ち、いやもうわかりますよ。そして当日、お、花見の時に出会ったあの子と再会か。紺野藍。茜と収録で出会う、予告されたとおりでしたね。方言ばりばり。新人なんだけど、やたら堂々としていて、そして超うまいときた。ええ、茜、正念場ですね! 茜、こうしたプレッシャー受け、また経験も積んで、よくなっていくのかなあ。是非頑張っていただきたいところです。ああ、そうそう。監督さん、再会でしたね。そして灰原さん、素晴しい!

あまゆる。』、おお、クリスマスかあ。アヤの語る年越しの風景。あれはすごいなあ。餅におせちはわかるけど、門松、注連縄も自分ちで作るのか。すごいな。硬派とか本格派とかいうレベルじゃないです。そんなアヤのうちにはサンタがこない。なぜと母に聞くチビアヤの可愛いこと! でもって、山奥だからという理由で納得しちまうのか。すごいなアヤ。さてさて、そんなアヤにハルからプレゼントです。わお、都会Walker。ほんと、ハルはアヤのことよく理解してるな。でもってクリスマスパーティは大々的なものになり、アヤ、生き生きしてるなあ。マオとユウのプレゼント交換もすごくいい。ハルとアヤの将来の約束も素晴しい。あのアヤ、なんか嬉しそうに見えるよ! ほんと、今回は皆が生き生きと動いて、その魅力を充分に振り撒いていた、そう思うのですね。中でも、ハルのアヤが起きてるか判定するあの場面。めちゃくちゃ面白かったです。しんでる、って、大都会の威力とはそれほどのものなのか。やたらめったら面白かったです。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第7号(2014年7月号)

2014年5月29日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年7月号

『まんがタイムオリジナル』2014年7月号、発売されました。表紙、メインは『ラディカル・ホスピタル』山下さん。サッカーワールドカップを前にして、サッカーはサッカーでも、まさかのレフェリー、レッドとイエローカードを持ってVサインであります。あの笑顔、いいなあ。先月と全然違うぞ。イエロー? レッド? もらいそうになってるのは榊選手? 瀬尾選手が倒されてしまった? 微妙なところであります。そして解説は『らいか・デイズ』らいかと、おおう、なんかすごくちゃらくなった竹田です。

『満開!Sister』は、たけしの三者面談ですね。母と姉が学校にくるっていうので、なんだかばたばたしてるんですね。最初のばたばたは、たけしのために着る服を選ぶという母の言葉に焦るたけし。次は進学先ですね。行き先をどこにするか、そして自宅から通うかあるいは一人暮らしか。カンナの押しにさくらのクールな指摘。ああ! そうよ、さくら、そうよ、そうよな。学校での様子。腕組みのくだり、面白かったです。サツキのいう腕組み、それをすぐさまたけしも体現するっていうのね。おかしかったわ。そして、なんだかわかっちゃってる先生。いや、ほんと、知らず外堀が埋まってる感、ありますね。

『よゆう酌々』、これ一番最後の締めがよかったですよ。タウン誌の取材がくる。その日付を決めるというのね、早起きするのが嫌だからというので、保健所の立ち入り検査の日と取材の日を合わせちゃうんですね、女将が。この人のこういうずぼらなところ。これ、いろいろあかん気もしますが、反面この人のチャーミングなところでもあると思わされるんですね。えへへって、ほんと可愛らしい。でもってラスト、かつてのみもりの取材がですね、やっぱり保健所立ち入り検査と同じ日で、ああ、やっぱり母娘だ! そんな落ち。赤面する女将が素敵でした。

『おかん』、いや、ほんとにおかしいな。雨の日、なんとかーちゃんが泣いている。町内会のピクニックが雨で流れたっていうんですが、それが悲しいんじゃなくて、晴れ女として雇われたとかいうのか。3千円! 毎週土日が晴れ女の日で、なんかもうプロだなっていうジュンの言葉が本当におかしかった。しかし、自然には勝てない。どんどん腐っていくかーちゃん。平日なら晴れるのか。ほんと、なにやってもうまくいかなくてっていうね、そうした様子、ネガティブかーちゃんがおかしかったです。でもって最後、あのとどめ。いやもう、この徹底、見事でした。

『春雨平安日記』、夏子の可愛いこと! さて、本編ですよ。ほんと、平安とかまったく関係ない割り切り、これがめちゃくちゃ面白い。なんせ、のっけからスパイごっこ。5分以内に爆発するとか、ほんと、時代を超えてます。回覧板にピクトグラム。あの烏帽子かぶった頭、それを未来人が評価する、あの一言が最高におかしかったです。これ、春雨のおかしな振る舞い、それも面白いんですけど、夏子も負けてないですよね。ジャージ。うん、可愛い。ツンデレ、って、うん、失敗してるし、それ。陰気な冬子もいい感じ。って、自分の髪の毛、それってあるあるなんだ。いい感じに力の抜けたコメディ。実に楽しいです。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第7号(2014年7月号)

2014年5月28日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年7月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年7月号、発売されました。表紙は『GA — 芸術科アートデザインクラス』であります。梅雨、すなわち雨の季節。ということで飴の降る中、レインコートに傘といった出で立ちの娘五人がカラフルで可愛らしいのですね。キサラギの眼鏡がピンクのフレーム、うん、なんかちょっと珍しい。キサラギ、ノダミキ、トモカネの笑顔を前面に、ちょっと驚き顔のナミコさんに、超絶クールなキョージュ。このコントラスト! しかしポップでキュート。実に可愛らしい表紙であります。

『ガールズガーデン』、悪くないんじゃないでしょうか! 栗葉ちかの下駄箱に毎日毎日届くラブレター。庭園部部長笹祭彩による仕込みだっていうんですね。可愛い後輩にデレデレの彩。そんな彩に厳しい梅宮ゆき。うまくキャラクターを動かして、そしてラブレターの誤解でちかが窮地に! こうした展開、登場人物の魅力をうまく引き出して、よく伝えていたと思うのですね。ラブレターというのを効果的に使って、エピソードを開いて閉じた。その見せ方も工夫されてよかったと思ったのですよ。

『ブレンド・S』、これもいい感じ。目付き悪い系女子、苺香が実に素敵。子供時代ですよ。外国大好き、海外大好き。そんな子供だったっていうんですが、それで憧れの海外に向けた眼差しが怖い! じーっと見つめる、その目付きの悪さは大人をも沈黙させ、また外食チェーンさえも怯ませる。最高です。最高女子でした。和装、黒髪、とても素敵。そんな子があの睨み付けでしょう。なんというミスマッチ。なんというアトラクション。素晴しいものを見た、そんな気がしますですよ。

『いつか四つ葉のシャムロック』、ゲストです。幸せを呼ぶという触れ込みのアパート、よつば荘に入居することになった女の子、仲原ゆか。この子が出会うもの、それがどうにも不思議なんですね。ゆかを面接した赤音さん。けど、どうも面接しているのは大家、黒猫がそうみたいなんですね。黒猫の大家の許可が出ないと入居できない。そして元気な双子の女の子、ユナとレナ。ええ、どうも不思議なのだそうですよ。他の入居者はクールな御影と漫画家の星見屋莉子。そしてゆかは、大家から大家代理を任命されて、赤音はというと海外にいっちゃう。まさか大家代理に任命されると、自由に出ていけなくなったりとかそういう話? いや、まだぜんぜんわかんないんですけどね、大家の黒猫、ワケありばかりを招き入れる。ゆかもそうなんでしょうか? フヨフヨ飛んでるユナとレナ、彼女らもまたワケありの入居者なのでしょうか?

『ウイルス☆バスターズ』、ゲストです。感染症と戦う公衆衛生学の話!? いや、全然違いました。鉄道の案内表示板を狂わせるなど、いろいろと悪さをするウイルスなるものが存在する世界。普通の人には見えないけれど、まれにウイルスが見える人がいる。そんな彼女らがウイルス☆バスターとして、相棒の人工知能プログラムとともに戦うというんですね。いわば、実体化したコンピュータウイルスといったところでしょうか。ウイルスにも知能があるようで、普通に言葉で意思疎通できる。そんな彼らをやっつけて、平穏な日常を取り戻すっていうんですね。主人公は星間ミコト、相棒はトキ。ウイルス☆バスターを養成する学校に入って、これから精進の日々がはじまる。学生寮では双葉アオイと同じ部屋。この子、戦闘歴がまだなくて、ちょっとあわてんぼう。この子の相棒モモは、トキとは違っておっとりした女の子です。なんだかんだと前向きなアオイや、ウイルスと仲良くしていた過去を持つミコト。ただウイルスをやっつけて終わり、そんな単純な話にはならなさそうと思わせる仕込みがあって、このふたり、この世界の常識に抗っちゃったりするのかな? ええ、期待しちゃいますよ。

『こころマージナル』、ゲストです。流れ星にお願い、でありますよ。特定の条件を満たした上でお願いすると叶うというんですね。さゆりが願ったのは、妹が欲しい。その願いは見事に叶って、翌朝目覚めたら、布団の中には可愛い女の子。こころちゃん。お星様の力で新しくできた妹なんですね。どうもお母さんなど周囲の人には、以前からいた妹、娘、そういった風に記憶改竄が行われてる模様。さゆりだけが状況に戸惑って、なかなか対応できずにいるんですね。さゆりの願いを叶えた願星舞。じきじきにおでましで、えっと、この人も家族となって同居するですか? さゆりの机に置かれた写真。そこにはこころも舞も写っていて、これは昔出会っていた!? ってことじゃなくて、舞による改竄なんでしょうね。といったわけで、舞台ないし状況の説明がなされたといった塩梅であります。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第7号(2014年7月号)

2014年5月27日火曜日

PILOT 万年筆 カクノ

 ついに買いました、PILOT 万年筆 カクノ。いや、それはいいんですが、今日は27日、『まんがタイムオリジナル』の発売日じゃないのん? いえね、今日は『「ご注文はうさぎですか?」画集』はじめまんがタイムKRコミックスの発売日。梅田に出まして、そしてついでにとカクノを買った。この時間が運命を分けたのです。四コマ誌の取り置きを頼んでいる書店。6時5分に到着したところ、今日は都合により6時で閉店とのこと。ああ、みんな死ぬしかないじゃない!

しかたがないので、カクノで書くのです。ずっと欲しい、ずっと買おう、そういってきた万年筆。千円と安いもので、入門用ですね。子供から大人まで、気楽に使ってね、そういうメッセージを感じる万年筆です。樹脂の軸、色とりどりのキャップ。ニブには顔が描かれていたりして、もっと万年筆をカジュアルに、身近に。そうした商品であるのですね。

といった、実物に触れなくともわかることはおいておいて、実際に使ってみての感想ですよ。

想像以上に軽いですね。樹脂軸なので重くはないだろう、そう思ってはいたのですが、それにしても軽い。けれど重さのバランスがちゃんととれているので、キャップをはずした状態だと、首軸と胴軸の継ぎ目あたりを持つと書きやすい。胴の首軸がわ、1cmくらいのところに重心があって、それが手の中におさまるからでしょうか。ペンの重さが気にならなくなります。また、この位置で握るとちょっと寝かせ気味の角度になって、これは普段の自分の筆記角度であります。ええ、実に都合がいいのですね。

キャップをつけてない状態だと、親指が胴軸、人差し指と中指が首軸に触れています。キャップを尻につけると重心が上がって、人差し指の腹が胴に乗り、中指が胴の継ぎ目に触れるようになります。これはキャップをつけない方がいいなあ。というのが自分の感想です。けど、キャップにちょこっと頭を出している出っ張り。これ、ペンが転がって落っこちるのを防止するためのものでしょうから、可能ならキャップをつけた方が事故は減りそうに思います。まあ、このへんは好みと自分の判断ってところですね。

首軸が三角形になっているので、自然と正しい持ち方になります、というのがカクノの売りでありますが、先にもいいましたとおり、自分は胴軸に近いところを持っている。寝かせ気味にして、ペンを立てないんですね。だから、この三角形はあまり活用できていなくて、けれど首軸に完全に触れている中指に三角形の底辺が乗っかって安定する。

万年筆は書く時の角度も大切ですが、ペン先、ニブが筆記面に対してひねりなく接することも大切です。カクノの三角形、とりわけその底辺は、このひねりを防止する効果がある、そう感じさせる設計でした。そして自分の場合、キャップを尻につけると、この底辺を利用できなくなる。ええ、だからやっぱりキャップは左に握っておくのがよさそうですよ。

2014年5月26日月曜日

艦これモデル Vol. 1

 こないだ、ボークスにいったんですよ。近所のボークス。今作ってるガンダムがそろそろできあがるので、次のをどうしようか。そう思っていってみた。ええ、次は艦艇でも作ってみようかと思っていますよ。正直、ガンプラでもひーこらいってるのに、さらに大変そうな船!? ええ、ちょっと試しにね、なんて思ってみたんです。けれど、目当ての船は見当らず、なので注文お願いできないか、そう思ったところ、『艦これモデル Vol. 1』なるものがあったんですね。食玩です。申し訳程度にお菓子が入ってるやつ。彩色済みでスナップフィット、実際簡単、みたいな感じの商品っぽかったので、前哨戦だとばかりに手を出してみたのでした。

ふたつ買いまして、これで被ってたら嫌だな、そう思ったりもしたのですが、ああよかった、筑摩と比叡でした。

巡洋艦だったらいいな、そう思っていたので、筑摩が出たのは嬉しいかぎり。また説明書の裏に坂崎ふれでぃ氏による艦これ漫画が載っていて、これが面白い。これはちょっと集めたくなっちゃうかもなあ、などと思わされたのでした。

1/2000のフルハルモデル。組立は艦体に艦橋を乗っけるくらいかな? そう思ってたら、これが大間違い。おい、これ、めちゃくちゃパーツ細かいぞ! 説明書にあると便利な道具として、ニッパー、ナイフ、ピンセット、流し込み接着剤とあるんですが、これ、重要。ピンセットないと、絶対無理だから。指とか絶対入らないから。こないだ買っといてよかったよ。本当にそう思いましたよ。

しかし、足りなかった。手持ちにはプラモデル用ニッパー、クラフトナイフ、ピンセット。ええ、接着剤がない。これね、はめこみモデルだっていってますけど、無理! どう考えても合わない部品があるし、また差し込む穴が大きすぎて、全然固定できないのもあるしで、これは接着剤必須だわ。というわけで、ボークスに寄って接着剤買ってきました。

説明書には流し込み接着剤とあったんですけど、普通のスチロール樹脂系の方がいいんじゃないの!? だって、ちょんづけするしかないじゃん、そう思って店で相談してみたら、やっぱり流し込みは向かないとのこと。普通のMr. セメントを買ってきました。

接着はまだしてないんですが、筑摩はこんな感じでありますよ。

2014年5月25日日曜日

Rose, taken with GR DIGITAL IV

GR BLOG、トラックバック企画でありますよ。今月のテーマはいろ。いろというのも、また幅が広いというか、解釈によって様々に表現しうるテーマであると思います。まあ、自分は考えるだけ無駄なタイプなので、いつものように、なにも考えないのでありますが! かくいうわけで、今月もトラックバック企画「いろ」に参加します。

春になると、花があちこちで咲いて、毎日撮る写真に事欠く私は、これはありがたいと花ばかり撮るのであります。時期ごとに、今ならあそことあそこ、それからどこと、そういう具合に花の咲くポイントというのがあって、その場所その場所を花を求めながら歩くのですね。

私がカメラを持とう、GR DIGITALを買おうと思ったのは、ゆきすぎる季節をただただ見送って顧みない、そうした態度を反省してのことでした。なので今の日常に花を求める、そうしたありかたは、私の写真の原点なのだろうと思うのです。

2014年5月24日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年7月号、発売されました。表紙は『ここが限界のオーバル学園』。桜とひまわりが、自転車ふたり乗りであります。後ろから手をまわして寄り添うひまわりに、なんだか顔を真っ赤にしてる桜がおかしな感じでありまして、そして自転車の前籠、楽譜が風に吹かれて、ケースからばらばらと飛び出して散っていってるんですね。レンガの舗装もありましょうか。全体に暖かみ感じさせる、そんな表紙でありますよ。

『がっこうぐらし!』、おお、作戦が功を奏しましたよ。この学校の他にも生き残ってる人がいるかも知れない。その誰かに届くかも知れない可能性に賭けて行なわれた放送。ゆきがマイクを手に、ノリノリでナレーション。この子にとっては、これは学園祭なんですね。自分たちの紹介をし、そして学園生活部の皆にインタビュー。みーくん、美紀に聞く未来の夢。この状況、こんな悲惨な世界においてこの問い掛け、なんという残酷なことか。そう思ったのだけれど、美紀の答、それは本当にシンプルで、それだけにぐっと迫るものありました。素晴しい。ええ、切なくも心からの望み、それがそうと感じられるものでありました。さて、功を奏したという、それですよ。応答があった。そして飛んでくるヘリ。もしや、彼女らは助かるのか? そう思ったら、ああ、なにやら不安になる描写があって、ええ、不安でありますよ。

夢喰いメリー』、ああ、レンの一善活動の向こうにあった彼の心の傷。ああ、多忙な父母の気を引くためにとやってきたことが、結果家族をバラバラにしてしまったというんですね。それが、本当に馬鹿なこと。喧嘩をはじめ不良とつるんで暴力沙汰。そうした悪事が家族を壊した、自分が壊してしまった。その悔いが、善いことをすれば戻せるかも知れない、そうした気持ちを起こさせたっていうんですね。けど、それももう駄目だ。そういって自暴自棄になりかかったところで行った善行、それがやっと彼に報いをもたらした……。よかった。そう思っていたら、ああ、白儀と遭遇か。夢の中で。そして彼のやっていること、それが描かれて、ああ、そしてレン。彼、どうなるのだろう。この展開、本当に思わぬことになってしまいました。

『コスチューム・プリンセス』、ゲストです。三嶋くるみの新作であります。主人公白井壮介は洋裁編み物が趣味という男の子。そんな彼のもとにやってきた女の子、浅葉芽衣が頼むのですよ。アニメのキャラクター、リニア姫のコスチュームを作って欲しいって。クラスで一番可愛い芽衣。ちっこくて、すごくグイグイと押してくる。うん、すごく三嶋くるみっぽいヒロインです。採寸だって気後れもなく堂々として、そして挑発的な言動も、ほんと、三嶋くるみ的で素敵でした。ええ、恋愛もの、芽衣の恋の自覚、そしてやっぱり芽衣主導で動く恋。ええ、三嶋くるみ的ラブコメ、実にいいじゃありませんか。この人のこのノリ、大好きです。

『魔女のエッセンス』、ゲストです。読み切り、四コマ、夢見る少女、葉子のもとに魔女の女の子が降ってくるんですね。ハーブでもって魔法をかける? ネロリ。花を、ハーブを採集していて、アロマテラピーの材料にする。そんなネロリに葉子、弟子入りするんですね。魔法使いっぽい格好だけど、魔法使いではないんですね。あくまでもアロマテラピー。けれど香りで人の気持ちを癒したり、ええ、それはちょっと魔法みたいというのですね。

『トリガーハッピーウィッチ!』、こちらは本当の魔法です。魔法の薬。五十鈴さんのお婆さまが腰をいためちゃった。というので薬をもらいにチーの魔法の店にいくんですね。チーの店、極楽堂、大繁盛ですよ。お爺さんお婆さんたちにチーは孫扱いで大人気。どかどかお菓子を貰っちゃうんですね。しかし、メイですよ。ムチムチメイドなのか! ムチムチなのか! ああー。ムチムチ。今回登場の魔物さんは、オオグロウズシオサメのクロさん。魔法薬の材料のため、チーに飼われてるみたいな感じなのか。そのヒレをとりにいって、いやもう、ほんと、どうしようもないお姉さんだった……。今回は、五十鈴さん、よかったですよね。ええ、大好きチーのそばにいられて、チーのために働けて、ほんと、よかった。あの笑顔も素敵でした。

『スキ≠スキ』、ゲストです。学内でも有名なヤンキー少女、神代夢輝には気になる男がいる。佐々木皆人、文武両道の好青年。恋か! かくして、一の舎弟真由が講じる恋の作戦。夢輝を皆人に近付けて、恋を成就させよう、そういうんですね。ここで邪魔に入るのがナンバー2、ノゾミ。ああ、ノゾミは夢輝のことが好きなのね。なので真由は友人ミキに強力要請して、そうしたらこの子、やけにオタクっぽい。真由、ヤンキーのはずなのに、なんかオタクと親和性あるのな。そう思ってたら、ああー、夢輝もそうなのかー。誤解? 勘違い? あるいはそこからはじまる恋だったりもするのか? 周囲ばかりが盛り上がって、ちょっと暴走気味の恋愛コメディ。ミキの作戦の数々など、なるほど、悪くなかったですよ。

2014年5月23日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年7月号

『まんがタイムスペシャル』2014年7月号、昨日の続きです。

『カブルモン』、ああ、最終回は高沢和葉の晴れ舞台。かぶりものに身を包み、そしてエヴェレッタちゃんになりきるという、そのプロセス。もう気負うことなく、自然に自分を消し、演じる対象になることができるようになってるんですね。彼女のその内心の描写、それがしんと胸に沈んで、素敵だった。ええ、演じるというのはこういうことなのかも知れませんね。写真を撮りに集まってきた人を前に、自然に演じ、よく場を支配していた。細かに気を配り、堂々としたその姿、本当に魅力的と感じましたよ。着ぐるみが苦手だった竹内さんも、自然と見入ってしまうほどだった。そうしたところ、描かれたものが、カブルモン部のこれからを思わせて、ええ、この広がり、実によかったです。そして蜂須賀先輩。おお、駄目な人だ! 駄目な人だ!

『銀河系女子高生ありすちゃん』、今回ありすちゃんはかわいいの探求ですよ。はるのよく口にするかわいいって言葉、その意味するところ、どういうものが「かわいい」であるのか、それがよくわからないっていうんですね。結構リアルっぽい宇宙人フィギュアはかわいい、ええーっ、それかわいいか!? 星ヘッドの人形も楓の葉もかわいい。けど、ヒトデはかわいくない……。解せぬ。解せぬのありすちゃんの表情がナイスでした。はるのかわいいが省略方向に向かうなら、みちこのかわいいは盛り方向なんですね。髪盛って、まつげ盛って、カラコンでさらにデコレート。うーん、普通のみちこちゃんの方がかわいいよ。ヨータ、女装させられて、これ、見事に可愛くなったりするのかな、そう思ったら、おおう、全然あかんやん! そしてオカ研のあいつ。いかしますね。素晴しいやり手でした。

『アテナの初恋』、今回はヘスティア様ですよ。なんか、えらいことボロボロになってる。昨日出会った占い師、その占いに心動かされて、気もそぞろだったんですね。運命の出会いがあるという。それでわーっと舞い上がっちゃって、そんなヘスティア様が可愛いなあ。この上、猫舌で苦いのも駄目とか、どうしたらいいんだあ、ってくらい可愛い。アテナ様が可哀そうでがんす。ところで、ヘラ様の斧占い。本当にこんなのあったの? そう思って調べたら、axinomancy、本当にあったのかー! すげー! しびれました。そして霊験あらたか。ヘラ様の危機もばっちり、そしてヘスティア様の探してる相手もちゃんと見つかって、って、アポロン。この人のろくでなしっぽさも最高です。

メェ〜探偵フワロ』、フワロさんとアーサーはお休みなんですね。ふたり、テニスを楽しんでらっしゃる。というわけで今回は、コバーン少年が主役です。女の子にとっつかまって、ラウールの家を教えろ、そういわれるんですね。柄の大きな女の子、リラ、って、ゴリラのリラか! ラウールの担当編集者、ローラの妹なんですね。あの男、女好きの毒牙に姉が! 姉が! 心配しちゃって、それでやってきた。いや、リラ、可愛いですよ。なんか、ほんと、めちゃくちゃ可愛いし。びっくりだ。そしてラウール。仕事中の格好、いいなあ。長髪をピン止めしたりしててね、いつもの気取った感じがなくって、うん、悪くない。けど、やっぱり悪い男で、リラをちやほやするその理由! リラ、クッキーを砕き、グラスを砕き、コバーン少年はマグカップを砕く。めちゃくちゃ面白い。そう思ってたら、ローラさん登場。この人は大理石の像を砕くのか! いやもう、最高に面白かったです。いやね、クズエリートか貴様!! すごい台詞ですよ。もうたまらん。リラもコバーン少年も怒り狂っていて、そこにあのキラキラ顔、そしてつっこみでしょう。素晴しいわ。もう、笑いたおしでした。しかし、ただ面白いだけじゃなくて、最後のリラのあの様子。うん、わかるわ。リラ、いい子だなあ。ヨシュアのこと気になっちゃうのね。親切ないいやつだもんなあ。ええ、この読後感も最高ですよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第7号(2014年7月号)

引用

  • ナントカ「メェ〜探偵フワロ」,『まんがタイムスペシャル』第23巻第7号(2014年7月号),159頁。

2014年5月22日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年7月号

『まんがタイムスペシャル』2014年7月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、マキがですね、てるてる坊主ならぬてるてるリコを吊ろうとしている様子を上から見る、そんな構図が素敵です。こっちに視線をぱっと向けるマキが、もう本当に美しくて、素敵、最高でした。雨の季節、梅雨のイラストですね。『どろんきゅー』は佐倉さんとアキがお化け傘で相合傘。『ピンポン☆ブー』のあややは、レインコートに長靴が可愛いですよ。

『ゲキカラ文化交流』がカレーじゃない……。扉のみゆきがチャイナ服。可愛いなあ。というわけで、ラーメンなんですよ。ラーメン。ああ、先日の『うにうにうにうに』といい、ラーメン食べたくなっちゃって、まいりますよ、ほんと。アイシャがラーメン食べにいこうっていうんですね。はす向かいの店。徒歩5秒。めっちゃ近所。順番待ちが発生してるってことは、人気あるのか。というか、アイシャのカレー屋は思いっきり店をあけてしまってるけど大丈夫なのか? 冷やし中華のくだり、終了アナウンスはありかもって思いますよね。そして迷うみゆき。カレーじゃないとこんなにも優柔不断なんですね。そしてラーメン屋のオーナー登場。うおう、可愛いじゃん。で、この子、今回のこれでもう出番がなかったりする? あー、かわいいのにもったいないー。

趣味じゃない園芸』、扉の蘭々が可愛いなあ。けど頭の中はラフレシアでいっぱいなのか。というか、南方さんのつめたいつっこみがすみっこに……。さて、蘭々たち、園のすみっこにハーブを育ててるんですね。って、ハーブって雑草みたいなもんだから、放っておいても増えるんだろうな。というか、繁りすぎると蒸れてカビたりするのか。蘭々の資格の話、生きてるんですね。ちゃんと勉強もしていて、それで園の見方も変わってきた。当初のどこ向かってるのかわからん蘭々、そうした面も残しつつ、ちゃんと成長して、ちゃんと現実的な目標をみつけてる。ええ、蘭々、目が離せない感じです。ところで、小堀さん、今回は蘭々じゃなくてお姉さま方に直撃でしたね。

『オフィスの委員長ちゃん』、新作ゲストですよ。安在院蝶子は、小中高ずっと委員長だった女の子。そのまま育って、大学でも、そして社会人になった今でも委員長だっていうんですね。庶務課の新人OL、その真面目さ、仕事の段取りもろもろは評価されていて、こういうところ悪くないじゃん、そう思うんだけど、本人はあまり気に入ってないのか。なので、ちょい悪を演じてみたり、って、悪さが出てないよ、ただの変な子になってるんですね。この子のパートナーが長見沢先輩。結構自由な人っぽくて、蝶子を振り回し気味、けど堂々としたところ、気持ちよく、いい感じに蝶子の枠を広げてくれるんじゃないかしら? なんて思ったりするんですね。はたして蝶子は、ずっと委員長キャラでいくのか、オカンのままでいるのか。あるいはそうした枠を脱していくのか。その行く末、見守りたいです。

どろんきゅー』、佐倉さんとアキが、アキの姉マリの紹介でバイトですよ。可愛いきぐるみ着てみたり、それからドラマ? のエキストラで町娘になってみたり、大活躍でした。しかし行く先行く先で幽霊に遭遇するんですね。さすがの佐倉さんです。撮影所では美少女幽霊がスカウトされそうになったりね、最後のバイト先、喫茶カトレアでは可愛いウェイトレス姿を披露してくれたりね、ええ、あのストーカー幽霊ですよ。ほんと、実に素晴しかったです。佐倉さんのことがあまりに好きなので、若い男を近付けまいとしてるとか、アキの弟にもスゴんでみたりね、ほんと健気でした。そして父の日。ああ! ああ!

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第7号(2014年7月号)

2014年5月21日水曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年7月号

『まんがタイムきららミラク』2014年7月号、先日の続きです。

城下町のダンデライオン』は長女葵メインのエピソードです。いろいろな能力を持つ兄弟姉妹の中でも、強力かつ王に相応しいと思える能力、絶対尊守を有する葵さま。けれど王になることに積極的ではないのですね。今回は、消極的な理由が見えた、そんな思いのするエピソードでありました。葵、子供のころは絶対尊守ではなく完全学習能力者と思われていた。絶対尊守の能力が判明してからも、外部にはそれを秘して完全学習が能力といっている。葵にとって、それは負い目だったんですね。葵の友人たち。王族の葵を特別扱いすることなく、すごく自然な友人関係を築いている。でも、その関係のはじまり、そのきっかけが絶対尊守だったのではないかとの疑いがあって、ええ、それが葵にとって負い目だったんですね。葵の心中描いて、いろいろと心砕いている葵の優しさを描いて、これまで表に出ることの少なかった葵のいろいろ、それがぐっと前に出て、すごくよく理解できた。ああ、いい人だ、素敵な人だ、そう思わせる好エピソードでした。

『ハルソラ行進曲』、サヤの別荘に皆でお泊まりですってよ。別荘の前には海が広がる。なんと、プライベートビーチか! すごいお嬢! やなぎがいいですよね。吹奏楽部は支部大会で終わり。全国にはいけなかった。で、部活に打ち込んでたから、だと思いたいのだけど、宿題ができてない。やなぎは、真面目キャラに見えて、決してそういうわけじゃないっていうのがいいですよ。ちょっと鬱屈してたりね、そういうやなぎが大好きです。そしてサヤ。距離が近いサヤ。朱莉にグイグイ迫って、素晴しい! 大好きです。

『アンネッタの散歩道』、おお、単行本出ますか! メイヴの手紙への返事を書こうとして思い悩むアンネッタです。恋っていったいなんだろう。その答を本に求めて、『ロミオとジュリエット』で撃沈。すごい悲劇って、いやほんと、すごい悲劇ですよね。泣き濡れるアンネッタ、ついひとつ前のわくわく気分とのコントラストがものすごく面白くて、ええ、なんか悲恋の物語、多いですよね。童話でもあかんのかあ。アンネッタの世話をするメイドのメア、彼女の献身、そこに恋ではないけれど、アンネッタを思う気持ちの深さを知る。メアの生い立ち、メアの決意、ええ、そしてメイヴあての手紙に溢れたアンネッタの気持ち。そのすべてに愛情が深くこめられていた。素晴しかった。あのしみじみと綴られた筆致、丁寧に選ばれた言葉のひとつひとつが、静かな中に熱を感じさせて、素敵でした。

『ゆずりはコーポレーション』、羊毛フェルトで動物を作ります。って、これすごいな。説明、一コマだよ。説明下手だなっていわれてますけど、この説明してる間に鳥を作っちゃってる。そんな彩音が素敵です。皆でフェルト細工に挑戦して、戦力はひとりであることを印象づけた。その上で、価格設定、あえて高めにするという、この戦略。なるほど、ですよね。さらに、どうやって売り込んでいくか。そこで出てきたのがBlog。ああー、Blogってあかんよ? 商品への導入目的で作ったBlogに対する導入をどうするか、みたいな話もあって、いやほんと、Blogってあかんよ? みたいに思いながら、ゆずりはたちのチャレンジ、どういう成果を得るのか、楽しみにしていますよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第7号(2014年7月号)

2014年5月20日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年7月号

『まんがタイムきららMAX』2014年7月号、昨日の続きです。

いちごの入ったソーダ水』、のっけからめちゃくちゃ面白いですよ。杏奈であります。進路相談でのこと。迷迭香入りたいっていったら、最初はめちゃくちゃ笑われて、本気といったら怒られた。ああー、杏奈。基本的に考えが甘かったこの子、その甘さがここにきて裏目に出た、っていうか、まあ、そりゃ駄目だよなあ。うん、順当です。こひめがいいんですよね。あのイノセントな瞳、表情でもって、先生にしみじみ訴える。うん、すごくいい。さらにはるなに対しても、ここぞって場面でるーちゃんって呼ぶ。いやもう、見事に育ちました。ええ、実に素晴しいです。

『そよ風テイクオフ』、紅羽がアリエッタと勝負ですよ。勝ったらおごり、そういって焚き付けられて、パラグライダーで競い合う。セットタイムとアキュラシー。なるほど、時間とターゲットからの距離、それで勝ち負けを決めるのか。アキュラシーってのは知ってたけど、これに時間も加味されるのか。離陸ポイントからテイクオフ、フライトの描写は少なかったけれど、見ていて気持ちのいい飛翔感。紅羽が勝って、なぜアリエッタが紅羽に勝負を挑むのか、それが語られて、ええ、紅羽のことが好きっぽい。それで今の紅羽の目的を叶えるために、アリエッタも参加することになった。この勝負の顛末、ぱっと開けた広さがあって、とてもよかったです。

ホームメイドヒーローズ』、阿久乃の父ちゃん、怪しい姿になっちゃって……。なるほどなあ、帽子の魔女の協力を得たのか。しかしそれよりも幹部の衣装ですよ。イビルマ様の見た悪の組織の幹部、いやもう、なんだかやばくさいですよ。でもって阿久乃用のものとなると、やばさにいかがわしさが加味されて、うん、これ駄目だ。今回は正義サイドも悪サイドも衣装の話だったんですね。デザイン決めで興奮する阿久乃が超可愛い! しかし悪サイドはイビルマ様の能力を借りて、正義サイドは全部持ち出しで、この差がすごいです。いつか、この正義と悪が対峙する日はくるのか? ともあれ、たとえ出会う日がこなくとも、こうして過ごした時間に価値を認めている母の様子、それが実によかった、そう思うのですね。

『うにうにうにうに』、ラーメン食べたくなった! ラーメン食べたいといううにの提案で、なまちゃん、姉のバイトするラーメン屋から出前をとろうって話になるんですね。いやいや、なまちゃん、いいですよ。扉絵なんて超素敵。それでゆきがまたいいんですよね。4人家族なのに、5人前の注文をする。ひとつはなまちゃんの分。なんて粋なはからい! いやほんと、皆でかこむ食卓。うにがね、また、おいしそうに食べるんだ。ちびっこが食べてると大きく見えるどんぶり。いわなとやまめも少し大きく見える。ほんと、たまらんものがありました。

『こみっくがーるず』、漫画の制作、本格化ですよ。翼の仕事を手伝います、って、翼が自分の漫画のキャラになりきって、なんという状況……。仕事中ですよ、小夢の暴走、素直に面白く、そしてかおすの失敗。ああー、普段がデジタルだとこれはきついんじゃなかろうか。失敗しちゃって、泥沼にはまっちゃって、けどその失敗を怒ったりせず、さっと救いの手をさしのべて、さらには励ます翼の度量が素晴しい。こうしてひとつの山を一緒に超えて仲良くなって、そうした展開、ちょっとした見せ場でした。よかったですよ。

『アリノス☆ワンダーランド』、おおう水着回です。ルリがみかとたかみんの仲に嫉妬しちゃうんですね。スーパーだった高校時代のルリ。けど本当は無理していた。そんなルリが、どんどん変わっていくみかに焦りを感じて、なんとかみかを自分に繋ぎ止めたくて、それでダラけてみせるようになった。ああ、切ないなあ、ルリ。他の誰でもなく、みかを求めていたんだなあ。そうした彼女のくるおしさに、強く引き込まれるものありました。しかし、C判定。どうなる、ルリ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第7号(2014年7月号)

2014年5月19日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年7月号

『まんがタイムきららMAX』2014年7月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』からチノでありますよ。ひとりって珍しいな。梅雨の晴れ間、さしていた傘をたたもうとするその様子。飛び散る水しぶきが射し込む陽光に照らされて輝いて、そしてチノ、逆光を受けて、その輪郭を縁取る光のラインも美しい。ええ、雨の季節に晴れ間、明るさ取り入れて、また切り取られたこの一瞬に動き、躍動が見事に封じられている。日常のスナップショット、チノの表情も自然さ感じさせて、魅力的な仕上りです。

ご注文はうさぎですか?』、ココアのお姉さんがやってきましたよ。モカさん。サプライズを狙うモカと、到着の遅れる姉を探しに飛び出していくココア。見事にすれ違い。しかし、それでモカと、チノ、リゼが予備知識なしに出会うというハプニングが成立するんですね。面白かったですよ。リゼに静かにつっこむチノって、ああ、成長なさった。そして姉の実力発揮ですよ。もちもちが足りない! ああ、ココアのパンではまだ不足なのか。さらに美味しいパンを作ってみせるわ、頼れる姉オーラでチノ、リゼをとりこにするわ、素晴しい! いつものココアさんが茶番のようだって、ほんと、おかしかったです。今回はリゼの常には見られない表情とか、妹全開のココアとか、なんだろう、すごく感情を揺さ振られる。そして最後にココアの見せたサプライズ、ああ、サプライズというテーマがぴしっと通って見事でした。あのココアの表情! 最高ですよ。最後の一本も、寝てる! から実はそうでなかったモカ? うん、いい雰囲気でした。

『もののゆ』、温泉宿ものですね。祖母の旅館「かんこどり」を手伝うことになった巴、彼女が出会った座敷童が金髪ゴスロリのふたり組。あまりにイメージと違うふたりに当惑する巴でありました。まあ、そりゃそうだよなあ。お婆さんも子供のころは見えてたんですね。けどその時の姿はおかっぱ、着物。それが今では全然違う。座敷童も欧化する時代なのか。和室にこたつに、イングリッシュティータイム。うん、ミスマッチです。モッコとヤシオ。ネットオークションに手を出したりしてる現代っ子風。けど、洋食に憧れてたり、そうした様子はなかなかにいい感じでした。けど、このふたり、座敷童としての力を失ってる? みたいで、なので巴の料理の力に期待する。ええ、座敷童も宿のこと心配してるんですね。

『軍師姫』、もしかしてタイムスリップもの? そう思ったら、どうも違う模様。妹が歴史好き? 歴女ってやつなのか、そうも思ったけれど、いわゆる歴女でもないみたい。姉を起こす妹の、その手段が一打ち二打ち三流れ、山鹿流陣太鼓。あの格好も、ちゃんとコスプレしとるのか。登校初日、姉妹が同じクラスってことはつまり双子なのかな? 妹はクラスに歴史好きの子を見付けて、なんとか友達になりたいと思うけれどもうまくいかない。姉の様子をうかがえば、なんだかひとりぽつんとしてる。中学の頃の友達は皆隣のクラス、そうした事情があるのだけれど、妹には通じてない。それで、姉のピンチを打開しようと策を講じるのですね。いやはや、不思議な雰囲気の漫画でしたよ。けど、その妹の行動、それを見て孫子の兵法と理解するクラスメイト、その眼力が逆にすごいな! ちょっと他にない雰囲気ですよ。これは面白いやも知れません。

『ねこと白衣と、』、アメリカからやってきたオタク娘? パンをくわえて曲がり角でぶつかる、いわゆるお約束をやってみせんと挑戦しているこの子をさして、また出たぞ金髪クラウチング幼女、この表現がおかしくて、ええ、悪くないんじゃなくって? この子、ステファニー。知り合ったのは江釣子藤音。そうか、藤音、友達少ないのか。ステファニーの知識は、基本的に漫画やアニメからのものだから、偏ってたり大げさだったり。あの購買に対する憧れなんかもそう。いやもう、確かに漫画アニメの購買ってやたら手広かったり、やたら争奪が苛烈だったりしますよね。こうした描写の誇張を誇張と否定してみたり、また別のところでは漫画的誇張を見せてくれたりと、この不思議なさじ加減、なかなかによかったですよ。ステフに藤音、あとはHENTAI不来方沙紗。この三人、それぞれ癖があるのがいいですよ。

『食レポの星』、これ、よかったな。食レポ、テレビとかで料理を食べてレポートする、それですね。ヒロイン、久留米つぶら。食レポの星なる番組で、B級グルメのレポートをしているのですね。この子が、いろいろおかしくて面白い。キャラクターとしてチャーミングなんだろうなあ。まだまだいたらないけど、ディレクター睡子さんの期待を背負って頑張る。落ち込んでは復活し、復活しては失敗し。そんな様子がよかったです。見せ方としては、食べます、超食べます、から超食べなくてもいいからレポートしてね、これがうまいこと生かされてた。また失敗の数々もバラエティ持たせて、工夫があってよかったです。そしてつぶらの、なぜこの仕事をしようと思ったか、そのモチベーションの提示、シンプルなんだけど、いやいや、それで充分、それがよかったと思ったんですね。これ、うまいこと発展したらよいなと思います。キャラクター皆も、表情豊かで魅力的でした。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第7号(2014年7月号)

2014年5月18日日曜日

『まんがタイムファミリー』2014年7月号

『まんがタイムファミリー』2014年7月号、昨日の続きです。

『凪くんの不運な棚ぼた』は、座敷の母のエピソードですよ。荒神波助なる青年のうちに居座ってるんですね。この人、会社員っていうんですが、大企業の社長の息子。別に座敷わらしの力を借りなくともリッチ。くそう。富は偏在している! いつも好き放題、気持ちの赴くままに生きてるみたいな座敷母、彼女の情の深さみたいなものが描かれていた今回、よかったですよ。波助は座敷母の逗留に困っている。会社にまでこられて、すごく困っている。しかし、なんで座敷母がこんなことをしたのか。その理由が判明して、波助を助けたいと思っていたこと、そしてその助けたかった理由。ああ! ほんと、座敷母、ぐっときましたよ。波助じゃなくても惚れる。しかし、あのトラックの顛末、駐車場にドスンっての、最高に面白かったです。

『カラフルぶらぱん』、こいつは面白くなってきましたよ。まずは結婚の話題から。サヨはただウエディングドレス用の商品を置きたい、そういってるだけなんですが、エリが、作谷が狼狽し興奮する。作谷は根拠レスでポジティブだなあ。エリの恋が叶う日はこないのではないか、そんなこと匂わされたりもして、彼女落ち込んで、そこで判明したのがナツなんですね。この子、女性が苦手だっていってたのに、エリとなら普通に話せてる。なぜか? ああ、エリはサヨのことが好きだから、異性と意識する必要ないからか。そこまで推理が至ったアキにはきはき話しかけるナツが最高に可愛かったです。しかし、アキ、そうして女性扱いされてないこと、気にしちゃうんですね。あの、帰宅3秒でプリンに溶けた乙女心、その描写切なく美しくって、アキ、いいじゃん! けど、ナツ、アキのこと女の子と意識してしまった……。これはどうなる? 面白くなってきましたよ。

『男子校生へ愛をこめて』、なかなかに面白くなってきてますよ。三者面談。美人で人気の篠原先生と、眼鏡が超キュートな田中先生。おおう、こりゃ確かに穏やかじゃありません。けれど、今でこそ派手で明るい篠原先生だけど、昔は違った。暗くて地味で、超可愛いじゃんよ! いや、まあ、コンプレックスだったっていうんですね。その秘密を田中先生に明かすのですよ。同時に自分の不安も打ち明けて、最初はずっと優位であったと思われた篠原先生の不安、弱みに揺れる気持ちが描かれて、この人の魅力は増した、そう思います。生徒にとっては教師で、田中先生からしたら先輩で、けれどそうした立場を笠に着て、弱い自分を隠すばかりでなく、怖れながらも変わろうと、よりよくあろうとするその姿は、この人の美点を裏打ちしている、そう感じるのでした。

『かしこみかしこみ』、めちゃくちゃ面白いです。山椒、ナツメに女の子と思われてるわけですが、正直困っている。なんとかオスと認められたい。それでいろいろ工夫する、主に衣装を。その様子が実に面白かったんですね。眉を太く装ってみれば、西郷さんだ、西郷さんだと話題に。戦国武将の出で立ち、伊達政宗の甲冑身につければ、戦国武将女人化ポスターに惑わされる。さらには桃太郎、どうも日替わりみたいで、すっかり商店街の人気者になってしまったっていうんですね。ほんと、面白かったです。さらには髪形まで整えて、ところがムクだとどうやってもムクでしかないっていう、それで内面を鍛えるのだ、そういう結果に至るんですね。ほんと、山椒、凛々しいじゃん。もう見た目にはこだわらない、そう決めた山椒のメイドスタイル。ほんと、ナツメの認識の揺らぎ、それがおさまるのはまだもう少し先になりそうですね。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第7号(2014年7月号)

2014年5月17日土曜日

『まんがタイムファミリー』2014年7月号

『まんがタイムファミリー』2014年7月号、発売されました。表紙は『ぽちゃぽちゃ水泳部』、カツ代とはっつー先輩が元気に飛び込み。カツ代、いい感じに肉付き表現されて、いやもう見事。でもってその表情、きりっと眉をあげて、凛々しくて、ええ、いい表情でありました。対照的なのが隣のはっつー。もう完全に競技とか関係なしにエンジョイしてる、そんな雰囲気が実にいいです。そして『椿さん』、椿さんはサッカーですね。ワールドカップ? 日本代表のユニフォームを身につけて、しかしそこにエプロン。このミスマッチ。最高です。

『宅飲み残念乙女ズ』、めちゃくちゃ面白いな。今日は三人の共通の友人の結婚式。なかなかこないてつ子を心配するのが、まずその常識、まさかボロい格好でくるんじゃないか? 酷い想像だ! もちろん普通の格好で現れて、いやむしろ可愛いじゃん。三人三様の思惑、これがいい感じ。飲み食い、出会い、仕事のコネと、もう欲まみれ! みたいにいわれてますけど、むしろそれ全開と全身でアピールするかのような状況、うむ、むしろ潔し! こういうところが好きなのです。そしてグリッちの王子っぷり。これ、最高ですよね。そして三人の酒飲み。新郎新婦の思い出スライドショー、あっちにもこっちにも酒飲んでる姿が写り込んでる。なんかごめん多江。めっちゃ面白い。そして今日の式のスライドショー。なんかほんとごめん多江。めちゃくちゃ面白い。最高でしたよ。

『夜な夜なまんが学校』、ゲストです。漫画の専門学校、デザイン・マンガ・カレッジの夜間部に通うと決めた渡部千秋が主人公。個性的なクラスメイトと、というか、着ぐるみアメリカ人ドロシーとか、朝起きられないセレブ上遠野ゆうかとか、幽霊じみた子、吸血鬼っぽい子など、いろいろ問題ありそうな人達の吹き溜りみたいになってる、そんな漫画です。けど、一番問題なのは主人公千秋。漫画家を目指そうと思ったのは、働かずお金を得たい、漫画新人賞の賞金目当てだっていうんですね。これ、3回連続なんですね。実際の漫画体験は次回からでしょう。どのような描かれ方がされるのか、楽しみに待ちたく思います。

『教壇のポラリス』は部員の募集をするんだそうですよ、って、夏休みかよ! なんで、こんな時期に!? そう思っていたら熊彦の妹、早乙女紗由の登場です。なるほど、この子が入部するんだね!? そう思ったら、あれー、違うのか。すごいな、この展開。昴のことが好きみたいなんですね。それで顔を出すんだけど、天文には興味がない模様。というか生物部所属。発想、言動が生物系のそれで、DNA構造が好きだとか、ケージ飼育したいとか、これはこれで変わったお嬢さんです。しかし、あの好き好きオーラを隠さないところなど可愛くて、そして昴が気持ちを寄せている相手が誰か、気付いてる、いや、先生がそうとはまだわかってないのかな? 今回は天川先生の過去が少し明らかになったりして、少しずつ話が動いている、そんな感じがしますよ。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』。タイムスリップした黒中みどりの行き着いた先はどこだったのか。おそらくはレオナルド絡みであろう。そこまではみどりも推測したのだけれど、なにしろ今回は周囲にだれもいない、草原のど真ん中。けれどちゃんとレオナルドと出会うんですね。こないだまではヤング・レオナルド。今度はさらに若返って、なんと子供レオナルドなのですね。なんという美少年。クロナカを御遣い様としたう様子など愛らしく、というか、この子がなぜあんな風に育ってしまうのか……。なにがあった……。叔父フランチェスコがクロナカを見て驚く、こののっぺり感! こいつは面白かったですよ。中世顔とでもいったらいいのでしょうか。そしてクロナカは、フランチェスカの前の妻と出会う。しかし、みどりはレオナルド周辺の人間関係にずいぶん詳しくなりましたね。やっぱり出会って、調べて、そうした繰り返しの賜物なのでしょうか。しかしさすがに妻アルピレアの次の子、それがどうだったかは覚えがなかったみたいですね。はたして、このピンチをどう切り抜けるんでしょうね。また一度、現代に戻るのでしょうか。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第7号(2014年7月号)

2014年5月16日金曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年7月号

『まんがタイムきららミラク』2014年7月号、発売されました。表紙は『桜Trick』、春香と優が花の中、ふたり横になっている。この花、優の髪飾りと同じ花かな? マーガレットでいいのかな? 菊科の植物であります。優と春香、寄り添うほどに近くはないのだけど、見れば、その手、小指と小指をからませて、ええ、やはりなにかひとつ、これというものが仕込まれてるのですね。

今回はゲスト多め、というわけで、第1回ゲストの感想です。

『魔法鉄道のヨル』、本の好きな女の子、熊野。彼女が先生から貰った本、白紙のページ、願いを書けば叶うという本、その力でもって、不思議な体験をすることになるっていうんですね。夢で出会ったルトという少年。少年? 一人称僕の女の子? わからんのだけど、この子と一緒に現実に起こる怪異を解決していこう、そうした話みたいですよ。第1回は、学校に出没した巨大猫。山田が食われたりしてる。ルトが熊野の体を借りて、猫と対決、元の姿に戻すのですね。こうした活動の先に夢の叶う未来が待っているらしい。そんなふたりの不思議な生活がはじまる? であります。

『隣人リンク』、ボランティア部に部長として入部させられた山田吉野。強く推した先生の真意は問題児童の更生にあるみたいなんですが、高慢な姫川雛璃、やんちゃな狒里灯、シニカルな犬山黒ヱ、この三人にずいぶんと手を焼かされているみたいです。個性の強い子ら。そこに気の弱そうな山田が放り込まれて、大変そうだなあ。けど、この問題児たち、悪い子じゃないみたいなんですね。いろいろと困ったところはあるけれど、率先して部室の掃除をする山田を見て手伝うなど、うん、いいやつっぽいんですね。皆それぞれに長所があって弱点もある。互いに補いながらいい友達になっていくのかな? そんなこと予想させるラストでありましたよ。

『メタコン!』、おお、珍しいロボットもの。ヒロイン立花すみれの母親は、ちょっとマッドはいってる発明家みたいです。友人サキをともなって帰宅したら、そこにいたのは母かれんの最高傑作、世界初の二足歩行型メタルフレーム、有り体にいうと乗り込みタイプの巨大ロボなんですね。かれん式二足歩行機Mark1、略してまーくん。メタルフレームって、もともとは工業ロボットなのね。サキがロボ好きみたい。タンク型、タイヤ型に最近は四足、多脚も出てきたけれど、二足歩行はなかった。その夢が叶った瞬間に立ち合った、そうした感じなんですね。かくして、まーくん発進。母かれんはちびっ子なので、足がペダルに届かずリタイア。って、よく開発できたな。続いてすみれ、サキと乗って、どうもすみれにはロボ操縦の才能があるみたいですよ。これ、第1話は人物及びロボの紹介。こうしたロボのある社会ということも語られて、けれどこの漫画はどういう方向に進もうというのか。わからない。少なくともタイトルにメタの二文字があるから、メタルフレームでいくことは確かなのでしょう。その描かれる内容、どのようなものになるのか、珍しいジャンルっぽく見えるだけに期待しちゃいますね。

『竜の森の午後』、いい雰囲気出してますよ。森に暮らす女の子と猫。猫じゃなくてケットシーらしいですけどね。女の子ジルは、見るからにやんちゃそうで、じっと待てないあわてもの。釣りとか性にあわないみたいなんですね。対してケットシーのニケは、結構な苦労人? 見たことのない魚が釣れたら、試しに食べてみよう、ニケが押し付けられる。あの、オレが食べるの? あの絵、台詞、そして間、面白かったですよ。この森に育ちのよさそうな女の子が迷い込むんですね。ケットシーを知らない。森のことも知らない。丸のまま焼いた魚なんて食べたことないし、と、いろいろジルたちとは違う、そうした様子描かれるんですね。この子、ソフィ、どうも家出してきたみたい。けれど、ジルの家から出ていくという。日も暮れているのに、渡されたランプを頼りに森を歩くんだけど、あぶねえなあ、そう思ってたら案の定、野生の猪、ブルグタっていうのか、に襲われるんですね。あの、ニケと連携してブルグタを狩るジル、いかすじゃないですか。そしてソフィはジルの家に戻って、このまましばらくごやっかいになる模様です。しかし、あの荷車持って倒したブルグタのもとに駆けていくジルにニケ。あの元気いっぱいさは見ていて気持ちいいですね。楽しいことになりそうです。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第7号(2014年7月号)

2014年5月15日木曜日

クラフトツールシリーズ No.108 精密ピンセット(先丸・ツル首タイプ)

 ええっと、まだガンプラ、作ってます。フルアーマーガンダム。買ってからずいぶんたつのに、まだできあがってないの? ええ、ちょっと、放置状態になっていましてね。色を塗るのがね、めんどうくさくてなかなか進まなかったんですよ。部分塗装、ガンダムマーカーでちょこちょこっと色をつけるだけだっていうのに、なんだかやたら億劫で、そう思ったら全然進まない。上半身を作った時点で、ああ、上半身と右手だけか、すっかりストップしてしまってまして、けど最近、また作ろうという気持ちが出てきたというんですね。

色塗りが億劫っていうのはですね、細かいところをチマチマ、はみ出さないようにはみ出さないようにと気を使いながら塗るのがちょっとしんどかったんです。ああ、そうだ、こういう時こそマスキングじゃないか! 思い立ったら即行動ですよ。ボークスにいきまして、マスキングテープを買ってきました。それと一緒にデザインナイフ、それからピンセットも買ったんですね。ピンセットは、根本が太く四角くなっていて、捻れたりしにくいっていうやつ。最初、普通のツル首でいいんじゃないですかと、マスキングテープを貼るだけならこれで充分ですよっていわれたんですが、もしこの先、いろいろやることになるとしたら、最初からちょっといいものを買っておいた方がいいんじゃないか。そうしたら店員さんが、自分が使ってるのはこれですよ。ええ、その根本が四角いものを選んだんですね。

ピンセットの使い勝手を本来なら書くべきなんでしょうね。うん、普通に使えましたよ! 先があわないとか、まったくないです。ううむ、これ以上なにをどう書けばいいのだろう。ちょっとわかりません。

とりあえず本来の目的だったマスキングはうまくいきませんで、結局全部落として、塗り直しになりました。テープの重なったところに塗料が入り込んじゃうんですね。これをふせぐには、マーカーとか筆塗りじゃなくてエアブラシを使うとか、またエアブラシを使うにしても、最初にクリアを吹いておくといいっていいますね。ええ、いろいろとノウハウはあるみたいなので、試しながら、どうするとうまくいくか、覚えていくのがよさそうですよ。

2014年5月14日水曜日

GJ部@

 『GJ部』はね、関西では放送されなかったんですよ。なんということ……。けど、なんだか身近で人気で、とにかく見ろと読めと、そういわれてる気がしたものだから、原作を電子で揃えまして、そしたらBS日テレで放送されるというでしょう? 見ましてね、うん、悪くないじゃないですか。遅ればせながらBD買いまして、それから@も買いまして、その@が今日届いたんです。で、見たんですよ。見たんですね。

もうCMでもいわれてたから書いちゃいますけど、ニューヨークですよニューヨーク。GJ部メンバーがニューヨークにいきまして、わーお! アメリカーン! って、けど、まあ、たとえ舞台をアメリカにしても基本はいつもどおりのGJ部です。いつもの部室、いつものメンバー。下級生組も森さんも合流して、一種特別な舞台を用意しながら、あえていつもどおりを貫く。これこそがGJ部なのだろうなあ。そう思わされたのでした。

けど、いつもどおりばかりでもないんですね。映像はテレビシリーズよりもリッチな感じになってまして、おおー、なんかすごいぞ? 背景がリッチ、またまた人物、その描写、それもリッチに仕上がっていて、うおー、すげー、なんか興奮する。やっぱり特別編であるのだなあ。部長、ああ、僕の真央はロスタイムだっていってましたけど、ロスタイムというにはゴージャスで、けどロスタイムだからこその見せ場であったのかもなあ。などという感想です。

基本的にテレビシリーズのスタイルを踏襲して、そこにプラスアルファ。けれど後半はそうした体裁を離れて、もうひとつの最終回、そうした様相見せて、ちょっとしんみり、こうしたところも特別編でありました。けど、『GJ部』、テレビシリーズの最終回、これをあえて見ていない人もいると聞きますが、そうした人はこの後半をどうなさるのか? これ見るなら、是非テレビシリーズ最終回も見ておきたいところであります。

BD

DVD

2014年5月13日火曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年6月号

『まんがタイムジャンボ』2014年6月号、昨日の続きです。

『凪くんの不運な棚ぼた』は座敷わらしのはじめてのお使いってやつですね。平太郎は心配するんだけど、疫病神は結構放任主義みたいですよ。しかし、座敷わらし、道ゆく人に幸福を振り撒きながらのお使い。心配した平太郎のみならず、途中出会った音鳴さんも隠れて座敷を見守って、うん、ほのぼのです。肉屋のおばさんも親切で、こういう、地域が見守っていますよといった雰囲気、それが実によかったと思ったのですね。そして帰りの座敷、一人で大丈夫と文句いいながらも、平太郎の手をつかんで離さない。ええ、ほのぼのです。

『きつねとパンケーキ』、おお、すごいイケメンがきましたよ。スバルの保護者みたい。で、ページをめくればスバルにめろめろの親馬鹿状態披露されて、うん、きっとこうなるだろうと思ってた。期待を見事に受け止めてナイスですよ。黒岳結人。スバルのパパ。紺野のうちの給湯が故障したので、みんなでスーパー銭湯にいきます。それで結人が呼ばれたのか。しかし、結構なエグゼクティブみたいなのに、気さくな人です。コンパパ和巳と仲がいいみたいですね。あの車の中の会話が面白かったですよ。どんどん追い詰められる和巳。酔ってしまったコンに、慌てて余裕をなくす結人。うん、結人、いいやつ。ちょっと好きになった。銭湯での状況も面白かったけど、コメントしづらい! 結人、和巳の会話もよかった。獣娘に神拾い。その謎などもちょっと触れられて、そして和巳のもとに役所から父親資格判定の面接のお知らせが。ああ、次回は結構なシリアスな話? お手やわらかにお願いしたいところであります。

『ほのかミステリーノート』、シャーロッ子さまの助手渡村潤の平和な放課後。うん、この人、よいなあ。平和な放課後のはずが、黒い煙を見つけて大騒ぎ。けど、大山鳴動鼠一匹の類ですね。シャーロッ子さま、佐久夜穂華がクッキーを焼いていた。あの味見係の悲壮感がいかしました。しかし潤の協力で、クッキーは駄目だったけど、オムレツができました。味見係の黒服、銀次の穏やかな顔、そして潤への信頼度もアップして、ええ、銀次、いいキャラクターですよ。

『びあ充!』は、あさひのところに従妹の子がやってくる。ひえるちゃん。小さなころからしっかりしてた子で、というか、あさひが駄目すぎた! クール系ツインテール、あさひのことをお姉さまという。5年ぶりとか7年ぶりとかくらいなんですね。ひえる、すっかり大きくなっていて、しかしこのひえるという子、クールで、そつなく、自分のことは自分できっちりやっちゃうよ。そんな手のかからないどころか、むしろ手をかけてくれるみたいなできた子です。その子が、ビールを見てとりみだす。お姉さまが不良に! 悪の道に! この極端さ、おかしくて、そしてあの知識の深さ。素晴しい! 好きになってしまいそう! 最後の和解、でいいのかな? 穏やかにあさひに話すひえるの慈愛に満ちた様など、素晴しかった。ほんと、可愛いお嬢さんです。

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第6号(2014年6月号)

2014年5月12日月曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年6月号

『まんがタイムジャンボ』2014年6月号、発売されました。表紙のテーマは衣替え! メインに『レーカン!』天海さんが鎮座ましまして、あのスカートをちょいとつまみあげたスタイル、いやもう、代返侍ならず赤面必至。ポニーテール、ぐっと明るくて可愛くて、素晴しかったです。夏服女子は他にふたり。『花の任侠物語しずか』静花も夏服、いつもとは違う制服が新鮮で、やっぱりスカートをちょいと上げて、笑顔も素敵、魅力的でありました。そして『ヒゲとセーラー』、初の髪を結んでいる様子。この子も可愛くていいですね。

『桜乃さん迷走中!』、おおお、なんか新展開の予感? 桜乃さんに届いたメール、SPAMなのか!? 不安まじりで見てみれば、クマゴローを作っている会社からのご招待。桜乃さんのクマゴローBlogが社内で話題になっていて、それで、っていうんですね。ステルスではないマーケティングの一環で、桜乃さんに白羽の矢が立った。興奮しまくる桜乃さんに対し、ちょっとクールな社員さん。それを見て、感じて、桜乃さんは自分のやりたいことってこれではないか、気付くんですね。好きが原動力になる。それが自然と桜乃さんの背を押したのでしょう。桜乃さんの、夢と現実の交差したその場所に見えたもの、それがなにか、本当にわくわくさせる描写でありましたよ。

『ヒゲとセーラー』、いいですよ、とてもよかった。千尋がやる気を出してるんですね。すごく凝ったお弁当を作って、これ、初のためのお弁当なんですね。やる気を出して短時間ながら働きはじめた千尋。そこでお弁当の日なるものを知る。初の通う七海中にはお弁当の日というのがあって、お弁当を持っていく、けど初は料理が下手で、なんだか大変なお弁当になっていた……。その状況をなんとかしたい、その一心でお弁当を用意して、初のものと交換する体裁で、初に自作の弁当を持たせるんですね。ほんと、千尋の初を思う気持ち、そして初の素直でないけど率直な感謝の気持ち。この様子はほのぼのと心にしみて、ほんとよかったです。

『お隣さんゲーム』は、楓と理子の関係が掘り下げられた感じですね。そうかあ、楓は理子のことが好きなのか? そんな雰囲気でしたけど、こりゃ確定だな。でもどうしてなのか、いつからなのか。その一端が語られた今回、なるほど、最初からというわけか。子供のころ、妹が欲しかった。そんな彼にとって理子は弟圭介と交換したいくらいの待ちに待った子で、ずっと、ずーっと可愛がってた。なにがあっても理子一番で、と、そうした気持ちがそのまま残って、今に至るのか。兄のような気持ちでいるのか、けどそうでないみたいな様子もあって、理子はといえば全然気付いてないし、なんとも思っていないっぽい。これからどういう風に気持ちが変化していくのか、まだまだわからん感じでありますね。

ラン様の放課後遊戯』、最終回でした。ああ、よかった。ラン様と有太が引き裂かれたりとか、そういう展開はありませんでした。いや、まあ、そりゃそうだよなあ。別れが迫っているラン様と有太、最後のデートをするんです。一緒に街を歩いて、ショッピングして、そのただ一緒にいるという、そのことが楽しい。けれどいずれこの記憶も消えるのだろう、そうしたこと思う有太がちょっと辛そうで、対しずっと明るくあろうとしているラン様が健気で可愛かった。しかし最後に大団円。ああ、やっぱりこうであって欲しいですよね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第6号(2014年6月号)

2014年5月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2014年6月号

『まんがタイムきらら』2014年6月号、昨日の続きです。

すいまさんといっしょ』はあくむちゃんがメインですよ。すいまに会いにやってくる。正直、その制服はどうなのか、もっともなことをおっしゃるんですが、それ聞いて長さまが泣きそうになったり、そうしたらあくむちゃん、ちょっとフォローしてみたり。これは長さまの人望なのか、愛されているのか、どうなのでしょうね。そして後半が大変なことに。ユウを使ってすいまさんとあくむちゃんが対決をするっていうんですね。すいまは星で眠らせる。あくむは踏み付けて悪夢を見せる。制服姿になって、というんですが、いやもうこりゃ大変だ。際どさという点ではすいまさんが大変なことになってるわけですけど、照れがあるからなのか、あくむちゃんの方が凶悪と感じられて、いやもう、あくむちゃん、大変でした。

女子大生生活様式』はねねと柚ちゃんの用事ですよ。ふたり連れ立って買い物にいく。その姿を見て後をつけることにすることねとこよ。ことね、自分たちのこと放ってふたりで遊んでいると気色ばむ、そうしたところにねねや柚への気持ちが透けて見える感ありますね。しかし、尾行するのはいいとして、こよはすぐに自分の買い物に意識が向いちゃうし、じゃあことねはといったら飽きてしまう。けど、ここでのふたりの様子、こよが財布を買ったこと、ことねが財布を欲しがったことが後に生きてくる。ああー、いいじゃないですか。いいですよ。ねねたちを見失ってから再会するまでの展開、ことねのつけた目星、ああー、確かに居る気がします。そして最後に種明かし。ねね、柚は、ことね、こよの誕生日プレゼントを買っていた。ここで、ことねが財布を買った理由がわかる。ええ、かぶるんですね。けど、最後に全部まるく収まるという、これね、実によかったです。しかしこよ、いい感じにねねに感化されちゃってますね。

『凸凹□(でこぼこボックス)』、悪くないですよ。朝はだらだらぐずぐずしてるすずめだけど、おきなちゃんが待ってるよ、そういわれるとすぐさま起きる。おきなちゃんのこと、好きなんだなあ。まあ、お母さんのしかけた罠だったんですけどね。雨の日、おきなの髪がもさもさになってる。湿気のせいだっていうんですが、気にしないの? いや、直したいとは思ってるんだ。うまいことセットすると、おきなちゃんはなんか落ち着いた雰囲気になっていいなあ。加えておきなちゃん、すずめが小さいままでいますように、そんなことばっかり思ってる。縮ませようとあの手この手、あれは面白かった。そしてすずめのてるてる坊主におきなのてるてる坊主。ふたつ並んで窓際に下がってる姿、可愛かった。そしてお母さんの言葉。今度は本当だったっていう落ち、あの恥ずかしいところ見られちゃって赤面のすずめがナイスでした。

My Private D☆V、『ソラミちゃんの唄』のノッツです。今回は、作者の思い出に残る印象深いワンシーン、であるんですね。山口の海辺、制服女子ふたりが制服のまま海に入っているという、そうした情景。ああ、これはその仕草だけでなく、情景すべて含めてが魅力的なのだと思います。イラストで表現されたその情景は、なんだかとてものどかで、ほがらかな子、ちょと大人しめな子、このふたりの様子、ちょっとしたコントラストも素敵です。ところで柱に書かれたイノシシの死体が打ち上がってきた話。なんか海にまつわるレアな話、たくさんお持ちのようですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第6号(2014年6月号)

2014年5月10日土曜日

『まんがタイムきらら』2014年6月号

『まんがタイムきらら』2014年6月号、昨日の続きです。

『Soft☆Karte』、なかなかいい感じでありますよ。新人看護師がはいってきました。光野あおか。カンナよりも年下で、けどこの子がなかなかに優秀。ゆくゆくは認定看護師を目指したい、先のことも見越してる。そんな彼女が、だんだんカンナのことをぞんざいに扱うようになっていく。頭ではわかってるんだけど、気持ちが先行してるみたいなのかな? カンナ先輩だったのがカンナさんになってるっていう、その変化。いやはや、あおか、気にいりました。ちょっと生意気だけど、それがいいじゃありませんか。けれどこのあおかさん、ユウコ先生に憧れていて、先生の前だと緊張のあまり失敗ばかりになる。そんな彼女がカンナのこと見直すことになるまでの展開など、よかったですよ。カンナはドジで、いろいろ困った子ではあるけど、決して駄目じゃないっていうのがね、見るべきことはちゃんと見て、理解すべきことは理解しようとしている、そういう姿勢が見えて、こういうのは実にいい。多面的に描かれる人物像、その中にいくつもよい面がありますよ。そういう、人の描き方は読んでいて実に気持ちのよいものでありました。カンナを見直したあおかも自分に足りなかったものに気付けて、成長して、そうした様子もよかったです。

『サイドチェンジ!』、ゲストですよ! 第6話ですよ! どんどん話は進んでいきますよ! サッカー部女子3人で買い物にいく。シューズとか、いろいろ買いにいくっていうんですね。やたらハイテンションで店に向かうソラ。興奮して眠れなかったりね、店内でもあれやこれやと目移りして、えらいこと騒いだりして、このソラのサッカーが好きでたまらないという描写と、それをちょっと邪魔にしてるミドリ、この対比、面白かったです。そしてソラの出会ったサッカー少女。最近サッカーはやってないけど好きなことには違いない。この子となにやら因縁ができて、さらに同じ学校だっていうんでしょう? ああ、仲間が増えるってわけだね! ほんと、メンバー11人が揃うまでに連載になってくれたら! そう願うばかりですよ。

三者三葉』、扉絵の葉子様! 素敵です! 最高ですよ! なんて美しいのだろう! さて本編はといいますと、葉子様、アルバイトのプロでありますよ。最近は随分やわらかくなってきた、そんな葉子様ですが、まだまだ尊大なところも残ってる。けどね、お客様を前にしたら声まで違えていらっしゃいませ。わおー、ほんと、すごいな。葉子様、すごいです。けどそのお客さんが、まさかの知り合い。迷迭香時代の同級生。刑部さんですよ! わーお! めっちゃ久しぶり! 最初はどうなるかと思ったけど、葉子様、本当に落ち着いて対応して、その姿、感動しました。聖ともなにか通じるところもあったようで。ええ、ほんと今回はいい話だった。葉子様が頑張ってる、それだけじゃなく、彼女のむくわれたと思えるところ、気をかけてくれる人もいるというところ、ほんと、よかったです。

『しゅばりえーる』、女子騎士の育成過程、それが語られた今回。またサツキの姉、ツバキが指南役として登場して、ツバキの人柄もなるほど見えてくる。ともないサツキのことも。こうしていろいろわかっていくことで、だんだん彼女らを近しく感じられるようになっていく。悪くないですよ。さて、女子騎士育成過程とともにこの漫画の背景が描かれて、貴族とはどういう立場にあるのか、騎士のなすべきこととはなにか。舞台はフランス、北ではイングランド軍やブルゴーニュ派と対立し、東は異教徒、南は海賊、さらにはテンプル騎士団も。こうした状況を知ってしまうと、ちょっと彼女らのこれからが心配になるな。けど今は、助けあいながら支えながら騎士を目指す彼女らの様子が楽しい。毎日の食事を作ってるのがセリーゼと知ったツバキの様子。あれもよかったなあ。なにが好物なんでしょうね。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第6号(2014年6月号)

2014年5月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2014年6月号

『まんがタイムきらら』2014年6月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』からデコふたり、ゆずこと縁であります。って、なんでふたり、額を押さえてるの? セーラー服にカーディガン。ゆずこが緑、縁がオレンジ。いいなあ、可愛らしい。そして手でもって額を押さえる。なんでだろう。熱? いや、それにしてもいい笑顔すぎます。ゆずこのあの逆八の字の眉がすごくいい。縁の下がり眉も最高です。

『スロウスタート』、いいなあ。たまてちゃんと呼ばれたら、たまちゃんでいいですよと答えるたまてちゃん。可愛いなあ。たまてって名前が好きじゃないらしい。玉手箱に由来する名前、玉手/箱じゃなくて玉/手箱だっていうのに、変な切りかたしちゃったせいで……。そういって両親への文句をいうたまてちゃんが可愛くて、最高だな。最高ですよ。その話を聞いて笑うのは栄依子ちゃん。泣くのは花名。花名に対し打たれ弱すぎではとつっこむたまて、あれは笑いました。うん、確かに打たれ弱すぎだわ。しかし、もう大丈夫といいながら大丈夫じゃないたまちゃん、最高でした。そして習ってない漢字は使っちゃいけなかった小学生時代の話。栄依子は依の字が小6になっても習わなかったため栄い子。すごく座りが悪い。一之瀬花名は一のせとなって、なんかすごく落ち着かない。いやほんと、この決まり? なんか馬鹿馬鹿しいよねえ。しかし名前の話、人にはわからぬ苦労や悩み、そうしたもの、こうして伝えられると面白いものだなあって思ったんですね。

『サンタクロース・オフ!』、扉が! 扉絵がなんかエロいよ! ドキドキするんだけど!? さて、サンタさんの世界からのお手紙ですよ。折り紙がフワフワ飛んでくる、あれが雪日の目を突いたって、のっけからちょっと笑わされて、あの叩かれてスマヌと謝ってる折り紙がなんかよかったです。影に入る丘の花からの手紙。クールなあの子がこんな文面! いやもう意外で、手書きの顔文字などなど、やたらと可愛くて面白かったです。じゃあ普段からわりとふわふわな雪日は? ええ、こちらはやたらしっかりした文章書こうというんですね。この漫画は、はしばしが面白いですよ。睦月の記憶に現れる花が、その度にリアクションしてたりね、睦月が雪日の髪で遊んでたりね、こういうところに彼女らの性格? 気持ちの動き? なんだかもろもろが感じられるようで、悪くないなって思ったんですね。さて、サンタの力の欠片、意思疎通の欠片ってのもあるんですね。これがあるからサンタたちは言葉が通じる。けど雪日はちゃんと言葉を学んだから、欠片がなくとも話せるというんですね。けどちょっとカタコト。これ、意思疎通の欠片を取り戻したら、言葉が流暢になったりするんでしょうか? ちょっと楽しみですね。

『ひめかみ*ダイアリィ』、ゲストです。すごく華やかなカラーページ。女の子いっぱい、それぞれが個性的で、って、獣耳をはやしてる子もいますよ。この子ら、みんな神様だっていうんですね。花いかだ温泉に集う彼女ら、立派な土地神になるべく高天原からこの温泉地に修行にきたっていうんですね。ヒロインは木花咲耶姫の娘、此花さくや。守り役は此花さらさ、お母さんですね。他には千々姫かさね、さくやの友達ですね。いろいろ厳しい菅原梅衣は道真の娘なのかな? 眼鏡をかけると厳しいけれど、はずすと恥ずかしがり屋の本性があらわになる。学問の神で雷神だから、怒ると雷を落とすんだ。金山姫神の子、金山姫百合は人の心を誘惑する能力を持っていて、ファンクラブはできるし、さくやたちにも効果があるっていうんですね。そして獣耳の子。お稲荷さんなのか。稲荷山ちひろ。ちんまいけれど健啖家。その可愛さに見事にさくやが陥落です。こうした個性もいろいろありそうな娘らの修行生活。はたしてどうなるか。今回は導入、紹介といったところでありました。

『ランキンガール』、新連載であります。没落お嬢様の話。突然父の会社が倒産。これからの生活、どうしたらいいのか? そう思ったところに、差し延べる手もあったというのですね。美鈴おばさんが、自分の経営する学校に姉妹そろって入れてくれた。けど条件があるというんですね。1位をとること。それが妹ふくめて学校に受け入れる条件だっていうんですが、その1位というの、勉学というわけではなかったのか。校内の人気投票なのだそう。中間発表で3位につけた姉。けれどまだまだ足りない。なんとしても1位をとらないことには退学が待っているというんですね。しかし、この美鈴おばさん、なぜ1位をこうも求めるのか。そうした理由の見えない今だと、美鈴おばさんがただただ理不尽と感じてしまうなあ。父の会社の倒産も知らない妹みやびの将来をも背負った姉ありさの悲壮感。さすがに哀れと思わされて、この感情が今後よい方向に変わっていけばよいのだが。ええ、そんなこと思いまして、今後の展開、情報の開示に期待いたしますよ。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第6号(2014年6月号)

2014年5月8日木曜日

『まんがタイム』2014年6月号

『まんがタイム』2014年6月号、昨日の続きです。

『ゆとりノベライズ』、のっけから穏やかじゃない展開ですか! と思ったら、ペーパードライバー里美さんの車でドライブですよ。都を拉致、最近お前つれないぞ、そういう里美さんの様子、余裕がなくってですね、これは慣れない運転のせいなのか? いやいや、どうもそうではないみたいです。里美さんのライバルでありたいと願った都と、都を大切な友達と思っていた里美、そうした気持ちのすれ違い。同業者としてライバルであろうとするのはかまわない。けど、友達としての私も忘れないでくれ、そういった里美の心情。その言葉を受けて動く都の気持ち。本当、不器用なふたり。けど、いろいろゴツゴツあちこちにぶつかりながらも、ちゃんと気持ちを確かめあって、きちんと向き合おうとする、そんな様子はとてもいい。じんと胸に迫りましたよ。

『ノコひけ!工業娘。』、前回の実習話、その続きでありますよ。いやもう、植原桜が面白い。もちろん彼女は杉口先生目当てで模型グループにいきたい。だもんで希望に、R・Sを知りたい、そう書いたら、シリアルインターフェースのことと思われてパソコングループにまわされちゃうんですね。いやあ、使ったことないなあ、シリアルインターフェース。Web制作をするにあたって、桜、杉口先生をストーキング。途中経過の報告がさながらSPAM。ほんと、とばしてます。久しぶりの中村桐子、この人もいいですよ。って、実習はあかんのか。李小桃もなんかいいなあ。相川のおもちゃとか、板目京子のミステリーハウスとか、ほんと、変なところに力を投入する彼女らが実に面白いです。たくさんの生徒たち、それがうまく機能してる。いきいきしてる。実に魅力的でした。

『もいんの高校野球日誌』、もう面白いなあ。北山高エースがグラブをバンと叩き付けたら、向こうのベンチからもいんが怒ってやってくる。対戦高の監督さえも怖れている、そんなもいんの過剰さは、地元の子供らにも周知されていて、近所のあのお姉さん、いやもう、もいんのやばさ、素敵です。今回は、まったくもいんのからまない話、いつもはぱっとしない監督の活躍があったりなど、ちょっとしたバラエティ、面白かったです。

『はこいり良品』、じいちゃんの旅、見事に面白かったですよ。行き先と予定を教えること、ちゃんと毎日連絡すること。孫たちはそう要求するんですが、じいちゃんはそれが面白くない。もっとぷらっと、ひとり気ままな旅をしたい。そんな欲求を叶えるためにしでかしたこと、これが面白くて、ほんと、最後の最後に意外性。面白かったです。あの、2階の倉庫の鍵がなくなった、それが意味することとかね、注意深く読むべきでした。青空さんが見抜く、写真の嘘、それが意味するところも考えるべきだった。ええ、まさかのじいちゃんの行き先、それが意外で、なるほどこうしたことが面白いのだな、じいちゃんにとって。ええ、うまいことしてやられました。

  • 『まんがタイム』第34巻第6号(2014年6月号)

2014年5月7日水曜日

『まんがタイム』2014年6月号

『まんがタイム』2014年6月号、発売されました。表紙、テーマは釣りでありますね。『おとぼけ課長』が見事な鯛を釣り上げていて、『あいすべきものものどもへ』のヒロインはタコ? 釣ってる。『ノコひけ!工業娘。』相川は、大物に喜んでる? そして『まりあ17』まりあは、もう食う気満々です。さすが。

大家さんは思春期!』、待ってましたのカラオケ編。まさか麗子さんの職場!? そう思ったら、微妙にあってて、厳密には違いました。スナック貸切。営業は夜だから、昼の間貸してもらえるよう友達のアイちゃんにお願いしたんだそうです。すげえな、麗子さん。珍しい経験に喜ぶ子供たち。前田さんは完全にスタッフになってる。うん、それが一番いいと思う。面白かったですよ。らららラブビーム、皆が一斉に踊り出す、その様子にうろたえるチエ。踊ってるみんなが可愛くてですね、麗子さんもノリノリで、いやほんと、目にも楽しいその姿。麗子さんがハッスルするのもわかる気がします。しかし、ほんと、チエちゃんの可愛さ、それをメインに、最大まで活用してみました、そんな回だったと思います。

『秘書の仕事じゃありません』、秘書の仕事はありません、であります。仕事が休みになって、実家に帰るんですね。そうしたら、妹がいっぱい。三女加奈が可愛いなあ。この作者らしいといっていいものか、ちょっと勝気っぽい女の子もいて、以前会社にやってきた美里ですね、この妹たちの活躍する話、もっと多くてもいいような気もします。しかし、姉が優秀なせいなのか、妹たちがなかなかポンコツで、あのお茶をいれるところ、おおう、三人が三人とも不慣れでびっくり。片付けられない美里は姉に片付けさせるし、と思ったら加奈もその口っぽいな。いやほんと、でも、長女葉子は妹の世話、大変ながらもそんなに嫌いじゃなさそうですね。って、あの社長に鍛えられたんだろうなあ……。

『週末すろーらりー』、いいなあ、在宅勤務。デザインコンペ用のアイデア出しに、ピクニック気分で外に出る。可愛いなあ、百子。しかし、百子、まさか不登校? そんな感じに思われたっぽくて、怖い顔の兄さんに連れていかれちゃった。託児施設なんですね。行政から委託をうけて、そこで保育士をしてるのが怖い顔の兄さん。十夢くんらしい。草団子をいただいて、百子自身も子供たちに本を読んだり、昼寝してみたり、結構なエンジョイ具合。それで、ここでの経験がちゃんとアイデアのもとになってるっていうんですね。この十夢さん、卓球クラブでコーチもしてたんですね。ここで知る百子の真実。いやもう、これは面白くなりそうですよ。

『鉄仮面のイブキさん』、素晴しいな。伊吹さんが人形を導入ですよ。微妙に可愛さにかけるパペットなんですが、それでもオリジナル伊吹さんよりも表情豊かなのか。感情表現のサポートにといって、パペットを導入しようという伊吹さんの発想がキュートですよ。で、そのパペットがやたら獰猛で、噛む、毒舌、いやもう、いい味出しています。このパペット、演劇部部長哀原先輩の作。簡単に作れるというので3体依頼する相楽さん。なんでそんなにいるんだ。保存用とかなのか? しかし先輩、惚れた弱味ですよね。報酬求めなかった。さらに徹夜。ああ、疲れ切ると例の笑顔、作れなくなるんだ。そして等身大伊吹さん人形。ああ、本物! いやもう、こういういたずらっけ、最高です。伊吹さん、超可愛いです。

『頂点さっちゃんと底辺もっくん』、ゲストです。社内恋愛ものですね。って、社内恋愛禁止なのか。なんでだ? ともあれ、さっちゃんは上司、もっくんは部下。そんなふたりが付き合ってるんですね。もっくん、守谷はできの悪い男で、けど家事となったら実力発揮する。なるほど、家計簿と思ったら書類も完璧に仕上げちゃう。仕事に関しては苦手意識が先立ってる、そういうことなのか!? さっちゃんは係長、酒田っていうのか。彼女は仕事では守谷に厳しく接してるけど、なんのかんのと彼のこと大切にしてることがわかる。シフォンケーキとかね、そしてバラの花束。いや別にスーツで花束持っててもおかしくないよ! 大丈夫、問題ないよ! あの、納豆に負ける彼がナイスでした。五十嵐さん、社内恋愛禁止ですよ?

  • 『まんがタイム』第34巻第6号(2014年6月号)

2014年5月6日火曜日

PILOT 万年筆 カクノ

 カクノを買おうと思っています。PILOTの入門者向け万年筆でありますね。可愛い見た目、万年筆としてはかなりの安価で、子供や万年筆に興味のあるという入門者、あるいはカジュアルに使っていきたいという人向けの商品なんだと思うのですが、これを今欲しいと思っているその理由、ペン習字用のペンにしたいというのですね。

私が以前メインで使っていたペンはボーテックスでありました。購入に際しペン先を調整してもらったもので、フロー多め、Fなんだけど、FとMの中間くらいの線が引けるようになっています。これ、フロー多めなのでとても書きやすい。ストレスを感じるようなことは皆無で、そうしたところはとてもいいのですが、反面、線が少々単調になりやすいという嫌いがありまして、いや、これは自分の実力のなさが原因だったりするんだろうけどさあ、でもちょっとした悩みとなっていまして、その状況を打開すべくデスクペン ペンジで清書するようにしてみたんですが、これもどうもうまくないっぽい。こちらはEFのペン先がついていて、それはそれは細い線が引けるのですが、ちょっと力がない、そういう評価をもらいました。ああ、うまくはいかないものだな。

思いあまって、フォルカンを買っちまおうか、そう思ったこともあったのですが、今のところ踏み止まっていまして、やっぱり高いと手が出しづらいわけですよ。その点、カクノは理想的なんじゃないだろうか? 安い。気軽に買える。これのFを使えば調整ボーテックスよりも細くデスクペンよりも太い線が引けるだろう。それが抑揚のある線になるかどうかはわかんないですけどさ、とりあえず試してみるだけでもいいじゃないか。そう思って、よしカクノを買うぞ! そう決めたんですね。

決めたんですが、ついつい買うのを忘れてしまうのです。近所には売ってる店、ないと思われる。大阪梅田に出れば間違いなく買えると思うのだけど、梅田に出てもついつい買うのを忘れて帰ってきてしまう。そうしたことが続いて、ええい、次の機会にこそ買うぞ。そう思っているのですが、また忘れたりするのかなあ。もう、これを買うために梅田に出るくらいのつもりでいた方がいいのかも知れませんね。

2014年5月5日月曜日

歌うキーボード ポケット・ミク

 注文していたポケット・ミク、ようやく到着しましたよ。発売半月前くらいに書店に注文して、しかしこれが全然届かない。取次の在庫がなくなってるのかなあ、みたいに思ってただひたすら静かに待っていたんですが、いくらなんでも遅い、ちょっと取次をせっついてもらおうと書店で確認してもらったら、在庫あるそうで、1日に届きますよ、ええ、無事に入手することかないました。くそう、取次に忘れられてたのか。

認識が間違っていました。『テルミン』とか『シンセサイザークロニクル』みたいに、冊子と楽器、双方で楽しむ、そうしたものだと思っていたのですが、ポケット・ミクに関しては楽器がメイン、ついてくる冊子は読み物ではなく完全にマニュアルといった次第でありました。

ともあれ、これが私にとってのはじめてのミクであります。そそくさと電池を用意して、スタイラスで鍵盤をなぞってみれば、歌う、歌うぞ! ドレミファで歌ってくれるのが面白くて、正直プリセットよりも階名の方が自分にはよいなあ。まあ自分は移動ドなので、これだとin C限定になるんですけども、まあそんなのはささいな問題です。

プリセットの歌詞、これは本当にデモンストレーションって感じですね。歌詞だと『ちょうちょ』、『さくら』、『ほたるの光』。他にはいろは歌とか収録されていて、なるほどこんな感じに歌わせられるのか。ノートオン、ノートオフで歌詞が切り替わるのかな? スタイラスを持ち上げずスライドさせた場合は、音高だけが変化して歌詞はそのままです。

ポケット・ミク、その本領はUSBで接続してMIDI楽器として使うところにあるみたいですね。最初、初音ミクを歌わせられるだけだと思っていたんですが、それどころじゃない、2chから16chはGM音源として使えるらしい。さらにはリバーブやらコーラスやらまで搭載されてるそうで、わお、すげえな。128音色ってことは基本のあのセットってことだな。これ、今度試してみよう、そう思っているところです。そして歌詞のエディットも可能。ポケミクアプリというのがあって歌詞の変更ができるんですね。けど、もしMIDIで操作するならシステムエクスクルーシブを使うことになるんだろうな。でも、全歌詞をこれで制御するとなると骨だな。などなど、いろいろ思うところもありますが、けどともかくもこれをいろいろ触って動かして、どういうものか慣れていくのがよさそうですよ。

2014年5月4日日曜日

『まんがタウン』2014年6月号

『まんがタウン』2014年6月号、発売されました。表紙は『クレヨンしんちゃん』、映画のロボとーちゃんも一緒に出て、けどやっぱりメインはしんのすけでありますね。そして『フミちゃんの東大受験日誌』、ヒロインフミコのカットもございます。

『フミちゃんの東大受験日誌』、新連載であります。柳澤フミコ、街で出会った王子様、水谷奏馬に勝手に運命感じちゃって、彼の勘違いもあって、東京大学を目指すことになるっていうんですね。ソーマはフミコも受験生、東大志望だと思ってる。けどフミコは、生徒自らが認める超バカ校の生徒。しかもフミコはその学校でも成績悪い方だっていうんですね。けど、フミコ頑張る。夜を徹して勉強したりもする。けど、フミコ、酷いな! ちゃんと問題文の意味がわかる、そのレベルで感動してる。無理だろ、東大は無理だろう。そう思わせるのだけど、これ、こっから盛り返すの? あるいは、このままいっちゃう? いやもう、その向かう方向がわかりませんよ。

『押しかけ時姫』、この町にも時代祭みたいなのあるんですね。春祭り時代行列。昔の衣装を着て練り歩く。それで海斗は甲冑を着込むことになるんですね。おお、どこぞのたけしが喜びそうだ。甲冑と聞いてやたらやる気の姫が可愛い。そして本番、姫役の大内の娘にプライドを傷付けられながらも、ちゃんとサポートするとかね、いい子じゃん。海斗の株も上がったり、それから姫がちょっとホームシック。姫のそうした感情、これだけ明確に描かれたのははじめて? メランコリック時姫と、海斗が姫にとっての支えになってるこのわかる、そうしたエピソード、姫の様子、たいへんよかったです。

『居間には今外国人がいます。』、ミヒャエルがいなくなると、この家の家事、ここまで滞るのか。しかしいったいなぜ? 休養? 家出? いや、どちらでもなかった、というか、序盤に答出てるじゃん! ミヒャエルがいないとご飯を作ってくれる人がいない。というわけで、皆がそれぞれ自分の国の、文化の朝食を作ってみせるってんですね。わおー、マカロニチーズって聞いたことあるな。って、これ、乱暴な飯だな。別名チーズマカロニって、まんまじゃん! イギリスとかアメリカの料理なのか。今度うちでも作ってみよう。そしてマイケルの用意したお弁当、わーお、ピーナツバターサンドだ! これ、アメリカのカートゥーンで見たよ。ルーシーとかが持ってた覚えがある。けど、ほんと、簡単というか、これ料理のカテゴリーにいれていいのか? ってレベル。ちょっとひいてる同居人もまた面白かったです。そしてミヒャエル帰還、って、もともと同じ敷地内にいたんですけど、彼のアイデンティティが見事に家事になってる。ほんと、不思議な魅力ある人ですよ。

『涙の数だけ輝いて!』は、晴香メインのエピソードですよ。って、唯のドMネタがないのか! ショックだ! これって一種の放置!? けども晴香、いつもツンツンしてる彼女のいまだ語られていない側面。いつも持ち歩いている写真、あれはなんなのか、なんですね。それがわかったのは、IDL108との合同ライブ、その打ち上げでですよ。月島優香が晴香に見覚えあるという。晴香がIDL108の熱心なファンだったっていうんですね。そして写真の謎、なんとIDL時代の直子の写真。ああ、なるほど。この子、直子に憧れてアイドルを目指したんだ。直子には負けない、そういっていた言葉の向こうにある気持ちとはどうしたものだったのだろう。いろいろ思わせるものがある、晴香という人の奥行きが違って見える、そんなエピソードだったと思います。

  • 『まんがタウン』第15巻第6号(2014年6月号)

2014年5月3日土曜日

『まんがホーム』2014年6月号

『まんがホーム』2014年6月号、昨日の続きです。

『うちの秘書さま』は、坊ちゃんがなんとお見合いですってよ。七瀬のことが好きだから、お見合いなんてしたくない。そう思ってたのだけれど、どんな相手かは気になってしまう。うん、まあ、その気持ちはわかるよ。君はおかしくない! 面白かったのはメイド諸君ですよ。メイド長なのかな? 彼女が他のメイドをネチネチといじめる。なぜ!? 若奥様がきた時のこと考えて、いろいろシミュレーションしてるっていうんですね。いやもうめちゃくちゃ面白い、というか、メイド長が色っぽいよ! シミュレーションはさらに発展して、七瀬につめよるメイド長。いやもう、ドロ沼パターンだそうだけど、こういうのが好きなんだなあ、この人。昼ドラ風ってやつなのでしょう。しかし今回のはじめの様子見ていると、やっぱりまだまだ子供で、ええと、甘やかされた子供? 七瀬に気持ちが届かんどころか、恋愛の対象として見てもらうにはまだまだ時間がかかりそうです。

『はっち・ぽっち』はハチたち犬の目から見たエピソード。面白かったですよ。朝、なかなか起きないポチ子を起こすのに苦労してるハチ。遊んでもらいたがってる、そう見せて、本当はポチ子の目を覚まさせるための策なんですね。ハチの方がよっぽど大人なのであります。皿から落ちそうなパンを、あぶない、落ちちゃうと心配して見てたら、食べたがってると思われてね、あのちがうよ! っていってるハチの表情、もう最高。めちゃくちゃ可愛かったです。目覚め、朝食、そして忘れ物まで見守るハチ。よくできたワンコです。職場でのめーぷるとの会話も面白い。まだまだ子供のめーぷるも可愛い。ほんと、大変に面白い回、素晴しかったです。

『マチ姉さんの妄想アワー』、マチに兄がいるのか。それはいいとして、子供のころからポンコツだったマチ。小学校の理科で爆発おこすとか、いったいどうやって! さすがのマチ姉さんです。で、本編。元は犬です。いやもう、このインパクト! 最高だと思う。あのにこやかさが強烈だよなあ。ほんと、しびれる絵面でした。他にも、こぶとり爺さんのプライドとか、というか、あの涙目、めちゃくちゃ面白い。腐ってた瓜なんかも、もうね、最高。鉢かづきも実にいい。けど、鉢かづきの鉢って植木鉢だったか? 養老の滝の女心などなど、もうこの人、こういうこと思い付いて、それを絵にして漫画として面白く表現する、その手腕、実に見事。最高です。

『歌詠みもみじ』、いいじゃないですか。もみじがぼーっと上の空。恋!? お母さんそんなの許しませんよ! って、千恵はいったいどういうポジションを狙ってるんでしょう。それはさておき、もみじ、恋どころではなく風邪ひいた模様ですよ。保健室に担ぎ込まれて、けどこんな状態でも川柳は詠む、って、千恵か。千恵はほんともみじのことが好きなんだなあ。熱にうかされたもみじが、時世の句を詠みはじめたり、すらすら五七五が出てこなかったり、本調子でない様子が、おかしく、そして可愛かったです。今日は金曜、なので明日はゆっくり療養だねっていうんだけど、土日を風邪で潰したくないというもみじですよ。ああ、気持ちわかる。自分もそう思うくちであります。今回はほぼ保健室で話が進んで、あの千恵とまりなの会話に川柳を重ねる、いや、七七まであるから短歌なのか? あのもみじがよかったです。ちょっとずうずうしいくらいが可愛げあっていいですよね。

  • 『まんがホーム』第28巻第6号(2014年6月号)

2014年5月2日金曜日

『まんがホーム』2014年6月号

『まんがホーム』2014年6月号、発売されました。表紙は、春、花の季節? 色とりどり、いろんな花を輪っかにして頭にかぶる『らいか・デイズ』らいかが、まるでお姫様です。真っ白なワンピース。実に似合ってると思いますよ。花かんむりは『シネマちっくキネ子さん』キネ子さんもかぶっていて、なんだかちんまりとした絵、これはこれでマスコットみたいで面白いですよ。そして辻灯子の新作の告知カット、ヒロインのお姉さん、凛々しく登場であります。

『敗者復活戦!』、辻灯子の新作です。今どきめずらしい文学少女がヒロイン!? そう思ったら、違いました。エロじじいと仕事バカのダブル主人公? いや、この女性でしょうね。商店街で古書店を営む田邑月穂、クールな女性であります。そしてここで冒頭の文学少女。ではなくて、この子の友達ニーナが、新しいバイト先を求めて、このお店にやってくる。極度の静電気体質、これがもとで、電気製品を壊してしまうのか。最初、スタンガン強盗と間違われ、レジ見せてくれといってまた強盗と思われる。そんなニーナがおかしくて、で、ニーナ、月穂の古書店で働くと決めるんですね、勝手に。いやまあ、募集もしてないバイトに勝手に応募するわ、古いのなんの酷いこといっちゃうわ、こういうニーナ、辻灯子らしいいいキャラクターだと思います。で、ニーナって名字なのね。新名一水。なんて読むんだろう。かずみ? 可愛らしい子だと思います。

『警戒少女いちごちゃん』。理系クラスには女子が4人だけ。それだけに皆仲良くなりそうで、今日は一緒にお昼を食べてる、そうしたところを描きます。るいは東京からやってきた。幼稚園から一緒だった友達がほとんどという中、るいはちょっと珍しくて気になる子だったりするんでしょうね。で、いちごですよ。彼女のぬいぐるみ、カエルのオマールはドバイ出身らしい。オイルマネー、大富豪。島を買ったりしてたんだ! いや、まあ、いちごの想像なんですけどね、面白いこと考えるお嬢さんですよ。他の話題はるいの健啖、そしていちご、うんと返事する。おお、慣れた人には大丈夫なのか。けどまだるいに対しては照れが先行するようで見事に赤面。可愛いお嬢さんです。

『ようこそ!オーロラ百貨店』、デパートの受付嬢はロボットです。けどなんだかいろいろ問題があるようで、口が悪い。客が失礼を働くと電撃を見舞う。いやもう個性的な面々、既存のキャラクターに負けず劣らずのへんてこぶりです。しかし、こういうキャラクター描かせると面白い。いやみだったりということがないんですよね。変なやつ、なんともいえんキャラクター、けれど憎めない。そういうよさが受付ロボ、オーロラ姫にもあって、ほんとうまく溶け込んで、これからも活躍していきそう、そんな予感がさせられますよ。しかし、脚フェチの倉沢、すでに電撃くらってるとか、社長は2倍とか、ええ、このデパートは従業員が問題ありすぎです。ああ、そうそう、静ちゃんの好み、あー! いいじゃん、いいじゃん! って、そうじゃないの!? 残念です!

『200年の夜と孤独 — おひとりさま吸血鬼』、月夜野さん、神様になるの巻であります。といっても、本当に神様になるわけじゃないんですけどね。深夜、血を求めてさまよっていたところ、見付けたのが影の薄い青年。血を吸うのもはばかられる、そうした元気のなさを見兼ねて、コウモリ姿でコンタクト。軟弱者とののしって、さらには厳しい言葉ではげますんですね。落ち着け、親に打ち明けて、ちゃんとご飯を食べなさい。いやもう、月夜野さん、いい人だなあ。人じゃないけど。しかし、そうしてはげました彼がいう、この町にまた戻ってくる、誓いの言葉に、その日が貴様の命日だと内心答えるとかね、見事な人でなしでした。

  • 『まんがホーム』第28巻第6号(2014年6月号)

2014年5月1日木曜日

艦これピクトリアルモデリングガイド — 『艦これ』提督のための艦船模型ガイドブック

 『艦これ』、春イベントまっかりですね。皆さん、プレイなさってますか? 私は、一旦前線をしりぞいて、資源回復期に入っています。まあ、運がよければクリアできるだろう。そんな感じ。さてさて、また『艦これ』関連の本を買いました。『艦これピクトリアルモデリングガイド — 『艦これ』提督のための艦船模型ガイドブック』。長い! いつぞやの『ネイビーヤード』に引き続き、またもや模型本。作りもしないのに模型本。いえね、眺めているだけでも楽しいものですよ。模型についての知識、そして対象に対する知識がついて、その知るということが面白い。ほんとは作るのが一番面白いんだろうとも思うんですけどね。

さて、この本ですよ。表紙には間宮さんと衣笠さん。給糧艦間宮。これ、艦船模型の愛好者には、それこそ度肝を抜く一大事だったんだそうですよ。戦闘艦じゃありません。すなわち戦いの主役ではない、それこそ戦を影で支える縁の下の力持ちみたいな船なんですが、これがなんとキットが出る。『艦これ』のヒットあってこそ可能となったとのことで、かなりの驚きをもって迎えられたことは、艦船模型に明るくない自分にもうかがえたほどでありました。よほどのことであった、そんな感慨が伝わったんですね。

この本にも給糧艦間宮の作例が載っていますが、これはフルスクラッチなんですね。初出はこの本ではないのですが、まさかキットになるなんて思わずフルスクラッチで作ったら、間宮、アオシマから出るってよ! ほんとこんなことってあるんだ、みたいな感慨が記事にあらわれていて、どんなかたちであってもいい、ブームとなること、耳目が集まること、それはたとえそのブームにのれない人であっても恩恵にあずかれたりするものなんだよ。そうした実例にも思われて、ええ、よかったじゃん。艦船模型ファンにとっても実りが得られた、ほんと、このヒット、このブームは皆にとってよかったんじゃないの? そう思えたのですね。

さてさて、ピクトリアルモデリングガイド、目次には素組みの戦艦がずらっと並んでいるんですが、これがまたなんかパッとしなくてですね、色も塗られていない、ディテールアップもされてない、そんな状態だとこんな感じなのかあ。けど、目次を過ぎて本編に入ると、もうそれが全然違ってくる。追加パーツを用いたディテールアップ、高く張り渡された張り線、旗、乗員、そして塗装、もちろん技術あってのことだと思います。いや、ほんと、めちゃくちゃかっこいいんですね。

80ページになるたけ多くの艦船模型作例と解説を盛り込もうとした、そうした姿勢がうかがえます。見開きに同型艦を紹介して、その特徴や見分け方、また艦にまつわるエピソードなど、ポイント絞って説明する。そして模型の解説ですね。どういうキットが出ているか、それぞれどういう個性があるか。同じ艦でも時期によって違いがあるので、その解説があったりもします。ほんと、紙面狭しと情報詰め込んで、眺めてるだけで楽しい。けどちょっと物足りなくもあるんですけどね。これはきっと作ってる側もそうなんだと思う。書こうと思ったらもっと書ける、語れること、話したいことはいくらでもあるんだけど、泣く泣くここまで切り詰めました。正直、正規空母に関してなら『ネイビーヤード』Vol. 24の方が充実してた。でも、こればっかりはしかたがない。紙数には限界があるんだもの。紹介したい艦船はいくらでもあるんだもの。ほんと、この本が2倍くらいぶ厚かったらなあ! まあ、値段も倍くらいになってしまうんでしょうけど、そう思ってしまうくらいに面白い。もっと読みたい、もっと見たい、そう思わせる本であったんですね。

さてさて、春のイベントで工作艦明石が実装されました。ということは、これから模型界隈で明石も取り上げられたりする? ええ、これからも面白そうでありますよ。